先回に引き続きパリの話。
ルーブル美術館の敷地に入ります。美術に疎い私でさえ聞いたことがある美術館、収蔵品の質も量も超級で世界で最も来館者の多い美術館です。
高緯度にある5月末のパリはまだまだ明るいのですがすでに18時過ぎ。残念ながら美術館の展示部分は既に閉館しています。今回はルーブル美術館の展示物が置いてある内部には入れずです。この美術館の収蔵品はまた来たときに見ることにして、閉館後もフリーに入れそうな屋外、”方形の中庭”で雰囲気を楽しむことにします。
お、美術館に向かってしっこをする不届きものを発見。よくこんな人通りの多いところ&ルーブル美術館に向かってするな~、、、と思いましたが、よほど切羽詰まっていたのでしょうね。。。
と言いつつ、実は私もパリに着いてからトイレにいっておらず、膀胱が若干辛くなってきました・・・。
ノートルダム大聖堂からパリの雰囲気を楽しみつつ、頭の片隅でなんと無くトイレを探していたんですが見当たらない。日本みたいに公衆トイレは無いのかな?みんなどこでおしっこをするのか。喫茶店などに入ればいいのかな?喫茶店に入るには時間もったいないし、フランス語でトイレはどこという言い方もわからないし、、、ということでここまで来てしまいました。さすがにフランスでその辺で↑の方のように立ちしょんする勇気はないですが、↑の彼のことが笑えなくなるかもしれないぞ。。。プレッシャーです。
それはともかくルーブル美術館の方形の中庭に入ります。入り口に楽器引きがいていかにもそれっぽい。ベルギーでもヴァイオリンのお姉さんがいましたが、ヨーロッパは弦楽器の流しが多くて、それがなんとも雰囲気を良くしている。みんなもそう思うのか楽器ケースの中はなかなか立派なものになっていました。
ルーブル美術館。方形の中庭。中に立つと周り360度の収蔵品から放たれる臭がむんむん漂ってくるような、タダならぬ気配がありました。
あっちの空間が開いている方(方形の中庭の西側)がルーブル美術館の正面口なはず。でもあっちに行くのは次来たときの楽しみにとっておこう、、、と思い、方形の庭を突っ切って北側に抜けました。
歩いて地下鉄のルーブル美術館駅を目指します。それにしてもこの辺は整然とした街並み。ルーブル宮の北側。
地下鉄のPalais Royal – Musee du Louvre駅に着きました。
駅前広場にて。大きなシャボン玉に子どもがときめくのは万国共通。
さてパリッ子と有象無象のもう国籍がさっぱりわからない観光客たちと一緒に地下鉄に揺られて移動します。とさらっと書きますが、実際はフランス語表記のよく分からない地下鉄の切符自販機に悪戦苦闘し、あきらめて窓口のお姉ちゃんに脇の下に嫌な汗をかきながら行き先を伝えて切符を買っているのです。。。
駅名もフランス語でもうあきらめの境地に達しかけた頃、目的の駅に(多分)着きます。駅名は意味は分からないけど、目的地の駅の文字の羅列と認識して、同じ表記の駅名標が出てきたら降りる。。。
降りたのはCharles de Gaulle – Etoile駅。また空港名と同じシャルル・ド・ゴール?という感じですが、地上に出てみると、、、
これは、、、?一瞬分からなかったですが、凱旋門の真横。凱旋門はあの正面のイメージが強くて一瞬何かわからなかった。。。エジプトのスフィンクスもインドのタージマハルも奈良の大仏もお約束以外の角度から見てみると案外わからないのかもしれません。横に出てきてしまうのが、現地っぽくて良いです。
背景にエッフェル塔も見えます。この二つの建物は案外近そう。来るまで距離感はよくわかりませんでしたが、歩いて20分くらいで東京タワーと新橋駅くらいかな?
お約束の正面からのカット、、、ですが、むしろ黄色いプジョーの車の宣伝のような写真になっちゃいました。
地下から凱旋門の上に登れるという事だったので行ってみると、、、
ノートルダム大聖堂と同様、行列でした。滞在時間も少なくなってきたので次に行きます。
凱旋門下の地下道を抜けると、
シャンゼリゼ通り。この通りは私のイメージの中の”パリ!”でした。人が多いのと時間が無くてゆっくり見物するどころではないので、深呼吸を3回くらいして空気を吸い込んで潔く退散。また来ます。何だかパリに来たものの、宿題ばかり残して来たような気がします。
地下鉄と電車を乗り継いでシャルル・ド・ゴール空港に戻ることにします。振り返ると凱旋門とエッフェル塔が並んで見えました。
凱旋門近くの地下鉄駅。
観光地!といった場所もやはり外せないですが、地下鉄のような薄暗いうらぶれた場所も染み付いた都市の臭いが漂って来るよう。あ、地下鉄駅にはフリーな公衆トイレがあったので(↑写真にもトイレのサインが写っている)私の膀胱問題は解決しました。ただ日本の公衆トイレの素晴らしさをしみじみ思い返すトイレ具合でした。。。
さて空港目指して出発です。続きはこちら。
コメント