2012夏送り。写真は8月に私の田舎で撮ったもんです。自分が一番楽しめる写真なんだろうなぁ、と思いつつ。
ひっきりなしに蜂が訪れる夏の畑のひまわり。写真の蜂はクマバチかな。
我が家の畑の脇から流れ出ている清水に足を浸せば冷たい。子どものころも冷たかったけど大人になっても変わらない冷たさがうれしいもんです。
畑の灌漑にも使われる湧水。父が流出口にホースを接続して、直接畑に水をぶちまけるという、なかなか豪儀な灌漑を実施していました。
清水の出口においてある野菜洗い用の缶カラにはサワガニが住み着いていて。冷たさで凍え死なないんでしょうか。湧水100%なところなので、栄養も少ないだろうに暮らしていけるんだろうか、と心配になります。その分天敵はいないのかな。
家の中では夏の元気な笹の葉を使ってチマキを作ってました。チマキって漢字だと粽って書くんですね。今変換して初めて知りました。
囲炉裏で煮る事三時間。真夏の囲炉裏はなかなか辛いもんがありました。。。
熱に負け台所に逃げ込んだら、畑で取れた丸ナスが茄子付けになるべく、静かに水の中で転がっていました。聞こえるのは家の周りの杉林のミンミンゼミの蝉時雨。
涼しい風が入る静かな台所の北側の縁台で、形のよい河原から拾ってきた漬物石を乗っけられてナスは密かに茄子漬になります。漬物石はもう何十年も漬物を漬けてきたベテランの石。
この石は石人生のどのくらいの期間を漬物を漬けているのでしょうか。案外まだまだ石人生の一瞬のものなのかもしれません。この石も私が物心つくころには漬物用になっていたような気もします。母に、いつ頃からこの石は漬け物石をやっているのか聞いたところ「知らね」と笑っていました。じいさんかばあさんか、あるいはその前の人か「漬物用の石にしよう」と思って信濃川の河原あたりから拾ってきたのでしょうか。
夏の昼下がり。勝手口の縁台には収穫されたスイカとトウモロコシ。これは我が家の畑のものですが、田舎の物々交換文化の中で親族・近所から頂いた野菜がたまに加わることもあります。我が家のスイカも今年は豊作だったようで、8割くらいは知り合いにもらわれていったとのこと。
スイカは冷蔵庫に入りきらないので、家の前の清水に放り込んでおきます。畑脇の清水のほうが冷たいけど、水路の幅が狭く、そっちにも微妙に入りきらない。設計変更をしたい。
日差しが強い日中、適度に水分のある稲の中はアマガエルの格好な日よけ場所。
イネの花が咲いたらもうすぐ実りの秋。あっという間に夏が進みます。盛夏の期間も一ヶ月ってとこですね。
この文を打っている9月23日、今年の稲刈りが無事に終わったと連絡がありました。今年は天候に恵まれ早かった。秋野菜がこれから本格シーズンを迎えるし、晩秋にはよだれの滴るキノコがにょきにょき生えてきます。初冬には大根も待ってます。凌ぎやすく旨いもんの多い良い季節になりました。
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