アザラシ捜索&観察の必須アイテム!双眼鏡の選び方

野生のアザラシを探すのに何より必要なアイテムが双眼鏡です。双眼鏡が無いことには遠くの海獣や鳥を見つけることは出来ません。肉眼で見える近距離に野生動物が来るのは相当限られた条件ですし、遠くにいる見慣野生動物を肉眼で探すのは困難。せっかく野生動物を見ようと思うなら、良質な双眼鏡を持っていくと旅が200倍くらい面白くなると思います。

また水族館で飼育アザラシを眺める時にも双眼鏡を使うと大迫力で見ることができます。飼育アザラシを見る時にもおすすめのアイテム。

双眼鏡はいろいろなメーカーからたくさんの機種が出ていますが、野生動物を探した経験が少なく、双眼鏡をお持ちではない方が、海獣観察のための双眼鏡を購入するとなると、なかなか勝手がわからないと思います。結論から言うと、低倍率(5~10倍程度)の名の知れたメーカーの商品を実際に覗いてみて、自分の好みと財布の具合で決めれば外さないと思います。が、手を出してはいけない双眼鏡というのが存在するのまた事実ですし、なかなか双眼鏡を実際に覗いて探すのも億劫、そこそこでいいからお前のお奨めを教えて欲しい、という方もいらっしゃると思います。以下では野生アザラシを見に行くので双眼鏡を初めて買おうかなという方に向けて失敗しない双眼鏡の選び方のコツやおすすめ双眼鏡を書いております。

絶対に買ってはいけない双眼鏡

・通販サイトやホームセンターで3000円以下とかで売っている怪しいメーカーの激安双眼鏡。性能もひどいもんです。以下に紹介するような一流メーカーの真っ当な双眼鏡が三千円台程度から手に入るので、その低性能と価格を考えると、ぼったくりともいえるカス双眼鏡ですので、絶対に買ってはいけません。

高倍率ズーム式双眼鏡。通販にありがちなのですが「ズーム式20~100倍!」などと宣伝される双眼鏡です。簡単に言ってしまうとズーム式は視野が狭く暗いので、使いづらいのです。加えて手持ちで双眼鏡を使う場合は高倍率になるほど手ブレがひどくなります。岩の上の野生アザラシを手持ちで探す場合、高倍率の双眼鏡は使いにくくて仕方ありません。私は15倍の双眼鏡でも手持ちだと辛いです。ですのでズームで100倍!といったような倍率の双眼鏡はまったくもって使えません。逆に言えばまともなメーカーは手持ち前提の高倍率ズーム式双眼鏡は使えないことを知っているので、そんなう〇こ製品は出していません。

アザラシ観察に向かない双眼鏡

高倍率(15倍以上)双眼鏡。倍率が高いほど高性能で、高倍率の双眼鏡は低倍率の双眼鏡よりスゴそうに思えますが、決してそんなことはありません。特にアザラシのような動物を離れた場所から観察する場合、高倍率の双眼鏡は視野が狭く、手振れも大きいので使いにくいものなのです。

とりわけ双眼鏡を手持ちで振り回しアザラシを発見するというようなアザラシの初期捜索には行為倍率双眼鏡は向きません。馴れた方が高倍率双眼鏡と三脚を持って初心者の方に大きな海獣の姿を見せてあげる、、、といった用途なら、使い道はあるかもしれません。

私はフィールドに出かける際には高倍率の双眼鏡を持っていくことはありません。

購入機種の判断を行うポイント

大きさ

簡単にいうと双眼鏡は対物レンズ(目を当てないほうのレンズ)が大きいほど視野が明るくなります。ですが、レンズが大きいほど双眼鏡も大きく なり、場所はとるし、重くなるしで、携帯性は悪くなります。野生海獣を観察する際は、長時間にわたり手に持って覗いたり、あるいは移動で激坂を登ったり、藪に分け入ったり、離島行きフェリーに乗り遅れないように走ったり、漁船で波をかぶったりするわけですから、携帯性というのはかなりのアドバンテージです。これは各個人の体力と好みなので実際に手にとって選んでいただくしかないのですが、迷うなら軽い双眼鏡をおすすめします。

値段

経済力に応じて、双眼鏡に投資できる金額が違うと思います。双眼鏡は基本的に値段と性能が比例する世界です。海に落としそうになったりフェリーの待合室に置き忘れたりという自分の性格と潮風に晒されたり雪をかぶったりというアザラシ観察の過酷な状況を考えると、なかなか高級機に手を出せません。

低~中倍率ズーム式双眼鏡

上で触れた高倍率ズーム式双眼鏡の購入は論外として、真っ当なメーカーも8~16倍程度のズーム式双眼鏡を発売しています。これをどう評価するか、、。管理人は個人的にはおすすめしません。やはりズーム機能の無い同程度の倍率・大きさの双眼鏡に比べれば、視野は狭く暗いですし、値段も若干高い。その割りには同倍率のズーム無しの双眼鏡に比べて「よく見える」わけでも無いという印象です。ただし実際に覗いてみて、ズーム無しの双眼鏡と比較し、納得の上で買われるなら、そこはもう個人の好みの世界かな、と思います。

管理人おすすめの双眼鏡

長々と書いてきましたが「結局お前のおすすめ双眼鏡は何よ?」と言われるとですね、この項の冒頭にも書いたとおり、一流メーカーのズーム無しの5倍 ~10倍程度の機種であれば、あとは覗いて比較して個人の好み、というのが結論です。双眼鏡を触ったことがない方でも、双眼鏡売り場で実際に手に取り、覗いて店内を見回すだけでも、それぞれのメーカーや機種で色の具合や視野の広さ、明るさなどが違うのがお分かりいただけると思います。で、その中から好みのものを選べば大丈夫です。

なおここで”一流メーカー”というと日本人に馴染み深い国内メーカーでは「ニコン」「ペンタックス(リコー)」「ビクセン」「オリンパス」「フジノン」「キヤノン」あたりですかね。某健康社製の双眼鏡はあまりおすすめしません(ここはメジャーメーカーなのに手持ち小型サイズで50倍までズームできるような粗悪双眼鏡を作っているので。比較的値段が安めの双眼鏡を出しているので釣られる方もいると思いますが、、、。)。キヤノンも現在は手ブレ補正搭載の値段の高い双眼鏡しかないので初心者向けではないかも。(キヤノン製品は双眼鏡としての性能は良いのでお金に余裕があるならぜひ。)。

アザラシを見に行く場合、最初から何万円もするような高価な双眼鏡を購入する必要は全くありません。現に私も2005年くらいから野生のアザラシや鳥を追いかけ始め、初めて自腹で双眼鏡を購入しましたが、2010年くらいまで私が使っていた双眼鏡は5000円くらいのもので、現在メインで使っている双眼鏡も10000円程度のものです。

出来ればお店で実際に手にとって、覗き込んで、気に入ったものを買っていただければ間違いないのですが、なかなか双眼鏡を並べて比較するのも大変な方もいらっしゃると思いますので、参考まで10000円前後までで入手可能なおすすめの双眼鏡を以下に書いておきます。

PENTAX 双眼鏡 タンクローR

一番最初に紹介するのは、PENTAXが作る入門双眼鏡の定番中の定番の機種のタンクロー。8倍のモデルと10倍のモデルがありますが、おすすめは8倍。倍率が高いほうがなんとなく良いと感じるかもですが、鳥や動物を見るのは8倍くらいが使いやすいと思います。 私がお金を持っていない大学時代に最初に買った双眼鏡がタンクローシリーズで、随分お世話になりました(現在は発売されていない上のリンク先の商品の一段階上のモデルでしたが。。。)。野生アザラシや鳥の観察にはこのタンクローでリサーチし、姿を確認した後に写真を撮影し、ここのサイトへの掲載していました。その長年の相棒は礼文島の海岸のアザラシ捜索時に紛失してしまった苦い記憶があります。今は違う双眼鏡を使っていますが、そんな思い出があるので、今でもタンクローが時々欲しくなります。

本機はamazonでは3000円台の値段で売られていますが、値段に比べてその性能は非常に高い。amazonの双眼鏡カテゴリの人気No,1ですし、口コミの評価の高さからも優秀さが伝わるのではないでしょうか。安心して購入を進められるものです。この双眼鏡は”双眼鏡なんか購入しても、今後使うかなぁ、、”と思っている人にこそ体験して欲しい物です。鳥やアザラシなどの野生動物を見なくてもコンサート鑑賞や野球、サッカー観戦にも使えますし、これで月や星を見るのも楽しいです。一家に一台あっても損では無いと思います。この値段ですしね。

PENTAX 双眼鏡 タンクローWP

上記タンクローシリーズの完全防水タイプ。1m防水で、丸洗い可能。見え味も文句無いですが、上記タンクローの約2倍の価格。悩ましいですが、フィールドの使用に辺り、水に濡れてもいいというのは精神的には非常に具合が良い。アザラシのいる海沿いでの使用にも強いことでしょう。このあたりのさじ加減は購入される方の意思次第でして、見え方でこちらを購入して後悔することは無いでしょう。

PENTAX 双眼鏡 PAPILIO II 6.5×21

「それじゃー、お前自身はどんな双眼鏡を使っているんだよ」という話ですが、私が現在使っているのはこのPENTAXのPAPILIOの6.5倍です。特に高級な双眼鏡ではなく、入門機クラスのもの。

タンクローと同じPENTAX製のPapilio。入門的な双眼鏡の倍率は一般的には8倍のものが多いですが、本機の倍率はそれより低い6.5倍。視野は明るく、十分見やすいですし、私自身が使っていますので、性能面は実感を持っておすすめできるのですが、タンクローRより若干大きいのと倍率が6.5倍という変わった倍率なのと値段もタンクローRの2倍はするということで、初めて双眼鏡なら、前述のタンクローRのほうをすすめるかな・・・。

ただ実際に使っている身としては、倍率の6.5倍はあまり8倍との差を実感していないですし、6.5倍でアザラシ捜索には十分です。またこのPAPILIOは、至近距離(50cm!)のものにもピントが合うという面白い特徴を持っています。昆虫や植物といった細かめの生物を観察もなかなか楽しいですし、妻は美術館にこの双眼鏡を持っていって絵の画家の筆のタッチをこの双眼鏡で観察して面白かった、と言っていました。

↓これが私が使っているペンタックス(リコー)のPapilio。上で紹介したのは新型モデルになり、私のものは旧型になりましたが、まだがんばっています。

愛用しているPapilio6.5×21。だいぶ擦り傷が入って、薄汚れてきており、年季が入ってきました。本体の文字印刷もかすれてきています。使い込んでいる勲章と思うことにしています。

 

 

Nikon 双眼鏡 スポーツスター

非常に小型ながら、視野が広くて明るいのが特徴のニコンが作る双眼鏡。小型で軽いので女性向け。私の妻が使う双眼鏡がこれ。私も借りてみましたが申し分ない性能でよく見えます。ただしタンクローよりは値段が高いのでそこをどう考えるかでしょうか。

私自身は本機のようなシュッとしたフォルムのダハ型より、タンクローRやPapilioのようなのようなずんぐりむっくりしたポロ型の双眼鏡が好きですが、これも好みの問題かな。見え味もペンタックスの方が私は好みですが、ニコン派の人もいるだろうし、製品としてはこちらも素晴らしいものだと思います。

SWAROVSKI 双眼鏡 ELシリーズ 8.5倍

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最後はお遊び。双眼鏡の世界はお金を出せば出すほど、性能が比例して、快適さ、視界のきれいさが上がる世界なのですが(たまにそうでも無いやつもありますが)、その最高クラスの物がこれ。しかし私はこんな価格の物を首からぶら下げる勇気は無く、使い倒せる価格帯の入門機のほうが気軽です(^^;

お金持ちの方はこういうのに行ってください。本機種、私は試し覗きしかしたことが無いですが、その試し覗きでも入門機と違うことが分かるくらい性能はずば抜けていました。

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