皆さんお久しぶりです。更新しなくてはと思っているうちに11月も終わりです。
先週末は就職先の集まりで東京に行ってきました。で、12月に入ったら、そろそろ修士論文の仕上げの季節。のんびり構えていたのですが、ここに来てお尻に火が点いたように作業に取り組んでいます。そうこうしているうちにいつの間にやら札幌もうっすらと雪化粧をし、朝は薄氷が水溜りに張るようになりました。これからあっという間に真冬です。
そんな近況なのですがどうしても気になる情報が二つあったので、更新です。
一つ目。抜海港のゴマフアザラシが本格シーズンを迎えているようです。
本日の宗谷支庁メールマガジンより。
「◆ 稚内市抜海港にゴマフアザラシ登場
稚内市郊外の抜海港に、今年も野生のゴマフアザラシの群れが姿を見せました。
抜海港には、例年11月から4月下旬まで、ゴマフアザラシが集まり、消波ブロックや砂たまりの上で愛らしい姿を披露してくれます。港内には、ゲートで仕切られて人が入れないようになっている部分があり、神経質なアザラシにとってゆっくりとくつろげる場所になっているようです。
12月下旬のピーク時には300頭以上が集まることもあり、冬の間の観光スポットとしてツアーバスの巡回コースにもなっています。11月13日現在のアザラシ確認頭数は、177頭。
11月からは、稚内市と観光協会が、寒風を避けながらアザラシを観察できるプレハブの「アザラシ観察所」を設置しており、週末は家族連れなどでにぎわいを見せています。」
また昨日北海道新聞を読んでいたところ抜海のアザラシ情報が載っておりました。
何やらかなりの数のアザラシが押し寄せている様子です。特に大きな問題は、今のところ起こってないようですが増えすぎると漁業被害が起こるのではと心配されているようです。
詳しい情報は北海道新聞のサイトにどうぞ。http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061129&j=0047&k=200611289174
2つ目。ばんえい競馬の廃止がほぼ決定しました。
ばんえい競馬というのは馬がそりを引っ張るレースで、通常の競馬とは大分趣が異なる世界でも北海道だけでしか行われていない競馬です。そりは時には1000kgにも及び、馬もサラブレッドとは違う脚のぶっとい種類の馬が走ります。北海道遺産の一つとしても認定されています。北海道では旭川市・帯広市・北見市・岩見沢市の4都市による市営で行われてきました。しかしながら近年の運営は赤字。道内の地方自治体の財政状況はかなり厳しいのでしょう。今年度をもって廃止になる見込みが強いようです。でも北海道遺産にまで選ばれ世界で北海道でのみ行われているばんえい競馬をあっさり切り捨てるこのはいかがなものかと思います。
旭川市-市営旭山動物園でウハウハなら、その客をばんえい競馬に向くようにしてみてくれても良かったのではと思います。動物園が扱う動物と同じ動物の馬を扱うわけですし。今回のばんえい競馬の廃止でばん馬が馬肉になると思うとさびしいですね。
帯広市-存続に一番前向きで、ばんえい競馬の盛んなI市との二市開催の道を最後まで模索した姿勢は高評価です。「民間企業の支援があれば単独開催も」との市長の言葉もあります。良いスポンサーが見つかればいいですね。
岩見沢市-今回の廃止で一番がっかりした街。街の顔である中心駅のホームにこんな像を飾っていましたよね。
その岩見沢市があえなく廃止に同意したのは非常に残念。私の中で岩見沢=ばんえい競馬の街でもありましたし。廃止の時も「ばんえい競馬のあり方を考える有識者会議」が「文化遺産を継承していく姿勢は必要だが、残した方がいいという意見はなかった」「財政再建団体になる夕張市の現実を見ていると、子供たちに借金を残していくことになるのは困るとの意見が大半」とあっさり結論を出した様子。
北見市-昨年のふるさと銀河線廃止といろいろ赤字物を抱えているようですから、残念ながらここの廃止は仕方ないかなと思っていました。競馬場もばんえい競馬のみの小さな競馬場で開催期間も短いし。
なんとか帯広市に良いスポンサーが付けばよいですが厳しい北海道経済を見ると見通しは明るくはないかな。でも名乗りをあげる企業は北海道の英雄になれる気がします。
いっそのこと帯広市と北海道庁と農水省と札幌市辺りがぐるになって中央競馬(JRA)に協力を求めて札幌競馬場にコースを作ってそこでやってくれないですかねぇ。札幌なら道内の地方よりはお客さんを呼べるだろうし。JRAの札幌記念の後にばんえいのレースを見れるようにしたら面白そうですし。同じ競馬文化なんだから、JRAも協力してあげて欲しいなぁと思います。
外部リンク)
ばんえい競馬
橇を引っ張るレースの様子はこちら。(動画で見られます)
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