私がいうのもおこがましいですが、八重山は独特の食文化が根付いています。沖縄そば(沖縄そばに豚のあばら肉が載ったソーキそばといったほうが知られているのかな)とも一味違う八重山そば。そば屋には必ずコーレーグースという独自の調味料があります。コーレーグースは内地の感覚でいう、ラーメンに胡椒、うどん・日本そばに唐辛子のような感覚で八重山そばにかけて食べます。八重山の食堂には食卓に必ず置いてある調味料です。
コーレーグースは泡盛に島唐辛子と呼ばれる沖縄の小ぶりの唐辛子を漬けて作ります。八重山の知人に聞いたところ、漬け込む泡盛は低級の泡盛が多いそうな。。。それでは最強の泡盛白百合でコーレーグースを作ったらどんな味かと思いました。白百合は尖がっている味だから島唐辛子を受け入れないかもしれないし、そばとも合わないかも?それはそのときです。どんな味がするか楽しみと思いつづけていました。
そんな思いを抱いて数ヶ月、ずっと白百合コーレーグースを作りたかったのですが、島唐辛子の収穫シーズンは6月下旬くらいから。海外出張等もあり落ち着かない日々が続いていましたが、ようやく落ち着いた本日、スーパーで島唐辛子を入手して作ってみました。もちろん島唐辛子も石垣島産の物を使います。198円のパック2つ分を用意。
ヘタを取って白百合に漬ける準備をします。一個、ヘタを取るのに失敗し、半分で切れてしまったので断面を少し舐めてみますが、5分くらい汗が止まりませんでした。
ヘタを綺麗に取っていよいよ白百合に漬けます。
漬ける白百合は2合瓶を用意しました。360mlです。
唐辛子を入れる分、かさが上がるので予め2合瓶の白百合を少し飲んでおきます。
が、ついつい飲みすぎて、唐辛子を全部入れても上に白百合に浸かっていない唐辛子がいる空間ができてしまいました。
う~ん、調子に乗って唐辛子の空間分の白百合を飲みすぎてしまったか。白百合を飲みすぎで出来てしまった空間に詰めるのは、、、
やはり白百合です。
やるからには徹底します。二合瓶の兄のようなサイズの三合瓶を出してきました。
白百合に白百合を足して完成!
なかなか強烈な面構えでしょう?
ラベルの裏はこのとおり。
3週間くらい漬けると、コーレグースとして使えるようなので使うのが楽しみです。
初味わいはどの食堂のそばにしようかな。
王道の来夏世(くなつゆ)か、島の良い雰囲気を残す知花食堂か、個人的に最も好印象な八重山そばを出す幸か。そばの味はみんな高レベルです。贅沢な迷いで、楽しみです(^o^)