http://www.afpbb.com/article/1282703(ソース)
【シドニー/オーストラリア 30日 AFP】「捕鯨船への体当たりも辞さない」という攻撃的な活動手法で知られる反捕鯨団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」が、このほど、日本の捕鯨船の居場所に関する情報提供者に2万5000ドル(約300万円)を提供すると発表した。
~中略~
「シー・シェパード」は、同団体が所有するFarley Mowat号の他にも、高速船とヘリコプターを投入し、14か国からの総勢70人という布陣で、日本の捕鯨船6隻を追跡している。しかし、追跡は3週間にも及んでおり、今後2-3週間で発見できない場合は燃料の補給のため港に帰還せざるをえず、焦りが見え始めている。
ニュージーランド政府は19日、日本の捕鯨船がクジラの殺りくを行っている映像を公開。同政府は日本の捕鯨には反対する立場をとっているものの、捕鯨船の位置情報の公開は拒否している。クリス・カーター(Chris Carter)環境保全相は、先だって、同団体の追跡が暴力に発展する可能性への危ぐを表明している。
~後略~
捕鯨を止めさせるために船をぶつけるのですか。
船をぶつけて油が漏れたりしたら、それこそ海を汚して動物に悪影響を与えてしまうような気もします。
環境保護団体というのは高額な懸賞金を出せるほど潤っているんですねー。いいなー。
環境・動物保護団体がアレなことはさんざん触れてきたので今回はスルーします。
今日はニュージーランドについて書きましょう。(ニュースからは、なんとなくニュージーランド政府もこの反捕鯨団体にはどん引きになっているような気もしますが…)
>ニュージーランド政府は19日、日本の捕鯨船がクジラの殺りくを行っている映像を公開。
捕鯨の映像は日本ではさんざん公開されていますし、日本には捕鯨に関する博物館さえあります。わざわざニュージーランド政府が公開しなくても日本は文化的背景を含めた資料を用意しています。
捕鯨に反対するニュージーランドの環境政策が素晴らしいのかと言うと首を傾げざるをえません。例えば南氷洋に暮らすクジラとも関連がふかーーい温暖化防止政策について紹介しましょう。
京都議定書ではニュージーランドに対し温室効果ガスの削減は課されていません。先進国ですけどね。
その理由はこちらが詳しいですが、かいつまんで紹介すると「ニュージーランドは、発電に石油を使っていないから一切下げない!」という主張です。
ニュージーランドの発電に石油は使ってないかもしれませんが、天然ガスや石炭といった化石燃料は使っています(比率は小さいですけどね)。また二酸化炭素の排出源は石油だけではありませんし、石油の使い道も発電だけではありません。例えば車を動かすガソリンや捕鯨船を追いかけるヘリと船を動かす燃料も石油な訳です。
そういうのを無視して「発電で石油を使わないから、二酸化炭素の排出量を下げない!」と主張するのはなかなかな国だと思います。
またニュージーランドは牧畜が盛んな国で二酸化炭素排出の半分は牧畜業から排出されるといいます。牛を食べることに反対な人たちが「牛は可愛いしゲップには温室効果ガスが含まれるし、さらに大量の穀物を食ってそのほとんどをウンコで排出するというものすごーーーく無駄が多いから、商業的な牛の飼育及び屠殺に反対」と言ったらこの国はどういう対応をするのでしょうか?ちょっと見てみたいです。
(この文は急いで書いたものです。後日管理人の手により変更が加えられるかもしれません。)
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