エントリーで偉そうな能書きを垂れていますが、私が新居作りで活躍したのは街選び、物件選びとその入手まで。

住まいは奥さんの方がこだわりが強いと思いますし、我が家もご多分に漏れず、同傾向でした。我が家のこの手の力関係は明確で、これまでの結婚式から日常の生活に至るあらゆる場面で妻のセンスにかなわないことを私自身が自覚しており、下手に私が口出しするより妻のやりたい方向に任せておいたほうが私にとっても良い家ができると、家作りが進めば進むほど強く思うようになっていましたので、基本的には妻の方針に従っていました。
私の役割は
①「やるなら徹底的にやれ」という方針の下の財政負担、、、。妻に内装や設備を選んでもらう以上、素材などの費用の面で妥協するようなことはなるべく避けたい。(とはいえ我が家は共働きなので、妻も相当な額を負担していますが。)
②妻が直感で選ぶ物が良いものであるパターンが多いのですが、選んでから時間が経つと、自信がなくなるのか、つまらないありふれた物に選び直したりする場合があるので、その阻止役。直感で選んだ物で、私自身もいいと思ったら死守しました。
③途中でマイナス思考になったり投げ出したりしそうになる妻を励ましたり脅したりなだめすかしたり怒ったり愚痴のはけ口になったりして話を前に進める役。
④妻と施工業者等々の緩衝材。
⑤たまに迷っているときの背中を押す役。
これらが主な私の役割で、後ろに控えつつ、少しでも良い家になるように脇役にいたつもりです。この夫婦の役割分担は結果的にうまく行って良い家になったなと思います。
普段の生活では私ももっと口やかましいですが、家に関しては妻を信頼して正解だったと思います。妻は私が主張してもすんなり言うことを聞くタマでもないですが、、、改めて役割分担も大事だなと思いました。
内装、デザイン、備品は妻が心を砕いて吟味に吟味を重ねたおかげで、とても良い家になりましたし、私も↑のような苦労があったことも有り、愛着のある家になりました。大事に暮らそうと思いますし、丁寧な暮らしを心がけるようになりました。
吟味した古い和建具の桟とガラスの向こうの居間の畳。
古建具を新居に取り入れる発想、物をどこで調達し、新居のどこに配置するかというのも妻が考え、私はむしろふんふん頷く同意役でした。。。
この建具は一軒家の民家でつかわれた四枚一組の引き戸。これをそれほど広くない団地に入れるというのも、振り返ればよくやったな、と思います。建具は家の顔。紹介できればと思いますので、またお付き合いいただけたら幸いです(^^)

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