世間的には海の季節も終わった9月の末、大多数の陸生哺乳類の人間の日本人にとっては海に入るには辛い季節に差し掛かっています。とはいえ、海で生息している生き物にとっては寒いとかなんとかいってる暇はない。どんな表情をしているのでしょうか。
そんなことを思い立って家から車で30分位で着くことができる手頃な葉山の海に向かいます。
到着したのはすでに15時前で日も傾き始めています。夏の土日は車を止めるのも一苦労な町営駐車場も半分くらいが空いています。
水着に着替え、微妙に季節外れな格好で海に向かいます。 寒い。。。
で、海に入る前に重大なミスを発見。当然ウェットスーツを着るつもりで来ていましたが、メッシュバッグには妻のウェットスーツが入っていて私のがない…。
妻は今日は酔狂すぎる企画のせいか着いてこず、家に置いてきています。私との身長差は30cmあるし、さすがに妻のウェットは着れない。でも引き返すのも悔しい
もうやけくそです。寒かったらすぐ上がればいいやと思い、ウェットなしで、水着とTシャツでフィンを履いてマスクをかぶりスノーケルをくわえ9月の海にドボンとします。
いやー、むしろ水の中はあったかく、頭を出すとむしろ寒い。
会場となった葉山町柴崎海岸。
遠くには江ノ島。なんか江ノ島とか湘南の海で泳ぐとかいうとおしゃれな感じがしますが、まぁ周りには人影乏しいし、華やかさは全くない。
海の中は魚や生き物も豊富でした。でも東京横浜から近いせいか水は汚い、、、写真はアメフラシ。
見つけたウミウシ。ムカデミノウミウシ。ウミウシが多いと聞いていましたが、探し方が下手くそで、これしか見つけられなかった。
ムカデミノウミウシ別角度。
ほどなく日は傾き続け、気温も下がります。水温は気温とパラレルに下がるものではないですが、秋の気配が濃厚。その夕陽は水中にも差し込み水中も秋の様相。水の中から夕暮れ。
海上からも夕暮れ。陸は秋でも海の中はまだまだ夏だと抵抗する気できましたが、日が傾くと思いの外、海の中も秋、、、そろそろ帰るかな。
このポイントは岸からいきなり海。すぐに海に入らなきゃいけないのがテンション下がります。入った瞬間は寒い。すぐ馴れますが。
さすがにウェットなしでほぼ10月の海は寒い。海の中に入っているのは一時間が限界で、陸に上がりますが上がってからが体温を奪われさらに寒い。
海の中もちゃんんと秋となっているのが寂しいような、四季があって嬉しいような複雑な気分。何となく物哀しい秋の海でした。
コメント