ウルグアイの大西洋岸のプンタ・デル・エステからカボ・ポロニオ国立公園への小旅行を終え、そろそろ帰国に向けたまとめになるのですが、その前にウルグアイで見かけた鳥たちを紹介したいと思います。今回は一眼レフも望遠レンズも持っていなかったので、コンパクトデジタルカメラのG12で頑張った写真ばかりでちょっと厳しい写真が多いのが無念ではありますが、南米の鳥の様子が伝われば嬉しいです。
まずは、これ。プンタ・デル・エステの海岸を歩いていると、波打ち際に3つの頭が泳いでいるのが見えました。
何だろうと思い、しばらく観察していると、、、
頭の出し方や頭の形から海獣の類では無く、どうやら小型の鳥の様子。
泳ぐ鳥といえば、、、
そう、、日本でも人気者のあいつらです。
野生のペンギン!
多分マゼランペンギン。ペンギンというともっと高緯度にいるのかと思っていましたが、wikipediaによると南緯29度くらいまでいるようです。ウルグアイはほぼ日本の反対側と考えると南緯35度から30度くらいに該当するのでペンギンがいてもおかしくない国。日本くらいの緯度でもペンギンがいるんですね。
ちょっとシュールですが、お亡くなりになられたペンギンも砂浜の上に何体か・・・。
これも野生ならではです。冬の入り口くらいの季節なので、越冬できなかった、、、というのには早いですが、なぜお亡くなりになったのか。
同じくプンタ・デル・エステの海岸にて。
私には日本にもいるオオセグロカモメにしか見えないのですが、調べたらどうやら南半球にはミナミオオセグロカモメという北半球のオオセグロカモメの南バージョンみたいなのがいるようです。これは多分そいつです。
下の写真で前を歩いているのもカモメの仲間。上の写真のミナミオオセグロカモメとは違います。
日本にいるユリカモメに似ているなぁと思いましたので、オオセグロカモメの要領で”ミナミユリカモメ”で検索してみたのですが、、、、ほんとにミナミユリカモメがいるとは思わなかったですし、そしてどうもこの写真のカモメはそのミナミユリカモメっぽいのです。「Uruguay Gull」とかで画像検索して引っかかる画像でそれっぽいのが、Brown-hooded gullで、これがミナミユリカモメ。結構単純なんだな、、、と思います。まぁこれが上の鳥の名前なのか正解はわかりませんが。。。
↑の写真にはそのミナミユリカモメの後ろにくっついている黒と白のツートンの鳥がいます。これを狙って撮影したのが以下の写真。
これも日本にいるミヤコドリにそっくりなのです。うーむ、、、上述のやつらと同じ要領で、”ミナミミヤコドリ”で検索しみます。
、、、ほんとにミナミミヤコドリがいました。ただミナミミヤコドリはニュージーランドの辺りにいるようなので、ウルグアイにいたこいつとは別種。英語版のwikipediaを見ていたらこれらの仲間のうち可能性がありそうなのはAmerican oystercatcherとMagellanic oystercatcher。前者は(アメリカミヤコドリとも訳すのか?)ウルグアイにもいると書いてありますが、後者(マゼランミヤコドリ??)はアルゼンチン、チリ辺りが明示されているけどウルグアイは記載はない。この2種の見分けは見分けは目の色と羽の色、そして背の色で行うようですが、写真の鳥は背中が真っ黒なので、マゼランミヤコドリの方に近いと思います。が、この種がウルグアイ辺りの海岸まで来るのかよくわからないのでなんともです。。。
下はカボ・ポロニオ国立公園の海沿いにいたクロエリセイタカシギ。
波打ち際を列になって飛んでいるのは何かよくわかりません。
日の出を見に行ったときに海辺にいた鳥。小さなサギの仲間に見えるのですが、日本のコサギに当たるものが新大陸ではユキコサギになるようなのでそれかもしれません。。。まだ薄暗い海岸にいました。
これも日の出を見に行ったときに海にいた鳥。体が小さくにちょこまか動き、日の出辺り時間帯はまだ暗く、写真には辛いのですが、頭の白い線とお腹の黄色という特徴から多分キバラオオタイランチョウ。
頭の上にファンキーな飾りがあるのはナンベイタゲリ。
この鳥は街中でも普通に歩いていました。頭の形も体の色使いも赤い目も派手でよく目立つ鳥です。その割りに街中で暮らしているので人慣れてしていました。この写真を撮ったのも街中で、背景には横断歩道?の横線が写っております。
ブロンズトキ。芝生の上をゆっくり歩いていました。この鳥は18世紀頃アフリカから自力で新大陸に渡ってきて定着したといわれているなかなかの根性派。
これも街中の公園にいた小さな鳥。オリーブタイランチョウ?
芝生の上やちょっとした道路脇の茂みなどにいました。日本のスズメと同じようなニッチかもしれません。
南米はさすがに遠く、街中中心に鳥を見ても、なんだかよく分からないやつが多く、面白かったです。日本と共通の動植物はほぼいなかったような。生物もよく進化したなと思います。
さてさて、次はウルグアイ滞在も最後、日本に向けて出発です。
コメント