仲の御神島のダイビング二本目です。鳥見を撤収して、ダイビングポイントの説明を聞きます。一本目は激流の中で泳ぎましたが、二本目は仲の御神島から地形がつながっている言わば”島の麓”で、流れの無い場所でのんびり泳ぐとのこと。ちょいと安心します。
↓だったりするような岩だらけでダイナミックな地形の仲の御神島。岩だらけの島で地層がそのまま海底に落ち込んでいるような地形が、海の中はどんな地形が広がっているのか楽しみです。
海にダイビング。
第一印象は水がきれいだなぁ、、、というのと、やっぱり海の中も↑のような岩がそのまま落ち込んでいるようなダイナミックな地形!
このような岩の裂け目の谷はごろごろしており、岩の割れ目に潜り込みます。岩の裂け目が谷になったりトンネルになったりしています。
クレパスのような岩の割れ目の底には白いきれいな砂が積もっていました。砂が白いので光をよく反射し、海底でも結構な明るさ。
あと周囲に大きな陸がないため、有機物が少ないからでしょうか。砂を巻き上げても濁りが少なく、比較的短時間で透明な水に戻ります。
仲の御神島の周りは岩がごろごろし複雑に入り組んでおり、こういった岩の合間を水平に移動していると迷子になりそうです。三次元で鬼ごっことかかくれんぼしたら面白そう。まぁかくれんぼをしてもちょっと浮かび上がって空気の泡を辿れば、どんなにうまく隠れても見つかっちゃうけど。。。
地形はとってもユニークで面白い仲の御神島、生きものの具合のほうも紹介しましょう。
仲の御神島島は地層が隆起して出来上がった島。近くに浅い海が続く珊瑚礁地形がないからか、一本目のダイビングで体験したように激流の潮が直接島に当たるせいか、岩にくっついているサンゴ等の着生物は少ない気がしました。もちろんゼロではないのですが・・・。岩の表面の生物は以下のような写真の感じで、岩を覆うようなサンゴや塊状に成長するサンゴが中心。激しい潮流の中では生きにくそうな形をしている枝状のサンゴや海草の類は少なめでした。
そんな海ですが、あるところにはこんなに立派なテーブルサンゴが!
やはり陸域や周囲のサンゴ礁海域から離れているため、サンゴの病気や天敵が少なく、一度定着したサンゴは健康そのもので、大きく成長できるのかも?あとは礁湖、礁池が発達せず、外洋との距離が近く、海水の交換が滞ることがないため、夏場の海水温の上昇による白化現象の影響を受けにくいのかもしれません。いろいろ目の前の地形や生物の可能性を考えながらダイビングするのも面白いです。答え合わせができないので、考えっぱなしというのがまたロマンがあって良いものです。
二本目のダイビングは一本目の激しいダイビングとは対称的なダイビングでしたが、御神島らしい地形を楽しんで小一時間で浮上。そして次は本日のラストの三本目。このダイビングの様子は次回紹介したいと思います。
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