一日いなかっただけなのにマカオから戻ると随分都会に感じるものです。戻ってきた香港はすっかり夜。今日泊まるのは昨夜の怪しい安宿と違ってまともなホテルです。私も30代に入り、多少贅沢をしたい。心にも体にも贅肉が付き出す年頃。とはいえ、この日に泊まったのはHarbour Bay Hotel。名前はたいそうなホテルですが夫婦二人で8000円の部屋なので、まぁ中身は推して知るべし、です。
Harbour Bay Hotelにチェックインした後は、早速街に繰り出します。このホテルは香港の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)のメインストリートである彌敦道(ネイザン・ロード)から一歩中に入っていて少し静かな絶好なロケーション。
本日は大陸側と香港島側を隔てるビクトリア・ハーバーを深夜特急の中でもよく出てくるスターフェリーに乗って大陸側から香港島に渡って夕飯を食って帰ってこようという算段です。ホテルからビクトリア・ハーバーに面するスターフェリーの船着場へ向かいます。程なく海に面する岸に出ると対岸の香港島の夜景を背景に柔らかい光を放つ古ぼけたスターフェリーが行き来している。風情があって良いもんだな、、、と思います。
毎日20時からビルたちを舞台とした光と音のショー・”シンフォニー・オブ・ライツ”が開幕。ビルが光ったりレーザーを出したり光を出したり賑やか。観光客に混じって名高い香港の夜景ショーを眺めます。
この後はスターフェリーへ乗船。船内は近代的な香港の町とは打って変わってタイムスリップしたような内部。
木製の柱のニスのこの光沢!香港市民に昔から愛されているのでしょうね。
ビクトリア湾上で対岸からやってくるスターフェリーとすれ違う。
明るいビルの背景と海面に落ちるすれ違うフェリーの影と乗っている船の揺れがなんとも異国っぽい情緒で良いもんです。
5分ほどで対岸の香港島側ターミナルへ。スターフェリーは両頭船で大陸側でも香港島側でも転回の必要がない船です。だから運行間隔も短く5分おきくらいに便が出ることができえうのでしょうね。
夕飯はマカオに続き再び妻チョイス。中環の蓮香樓というお店に入ります。
ここも地元のおっさんや兄ちゃんぽいお客が多かった。旨いけど、量が多い。基本中華料理屋は量が多い。点心が面白そうでしたが夜なのでもうやっていないそうな。残念。
はちきれそうな腹を抱えて、香港島から再び大陸側に渡り、我がホテルへ。
テレビを見てみたら妙なレースの中継が写りました。
”澳門”と”賽狗會”という字と画面から推測するに、マカオの犬レースの中継のようです。23:00出走とは眠らない街というかなんというか。何時までやっているんでしょうか。
妻は相変わらずあっという間に就寝しますが、私は買ってきた中国ビールを飲みながら犬レースを見ます。犬の体の小ささが競馬とも違って独特なテンポで面白い。犬速い!
と、何レースか見たのに今日は快適なホテルでいつの間にか眠ってしまいました。翌日は香港滞在最終日です。
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