野生のラッコが見られる霧多布岬。ラッコを見たくて2022年の10月にも訪問したのですが、この時は岬の先端部で、遠目に泳ぐラッコをちらっと観察できただけでした。
なので、霧多布のラッコは消化不良気味。リベンジしたいなーと思っていたところなので、2023年の12月のくっそ寒い中、行ってきました、霧多布岬。
おさらいですが霧多布岬の場所はこちらです。北海道最東端の根室一歩手前といったところ。
訪れた日は冬の入口で、今季初の本格的な寒波が襲来し、北海道の天候は大荒れ。霧多布岬のある道東は比較的天候には恵まれているのですが、それでも私が霧多布に到着した14時頃には、雪が舞い、暴風吹く天気。霧多布は岬なので、ただでさえ風が強くなりがちな地形。
さらに冬至近くで北海道東部ということで、12月の日の入りは15:45という驚きの15時台。お昼を過ぎたら明らかに太陽の力が失われて、14時過ぎにはすでに夕方の雰囲気。
岬に着いたらこんな具合。写真なので人間の目より補正されて、これでも私の脳内記憶より明るく写っているような。。。
到着した頃には灯台の明かりが灯っていました。雨と雪の混ざったようなものが降ってきますし、霧も出ているようで、駐車場から岬の先端の灯台まで300m程度だと思うのですが、その灯台が霞んでいる。
さすがの私も激萎えではあるのですが、ここまできて車から降りずに、引き返すのも癪です。
とりあえず、防寒具を着込んで双眼鏡だけ持って車外へ出て偵察。ラッコがいたら改めて撮影を考える作戦です。
霧多布岬の駐車場にある「ラッコへの道案内」看板。一年前の訪問時も見たので懐かしい。余裕なく超適当に撮ったので斜めに写っているのもご愛敬です。
遊歩道を岬先端へ歩いていきます。。。昨年は岬先端でラッコを見たので悪天候ではありますが先っぽまで行くつもりではあるのですが、風が強いし、雨なのか波なのかよくわからんのが雪混じりで吹き付けてくるので泣きそうになりながら歩きます。。。
が、、、歩き出して20秒くらい、多分駐車場から30mくらい歩いて海を見下ろしたら、今回はあっさりラッコを見つけました。
双眼鏡も不要で肉眼で見つけました。要るときはこんなもんなんですね。
とりあえず車に戻って、今度は撮影用のカメラを持ってきて、改めて観察&撮影。
1年前の訪問時よりはだいぶ近い距離で見ることができました。肉眼でも海に浮いているのがわかるレベルの距離。が、しっかり観察するなら双眼鏡の持参がおすすめ。
眺めている人間側は悲惨な気候条件ですが、ラッコはリラックスしてプカプカ浮いている様子でした。
天候は悪化し、日暮れも近づく&がけ下という条件で光が乏しく、カメラのISOはウナギ登り。ガサガサしたノイズ画像で恐縮です。
こんな具合に横回転をしたりもするのですが、わかりにくいですね。少し下に動画を用意しました。
一応動画です。三脚をたてる余裕なく、手持ちで風に耐えながら撮影したのですが、やはり揺れがひどいので雰囲気が伝われば、、、くらいで。
風と雨の強さにカメラが濡れてきたので退散。。。一応これで「霧多布でラッコを見たことがあるか?」と聞かれたら「はい、あります」と胸を張って答えられるでしょう。
ラッコのほうは最後まで変わらずのんびりと波間を漂っていただけども。
そして私が霧多布岬に滞在していたとき、他に岬にいらっしゃる人はいませんでした。ラッコ独占ですが、天気と季節を考えれば、まぁそりゃそうですね。。。
あと、最後に念のための注意点。今回は12月にもかかわらず道路の積雪はほとんどなくて霧多布岬の駐車場に車で行けましたが、これは非常にラッキーだったと思います。霧多布岬周辺には生活している人はいないので、積雪時に除雪する理由は乏しく、湯沸岬灯台のメンテくらい?で、除雪はしてないかもしれません。いずれにせよ、降雪の影響や除雪の有無があるので、無雪期の訪問を強くおすすめします。レンタカーで除雪していない道路に突入とかは絶対にしないようにしましょう。
、、、そして翌日は別の場所で野生のラッコを見つけたので次回はその様子を紹介します。
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