与那国島で泊まったのは民宿もすら。3泊お世話になりました。お名前のもすらは与那国に住む世界最大の蛾のヨナグニサンからとっているのでしょうね~。素泊まり1泊3000円ですが個室です。風呂トイレは共同で、共同スペース(ゆんたくスペース)にはマンガもありきれいな明るい宿です。民宿たましろとはえらい違いです。
素泊まりですから、飯は自前で用意です。ただ日本最西端の集落は小さいですし、居酒屋も3軒くらいありますが一人旅で居酒屋に入るのもなぁ、、、一人で飲むのは与那国ではあまり気乗りしません。
初日に到着したら既にゆんたくスペースで飲んでいる、私と似たような一人旅の男が二名(あとで聞いたら神奈川の大学生と兵庫の社会人)いたので、誘って買出しに出て、宿で一緒に食いつつ酒を飲むことにします。買ってきたのは新鮮なカジキの刺身2500円分。与那国島はカジキで有名なのです。あと石垣から持参の白百合に加え与那国のどなんのそれぞれ3合瓶。缶チューハイ、ダイエットビール、ビールなどを4リットルくらいとお菓子多少。大学生には払わせずおじさん二名で払ってあげます。
カジキは刺身屋のおばあが捌くのにえらい時間がかかったなぁと思うくらい盛ってくれました。それでもわいわい食ったり飲んだりしたら無くなりなりました。(あとから何名か加わってきたのもあり。。。)一種類の刺身ですが、最後まで飽きないで食べられました。やっぱり新鮮だからなのでしょうかね。一期一会も盛り上がり、なかなかのゆんたくでした。
二日目、ダイビングを終えて宿に戻ると件の学生がぼけっとしています。兵庫の社会人さんは既に内地に帰ってしまっています。「今日の飯はどうするの?」と聞いたところ、お金が無いので昨日の余ったお菓子を食べて凌ぐという寂しい答え(^^;
このままでは社会人の面子が廃りますよね。というわけで二日連続の買出し。もすらの近くにおでんやさんがあるのを見つけていたのです。そこに共有スペースの鍋を持っていって3000円分くらいおでんを買って、いっぱいやろうかと言う魂胆です。こちらとしても話し相手もほしいですし、おでんでもやってればゆんたくに加わる方もいるでしょうし。が、おでん屋さん店は空いているけどおでんを作っていないという良くわからない状態でした。
仕方ないので鍋でもいっぱい作って食わせることにします。商店に行って豚軟骨、鳥だんご、豆腐、餃子750g、野菜の水煮1kgくらい、ソーセージ、うどん3食等々、おでんの素、与那国という泡盛3合瓶を一本追加し、宴会です。
さすがに食い切れない量の鍋でした。
本日の与那国鍋、大鍋いっぱいに作りすぎたので食いきれるわけ無く、、、次の日に持ち込まれます。この日もゆんたくこいていたら訪問者もあり一期一会の縁を楽しみます。刺身500円分の差し入れもあり、与那国鍋を振舞ったり楽しい時間です。
三日目、適当に大学生と買出しに行きます。もう飯をどうするか?とは聞きません。彼に鍋を持ってもらいおでんやに。2000円くらい買います。具が一個60円で、てびち(豚足)だけ180円でした。この日の買出しは控えめなのは翌日は私も学生の彼も島を離れる一方、昨日の与那国鍋の残りがまだあったこと、煮てない具材として餃子が400グラムくらいうどんが3食丸々あり、初日のお菓子もまだまだ余っています。はい、全部煮た鍋が以下のとおり。
餃子がワンタンみたいになってかなり美味いです。ソーセージやちくわはおでんやさんの具材。
最終日で私も明日は潜らないので「どなん」と「舞富名」3合瓶二本を持ち寄ります。初日に買ったビールやチューハイもまだまだ余っています。私が持ち込んだ白百合もまだ余っていました。私は意地で自分の白百合を飲まなかったので。。。結局空かなかったので白百合は宿に置いてきたけど飲んだ人がかびているとか腐っているとか思わないか少し心配です。
最終日と思うとついつい名残惜しく遅くまで話し込んでしまいました。彼は4月から社会人。私とも共通の部分がある分野で就職だったので、また縁があれば会うかもしれません。
民宿もすらはなかなか楽しい宿でした。今回は人に恵まれたかな。沖縄の民宿はゆんたく(客同士の交流会みたいなの)が必須な雰囲気の宿も多いですが、もすらは適当にやって大丈夫です。話したくない人はマンガの蔵書が充実しているのでそれを部屋に持ち込んですごしていたようです。(私も気分によっては一人旅で引きこもりたいときあり、そういうときのゆんたくのうざさがわかるので、無理に誘うことはしません。今回も来る人は拒まずですが。)そういう意味ではバランスの取れたいい宿だと思います。おすすめです。