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満潮の野付湾を泳ぐ野生ゴマフアザラシ 2007年9月17日

 野付半島の湾部は干潮時には干潟が出現し、定住しているゴマフアザラシが群れになってその干潟の上に転がります。その様子はちょうど2年前の2005年9月17日に訪れた際の訪問記録で紹介しました。2007年9月17日に再び野付のアザラシを見たくなり行ってまいりました。
 この日の野付半島は天気は曇り。しかも潮の干満時間と訪問時間の都合が合わず満潮時にアザラシ生息地を行くしか手段がないようでした。干潟の上に転がるアザラシを見ることはできなくても、満潮時の野付のアザラシの具合を見ておくのも経験の一つ、の心境で向かいます。
 2年前と同じく町営の観光船に乗り込んでアザラシ生息地に向かいます。


尾岱沼漁港を8:10に出発です。
この日のお客さんは我々以外に0。


ほどなくアザラシ生息地に到着です。数頭のアザラシの頭が海から出ていました。
確かに2年前のアザラシのいた辺りだと思うのですがこのように潮が満ちて普通の海のようになっています。


動画(878KB)

波間からひょこひょこ顔を出すアザラシ。
4頭ほどしかおりませんでした。


潮が満ちている時、アザラシは湾内全域に散ってしまうとのこと。


船が近づいても気にせず泳いでいました。
慣れているのでしょうね。


船はアザラシ生息地を離れトドワラに向かいます。
トドワラで1時間ほど停泊してから尾岱沼港に戻ります。


トドワラ。相変わらず荒涼とした雰囲気。


トドワラから尾岱沼漁港に戻ります。
北東の方向に国後島が間近に見えました。
国後島まで直線で20kmほどです。


トドワラから尾岱沼漁港に戻る際は、アザラシ生息地には寄らないで直帰するのですが、この日はアザラシ生息地に再び寄ってくださいました。お客が他におらずアザラシオーラをむんむん出していたからでしょうか。ありがたいことです。


動画(278KB)

海坊主。
野付半島は海産物の大産地。
彼らは良い物を食べているのでしょうね。。。羨ましい。


アザラシがもぐろうとしていたところです。
ピシッと前あしをからだにつけてもぐる。

 あっさりとした上記の訪問記録ですが2年前の干潟の上の群れを見ているとどうも今回はあんまり気合が入らなかったのも事実。贅沢になったものです。野付を訪れるなら干潮のほうが楽しいということを実感した今回の訪問でした。

2007年12月15日作成

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