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団地住まいの暖房を考える~団地5階に住む我が家の場合~

(この記事は以前作成した我が家の暖房に関する記事を大幅加筆更新しました。)
真冬の峠は過ぎ若干春めいた感があります今日この頃。夏に団地の暑さや冷房の記事を書いたら、ずいぶんアクセスが伸びて好評だったのです。

冷房をやったからには冬の暖房もやっておかねば、、、です。

さて、団地部屋をリノベーションした我が家ですが、暖房はメインは都市ガスで、たまにエアコンによる暖房を併用しております。ガス暖房のほうが強力なので居間やダイニングなどはメイン暖房はガスで、エアコン暖房は寝室のみです。

団地に越してくるにあたり、暖房の熱源を何にするかというのは我が家でも議論しました。

我が家が旧居の団地で使っていたのは灯油のファンヒーター。当時は灯油をガソリンスタンドで買ってきて、えっちらおっちら四階の部屋まで担ぎ上げてました。両手に18リットルずつ抱えての四階までの階段はなかなか辛かった日々でした。今の部屋に引越す直前にこの灯油ファンヒーターが故障してしまい、引越しを機に捨ててきたのでした。

引越し後の新居の団地の我が家。暖房装置としてあるのは、夏に買ったエアコンのみです。エアコンは寝室に設置したので食堂や居間を暖めることはできません。 もう一つ、私の独身時代に購入した電気で暖まるカーボンヒーターも持っていますが、これはスポット的なので、部屋全体を暖めるには不向き。せいぜい小さな書斎用でしょうか?

夫婦で居間やダイニングの暖房器具について相談したところ、最初に妻は灯油のオサレストーブ(例えばアラジンの↓のような灯油ストーブ)を所望しました。

アラジン ブルーフレームヒーター グリーン BF3911-G

確かにかっこいいので、私も心を動かされかけましたが、しかし灯油を買ってきてエレベーターの無い五階の部屋まで上げるのを考え踏みとどまります。灯油運搬役はなんだかんだ私がメインになりそうなので・・・。

妻は自分でも灯油を買ってくると言い張りましたが、彼女が寒い中、五階の我が家から空の灯油のタンクを抱えて一階に降りて、駐車場の車まで歩いて行って、運転して、ガソリンスタンドまで行って、灯油を買って、部屋の前まで運転して、灯油タンクを五階まで上げて、そのあと再び一階まで降りて、車を駐車場に戻して、駐車場から歩いて部屋の前まで戻ってきて五階まで上がって、灯油をストーブのタンクに入れて着火する、、、という一連の行動をとるとは到底思えない。もう騙されません。私もこんな灯油の運搬は全くやりたくないですし。

灯油の配達サービスもあるのですが、共働きなので、受け取るのがめんどくさいし、灯油タンクを部屋内・ベランダなどに置くのも邪魔くさいし、いちいち灯油タンクからストーブに移すのもめんどくさいし・・・。夜中に灯油の備蓄が切れたらスタンドが開く朝まで寒い想いをするのも嫌になります。いろいろな面倒を主張し、灯油は却下で合意されました

次いで検討したのはガス。由緒正しい(?)団地は、建築当時1960年代~70年代の最新鋭設備として、各部屋に暖房用ガス管が張り巡らされています。今の最新型のマンションにはないでしょうね、暖房用のガス管は。まだエアコンがそれほど普及していない時代だからこその設備だと思います。わが家は自分たちの部屋のリノベーションに際し、各個別部屋の暖房用ガス管は撤去したのですが、居間の杉板カウンターの下に一ヶ所だけ暖房用ガス管コンセントを残すようにお願いしてありました。

引っ越す前から”メイン暖房を灯油でというのはきついだろうな”というのはある程度見越していたので選択肢を残しておいたのです。↓のようなガス管のコンセントが壁に埋めてあります。

ガスは購入しに行ったり運搬する手間がないので非常に楽。火力も強力です。当初目論見どおり、我が家のメイン暖房はこのガス管を使うことになりました。

次いで悩んだのがガス暖房器具でどのような物を選ぶか。インターネットの世界を彷徨いますが、ガスの暖房器具は灯油ストーブほど製品のデザイン幅が無いというか、アラジンの灯油ストーブのようなかっちょ良いデザインの器具を発見できなかったです。アラジンの灯油ストーブのガス版のようなオサレ製品とか作れないのかな。結構売れるような気がします。

仕方ないので、お値段も抑えられていて、”いかにも!”なデザインの新しいガスファンヒーターを買いました。我が家にやってきたのはノーリツが作るこれ↓


最新だけあって、スイッチを入れて数秒後には着火され温風が出てくる。関東の冬は暖かいのでそれほど巨大なストーブではなくてもすぐ暖まります。ガス暖房は強力です。

ノーリツ ガスファンヒーター GFH-2404S 都市ガス12A・13A用

ガスは重い燃料を運ばなくて良いし、灯油より部屋の空気を汚さないというメリットがありますが、灯油に比べ、結露がひどい(燃料辺りの水素が占める割合が灯油より高いのか?)と言われているのと、ランニングコストは灯油に比べて高めというデメリットも。我が家の場合のランニングコストですが、このガスファンヒーターは2016年1月から使用開始し、このときのガス代は前月比+3000円くらいでした。思ったより安かったですが。

あとセンスが無い私が言うのもなんですが、このデザインは家電家電しすぎているな、とも思います。とはいえ灯油ファンヒーターのようなタンクが無いせいか本体の厚みは薄く(以前使っていた灯油ファンヒーターの半分以下じゃなかろうか)、たいした大きさでも重さでもないので部屋の隅にちんまりいる感じですし、暖房の季節が終わったら、部屋から撤去し梱包されていたダンボールに入れて、クローゼットの物置に放り込んでいます。

ガス暖房を採用した感想ですが、総じて満足です。デメリットはガス管コンセントが必要なので、これがないと設置まで一工事が入るところくらいでしょうか。メリットはなんといっても燃料の購入・供給の手間から開放されること。特にエレベーター無しの団地では燃料運搬の手間が無いというのは圧倒的なメリット。灯油も最近割高ですし、灯油購入・運搬の手間とガスのコストを天秤にかけると、多少割高でもガスのほうを私は採用します。

ガス管コンセントがある団地部屋にはガス暖房はお勧めですよ!

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