先日、パリに行ってきました。
フランスは先回のスイス行きのときに深夜のシャルル・ド・ゴール空港を駆け抜けたことしかなく、あまり良い印象がない国です。とは言え、世界遺産てんこ盛りの芸術の都で、芸術に疎い私でさえ知ってるアレやコレもパリにある。
今回はあまり滞在時間が無いので、芸術作品をじっくり見る感じではないですが、まぁちょいとパリの様子を見て空気を吸ってこようと思います。
ということで、成田からシャルル・ド・ゴール空港行きのエアーフランスに乗り込みます。成田発から11時半発予定で、パリは同日16:30頃着の予定。
昼間便ですが昼飯が出た後、電気を落とされる。この飛行機内では不思議な光景が。
同乗のヨーロッパ人が裸足や靴下のままトイレに行くのです。それも一人だけではなく、みんなが靴を履かずにトイレ。飛行機には何度も乗りましたが、欧米の人も靴やスリッパを履いたままトイレに行っていたのに、何でこのフライトだけみんな靴を脱いでトイレに行くのか・・・??ばばっちいぞ。
靴下に悩んだり、うとうとまどろんでいるうちにシャルル・ド・ゴール空港に着陸。さて素敵なパリ滞在の始まりです。
あ、今回のパリ滞在時間は約7時間。16:30にシャルル・ド・ゴールに着いたのですが、23:30には離陸です。23:30に離陸ということは21:00くらいには空港に戻ってきたい。さらに空港からパリ市内までは電車で40~50分程度かかるようです。つまりパリの中心部にいられるのは3時間ほどか?要するに時間が無いのです。
もちろん迎えに誰かが来ていたりとかツアー会社の方がいるとかではない。時間がもったいなくて気分は電車に飛び乗る感じ。写真はシャルル・ド・ゴール空港の電車乗り場。新しくて綺麗です。
日本で言えば成田空港駅から京成電車で都心方面の駅に行く感じですかね?
さて、電車の中でこれからの身の振り方を考える。私がパリ滞在に辺り持ってきている資料は、電車の乗り方が詳しく書いてあるこちらのサイトと地下鉄の路線図と主な観光地が入った地図をプリントアウトしたA4用紙3枚だけ。当然フランス語なんぞ話せないし読めません。飛行機の中でフランス人CAから「ボンジュール、ムッシュー」とか言われると何だかお尻がむずむずするようなおっさんです。
私のパリ知識で言うと、エッフェル塔、凱旋門、バッキンガム宮殿、、、は郊外か。あとはルーブル美術館とセーヌ川もだっけ??くらいのもんです。
さてさてどうしたものか考えますが、空港からのパリ市内へ行く鉄道はパリの中心部を通るようで、路線図の停車駅に「saint michel notre dame」という文字を見つけました。これは辛うじて名前を聞いたことがある「ノートルダム大聖堂」の近くに違いない。日本で言えばASAKUSAで降りて浅草寺に行く感じだな、と当たりをつけます。 外してもこの駅は乗り換えの地下鉄が何本か通っているようなのでなんとかなるでしょう。
行き先も決まって車窓を眺めると、壁に鬼のような落書きが。。。うーん、、、日本でも落書きが多いとこはありますが、やっぱり馴染めないなぁ。
saint michel notre dame駅で電車を降りて、薄暗い地下ホームから地上に出たら、観光地!すごい数の人がいる。
正面にあったのは、もちろんノートルダム大聖堂。
さすがにでかい。写真にしちゃうと小さく感じますが、足元にいる人間とスケールを比べると並大抵の大きさではないことがお分かりいただけるかと。
聖堂の中に入れるようですが、長蛇の列。私のイメージでは欧米人は行列というものは作らず、行列は日本人の専売特許と思ってたのですが、ノートルダム大聖堂では、欧米の人が行列を作っている。滞在時間3時間の身ですからさすがに待つ時間がもったいない。またパリに来た時に中に入ることにして、次に行きます。
幸いノートルダム大聖堂はセーヌ川のシテ島(高校の地理で出てきましたね、この地名)に建っているので、周辺はパリの中心部で観光スポットも多い。私はセーヌ川を渡って北岸沿いに西に向かって、ルーブル美術館方面へ向かうことに。
観光客を満載した遊覧船がセーヌ川を行き来しています。船尾のトリコロールが誇らしげ。
セーヌ川北岸から下流を眺めると、遠くに、、、
エッフェル塔が!何があるわけではないですが、おおー、と思ってしまいます。すっかり観光客です。
セーヌ川北岸でエッフェル塔グッズやルーブルグッズ、画集?などを売る露店を眺めつつ歩いていきます。晴れていて気持ちいい。
↑何気に河畔に建っていた建物。何か由緒ありげな建物ですが、パリ滞在中はなんも分からずに歩いていました。フランス語は全くわからないし。この文を綴るために今調べたらコンシェルジュリーと呼ばれる牢獄の遺跡で、あのマリー・アントワネットがフランス革命後に収監された牢獄で世界文化遺産のようです。。。さすがに世界史知識に乏しい私でももっとちゃんと見てくればよかったと思います。まさに豚に真珠。
程なくまた由緒ありげな建物が。この建物は私でも分かる。
ルーブル美術館(の裏側というのかな?)ですね。しかしルーブル美術館でもその裏では落書きがされているんですね。落書きも芸術なんですかね・・・、うーん。
ルーブル美術館も気になりますが、その前に、、、。ルーブル美術館の前のセーヌ川には、観光客が満載の橋が掛かっていました。この橋はポンデザール。恋人同士が南京錠を欄干に掛ける習慣のメッカ。が、ソロの男性が南京錠を欄干につけていました。
ポンデザールからセーヌ川上流方面。ちょうどシテ島が島になっている様子がよく分かります。
ポンデザールの対岸はこれまた由緒ありげな建物が。フランスの学士院でやはり由緒あるものです。由緒ありげな建物だらけすぎます。
ちゃんと二人で南京錠を掛けているカップルも。
ただ報道によると南京錠の重さで橋が傷んでいるそうで、6月1日から鍵の撤去に取り掛かるそうな。私が訪問したのは5月30日だったのでギリギリだったかもしれません。そういえば2枚上の男性が一人で南京錠を掛けている写真を見ると変なボードが欄干に取り付けられ、鍵を取り付けにくくなっていますね。
さて、いよいよルーブル美術館に入ってみますが長くなったので続きは別エントリーにします。
続きはこちら。
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