日本各地のアザラシやアシカなどを飼育している水族館・動物園を訪問した記録です。
生体の海獣飼育をしている水族館や動物園だけではなく、海獣関係の展示を行っている博物館などの訪問した記録も載せていきます。
※訪問時から時間が経っている場合、現在の飼育や展示内容と異なる場合があります。ご了承くださいませ。
北海道
オホーツクとっかりセンター(紋別市)
オホーツクとっかりセンターはアザラシだけを飼育している全国唯一のアザラシ専門施設です。飼育頭数・飼育種数も多く、繁殖もしていますし、アザラシの保護活動も行っています。その施設の特性から、”聖地”と呼ばれるにふさわしい施設です。
この施設がオホーツク海側の中心だけど人口2万人ほどの街にあるのが素敵です。またこちらの施設の飼育アザラシは穏やかで個性的なアザラシが多く、顔にもそれがにじみ出ているように思います。
個人的には最も訪問回数が多いアザラシ飼育施設です。大きい施設ではありませんが飽きることはありません。
おたる水族館
日本海側の小樽市にある海獣飼育が日本有数の規模の水族館。とっかりセンターが”聖地”なら、こちらは”海獣王国”。アザラシは日本近海に住む5種すべてを飼育展示していたこともありますし、ゴマフ・ゼニガタアザラシの飼育頭数はぶっちぎりで日本一。2004年には世界で初めて飼育下環境でワモンアザラシの繁殖にも成功しています。アザラシ以外にもトド・オタリア・セイウチ・イルカなど海獣だらけなのです。また↓の記録でも紹介していますが、水族館の裏に野生のアザラシが来ることもあります。
ゴマフアザラシとゼニガタアザラシにはお客さんが餌をあげることができます。海獣王国・おたる水族館は、このエサをめぐって激しい奪い合い・抗争が連日繰り広げられている修羅の国でもあるのです。
稚内市立ノシャップ寒流水族館
稚内市にある日本最北の水族館。ここもなかなかのアザラシ飼育数を誇ります。屋外プールなので見やすいのも素敵です。野生アザラシの生息地も周辺に多いです。
登別マリンパークニクス
道央の太平洋側の登別市にある私営水族館。お城を模した「ニクス城」と呼ばれる本館が印象的。
市立室蘭水族館
太平洋側の室蘭市にある北海道最古の水族館。本当に古い施設の水族館なのですが、最近ではむしろそれを売りにして、打って出る節もありますが、私はそのような動きは嫌いではないです。
サンピアザ水族館(札幌市)
札幌市の新さっぽろ駅とほぼ直結している都市型水族館。札幌駅⇔新千歳空港駅の間にあるので、北海道観光でちょっと余った時間などにも寄ることができます。
ひろお水族館(閉館しました)
十勝地方で太平洋に面した広尾町にあった水族館です。残念ながら2005年11月に閉館しました。ゼニガタアザラシの生息地・襟裳岬からも比較的近く、アザラシ保護活動も行っていた施設でした。北海道のアザラシ飼育施設のうちアザラシ好きなら訪れたい施設ベスト3のうちの1つでした(あと2つはとっかりセンターとおたる水族館)。
札幌市円山動物園
札幌市西部の円山にある札幌市営の動物園です。大規模な動物園で札幌市民の憩いの場になっています。
旭川市旭山動物園
動物園界のレジェンドの旭山動物園。円柱の中をアザラシが泳ぐ仕掛けなどがあるプールはあまりにも有名です。アザラシはゴマフアザラシのみで飼育頭数も多い施設ではありませんが、展示の仕方で本当に面白く見せることができるのだなと思いますし、実際旭山動物園の成功を見て全国各地でいろいろな展示が試みられるようになりました。
釧路市動物園
道東の中心都市・釧路市の近郊にある市営動物園です。周辺には釧路湿原などがあって野生動物が宝庫です。
おびひろ動物園
十勝地方の中心都市、帯広市にある市営動物園です。ゴマフアザラシのみだったです。
ノースサファリサッポロ
札幌市の近郊にある施設で、ふれあい活動を重視した施設。新しい私営の施設なので↑の施設とはずいぶん雰囲気が違います。
斜里町立知床博物館
知床半島の付け根、斜里町にある博物館。生体の海獣は飼育していませんが、はく製をはじめ、アザラシの毛皮や土器など文化的側面からも海獣関係の展示も多く、一見の価値がある博物館です。
秋田県
男鹿水族館GAO
秋田県男鹿市の秋田県立男鹿水族館(通称”男鹿水族館GAO”)。アザラシはゴマフのみですが、ここのアザラシプールは一見の価値ありです。
あと県魚のハタハタの展示が熱いのが良かったです。アザラシだけではなくぜひそちらも。
宮城県
マリンピア松島(閉館しました)
宮城県の日本三景・松島にあった水族館です。東日本大震災では大きな被害を受けました。老朽化も著しく、2015年に閉館し、飼育動物などは宮城県仙台市に2015年に開館した仙台うみの杜水族館に引き継がれました。
山形県
鶴岡市立加茂水族館
クラゲの飼育で有名な水族館ですが、アザラシの飼育の質も高く、子供も生まれています。私が行ったのはリニューアルする前なので、今の施設はもっときれいになったはず。
福島県
アクアマリンふくしま
福島県いわき市にある水族館。アザラシもいるのですが、豪快なトドの展示が面白かったです。
千葉県
鴨川シーワールド
東京・関東地方で海獣を見たいと思ったら、鴨川シーワールドに行くのが確実。全国的に見てトップクラスの海獣展示。海獣の中でも有名なのはシャチとシロイルカ(ベルーガ)でしょうか。アザラシはゴマフアザラシとゼニガタアザラシの2種を飼育しています。
東京都
恩賜上野動物園
日本で一番入場者数が多い動物園である上野動物園にもアザラシはいます。ゼニガタアザラシがカリフォルニアアシカと一緒に飼育されています。
しながわ水族館
アザラシを見る!という目的ならおすすめの施設です。2006年にアザラシ専用施設「アザラシ館」を作ったので。このプールも一見の価値ありです。
神奈川県
よこはま動物園ズーラシア
広大な動物園であるズーラシアにも海獣はいます。ミナミアフリカオットセイ。結構レア?アザラシはいません。
京急油壷マリンパーク(閉館しました)
名前の通り京急グループが三浦半島で運営していた水族館。2021年9月30日に閉館しました。
新江ノ島水族館
江の島の海沿いにある水族館。ゴマフアザラシを飼育しています。
箱根園水族館
箱根・芦ノ湖畔にある日本で最も標高が高い場所に位置する海水を使用する水族館。ゴマフアザラシとバイカルアザラシを飼育しています。
新潟県
マリンピア日本海
日本海側・新潟市にある水族館。ゴマフアザラシ、トド、カリフォルニアアシカを展示しています。
静岡県
伊豆・三津シーパラダイス
伊豆半島の駿河湾側にある老舗の水族館。海獣飼育はかなりの規模。天然の海を区切ったプールでゴマフアザラシ・カリフォルニアアシカ・キタオットセイを飼育しています。このプールがとても面白い。その他海獣ではトドやセイウチも飼育。イルカもいます。
三重県
鳥羽水族館
日本で最も飼育種数が多い水族館。海獣ではアザラシ・アシカ・セイウチ、レアなところではジュゴンやスナメリも。大きな施設で全部見るのも大変。ダイオウグソクムシの展示も有名ですね。
大阪府
海遊館
近畿圏の方にはなじみと思われる大型水族館。ジンベエザメの展示が有名ですね。鰭脚類ではゴマフアザラシとカリフォルニアアシカがいます。
香川県
高松市近郊にある老舗水族館。ゼニガタアザラシが頑張っています。
新屋島水族館
福岡県
マリンワールド海の中道
福岡近郊にある水族館です。かいじゅうアイランドのプールは面白いです。イルカやクジラ類も飼育されており、私が行った時にはクジラのショーがあって、印象に残っています。
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