北海道は野生のアザラシがたくさん生息する地。北海道各地に野生のアザラシを見られる場所があります。
ここでは北海道の野生のアザラシの生息地を紹介しつつ、実際のフィールドで私自身がアザラシを見た記録を整理・紹介します。
(アザラシの海獣類(トド・アシカ・クジラ・イルカ・シャチなど)の観察記録は↓こちら↓です。
野生のゴマフアザラシ
抜海港
ゴマフアザラシの越冬地として有名な北海道最北の稚内市にある港です。冬ならほぼ確実に野生アザラシを見られる場所でしたが、港内の環境が変わって、アザラシを目撃できる頻度や目撃できる個体数は減少気味かもしれません。(漁業との軋轢も強い場所なので、アザラシの目撃数や頻度が下がることは減少することは歓迎するべきかもしれません。)
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宗谷岬
稚内市街から日本最北端の宗谷岬にかけての海岸沿いも野生アザラシのポイントです。宗谷岬付近は岩場も多く、ゴマフアザラシの気配が濃厚です。宗谷岬観光のついでにチェックしましょう。こちらは比較的アザラシまでの距離が遠いので、双眼鏡は必須です。
紋別市
オホーツクとっかりセンターがあるアザラシの聖地・紋別市ですが、冬の流氷の頃から春先にかけては野生のアザラシも豊富な土地。運が良ければ紋別港の中で野生アザラシが見られます。またオホーツク沿岸では野生アザラシの保護も発生します。
能取岬
北海道の北東の拠点都市・網走市郊外にあるオホーツク海に突き出した岬です。能取岬下にはアザラシが泳いでいることがありますが、かなり遠め。双眼鏡は必須。
網走湖
網走郊外にある湖。網走湖が結氷すると、ゴマフアザラシが網走川河口から網走湖までさかのぼってくることもあります。
アクセスしやすいポイントなので「網走の流氷観光のついでに」という意味でおすすめです。
羅臼町(知床半島)
世界自然遺産の知床半島もアザラシの国。冬の終わりの頃、流氷上でアザラシが出産します。運がよければ白い毛皮に覆われたゴマフ・クラカケアザラシの赤子を見ることができるかも。
野付半島
北海道東部・別海町にある野付湾・野付半島にはゴマフアザラシがよくみられます。ここは夏季でもアザラシが見られる珍しいポイント。
野生のアザラシを見るには町営の観光船に乗る(陸からは距離が遠くてアザラシは見えません)のですが、観光船は夏季のみの営業でなので留意ください。干潮時の訪問がおすすめ。
風蓮湖
野付半島の南・別海町と根室市の境にある汽水湖が風蓮湖です。私のアザラシ遭遇率はかなり低い。見られたとしてもかなり遠い。双眼鏡は必須。
留萌市
日本海沿岸の留萌市。周辺海域にもアザラシはいます。
小樽市
おたる水族館の裏手の岩場で野生のアザラシを見かけることも。おたる水族館訪問の際はぜひ探してみてください。水族館の職員さんにいろいろ聞いてみるのも面白いと思います。
積丹岬
北海道西部・アザラシの目撃情報が多い積丹半島に位置する岬です。ほかの生息地に比して、交通の要綱である新千歳空港や北海道の中心である札幌市から比較的アクセスしやすい場所です。
神威岬
上述の積丹岬の近くの神威岬。風光明媚な岩場のこの岬でもアザラシを見ることがあります。ここもアザラシまでの距離は遠いので、双眼鏡は必須です。
ただ、、、私とはあまり相性が良くなく、何回か訪問してようやくアザラシの姿を写真に収めました。
礼文島
北海道の最北の島の礼文島です。ゴマフアザラシの目撃が多い島。
利尻島
利尻富士で有名な利尻島ですが、アザラシの気配があります。が、アザラシ目的なら礼文島のほうがおすすめです。
天売島
北海道西部日本海側に浮かぶ有人島です。ゴマフアザラシの越冬地ですが近年は定住している個体もいる模様。下の焼尻島もセットで。
焼尻島
上の天売島と数キロメートルの距離にある隣の島。天売島と同じくゴマフの越冬地です。
野生のゼニガタアザラシ
襟裳岬
北海道の真ん中あたりの南に向かって突き出している部分の南端が襟裳岬。襟裳岬にはゼニガタアザラシが定住しているので一年中アザラシが見られます。私が空振ったときは濃霧や大しけで見えませんでした。陸からアザラシまで遠いので双眼鏡必須。
大黒島
北海道東部・厚岸町の無人島で、ゼニガタアザラシが定住している島です。
98%のアザラシ遭遇率を誇るウォッチングツアーが夏季に開催されますが、海況が悪いとツアーが中止になります。小さな船で行くのでとても中止になりやすいのが玉に瑕。私はの打率は3回申し込んだことがありますが、船が無事に出たのは1回のみ。。
大津港
十勝川河口の大津町にある港です。
ゼニガタアザラシが出没する港として報道され、知名度が上がりました。ただし定住しているのは一個体だけのようなのでこの個体が寿命を迎えたら見られなくなる気がします。
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