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風蓮湖の遥か彼方のアザラシ 2005年9月17日

野付半島でアザラシを見た後、勢いに乗って野付半島の南にある風蓮湖も訪れてみます。

ここで「野生のアザラシを見かけた」という情報を載せている本やサイトが結構あるので気になっていた場所です。

まずは湖の北側の細長い半島になっている 走古丹を目指します。この風蓮湖も野付半島と同じく、細長い半島で海と仕切られています。半島の突端を目指しますが半島の幅は30~100mってところ でしょうか。海側はたくさんの釣り人が連なっていました。一方湖側は荒涼とした雰囲気で野付半島に通じるものがあります。ちょうど大潮の日の干潮の時刻付 近に訪れたため干潟もできていました。

まずは北側に突き出ている半島の先端(下図▼の部分)からアザラシを捜索します。まずは抜海港のようにテトラポッドに張り付いている奴がいないか先端部に積まれているテトラポッドに探しますがいません。

続いては野付半島のアザラシのように干潟に打ちあがってないか探します。肉眼ではまったく見えませんでしたが、続いて双眼鏡を用いたらそれっぽいものを見つけました!

でも「なんとなく」アザラシっぽいものくらいにしか見えない距離なのでなんとも言えません。ひとまずデジカメの最大倍率ズームを使って撮影した後、車に戻ってノートパソコンで撮影した画像を確認してみますが、デジカメにも「それっぽい」の域を出る画像はありませんでした。
この後、風を受けない位置に移動して撮影したりカメラを固定したりしていろいろやってみましたが、どれも似たような写真でした。百聞は一見に如かず と言いますし、まずは下の写真たちをご覧ください。
とりあえずアザラシっぽいやつはアザラシと仮定して書いてあります。


走古丹先端への道。

アザラシらしき写真

干潟の波打ち際に転がっているのがアザラシ…?


クリックするとアザラシらしき部分の大きな写真が見られます

?干潟にいたアザラシ?光学10倍で撮影。


クリックするとアザラシらしき部分の大きな写真が 見られます。


クリックするとアザラシらしき部分の大きな写真が見られます

野付と同じように干潟に寝ているんだと思いますが…。


ちなみにズームを使わないで撮影した写真です。
写真からアザラシのいる付近を切り出してみました。
肉眼ではまったく何がなにやらわからんです。

これらの写真に写っていたのが本当にアザラシの可能性があるのか検証しましょう。

一つ目は「そもそもこれは流木とかで生物ですらないんじゃないの?」という可能性です。
これはありえないです。なぜならわずか数十秒のうちに消えてしまったので…。これも写真で見てください。

まずはアザラシが写っている写真です。陸上の建築物は以下の写真では一緒です。
撮影時間は2005年9月17日、11:26:46


なにやら水しぶきのようなものがたくさん上がり…
撮影は2005年9月17日、11:26:56

消えてしまいました。
撮影時間は2005年9月17日、11:27:16

二つ目は「鳥とか他の動物じゃないの?」という可能性です。
コチラの写真をご覧ください。干潟の波打ち際の 写真ですが、左の白い点がカモメ、中央にアザラシがいて右側にアオサギが写っています。鳥はこのように写りますし、アオサギは結構な大きさがあります。 ですからこのアザラシっぽいやつはかなりの大きさがあり、さらに鳥ではないでしょう。干潟ということから考えても他の大型陸生哺乳類ではないでしょ う。動物だとするならアザラシが妥当なところだと思います。

多分、野付半島のアザラシのように干潟で転がっていたのでしょうね。でもこれではアザラシを見たというより確認したというのがせいぜいです(^^; そ れでも私が走古丹先端に着いてから数分で海中に消えてしまったのですから、もう少し到着が遅れたらと思うとまだ運が良かったと見るべきでしょうか…。

風蓮湖のアザラシは以上ですべてです。申し訳ない!あとはおまけの写真を掲載して煙に巻きます。


風蓮湖にいたタンチョウ2羽です。
釧路湿原など淡水の湿原のイメージが強い鳥ですが
最近は増えて分布域を広げています。


タンチョウ2羽と色が茶色いもう1羽。茶色いのは子供かな。
3羽で干潟をうろうろして餌を食べていました。


タンチョウは走古丹漁港の裏手で撮影しました。


走古丹からうっすらと見えた北方領土(おそらく国後島)です。
知床半島かと思いましたが、地図で確認したら知床より国後の方が近い場所でした。

2005年9月17日作成

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