ゴマフアザラシとゼニガタアザラシを飼育している水族館。道内では珍しい非公営タイプのアザラシ飼育施設です。そのせいか入場料は高め、施設はテーマパーク色が強い綺麗な施設です。アザラシの飼育規模としては道内標準レベル。
管理人による お勧め度 B–
営業期間・休業日
(2006年度)無休。冬期に一週間程度の保守のための休業期間あり。
営業時間
9:00~17:00
アクセス
JR登別駅より徒歩5分・国道36号線沿い。
公式サイト
登別マリンパークニクス
独断による評価
総得点
12点
評価理由
入場料
0点
大人2300円。駐車料金500円。道内最高額です。その値段のせいかさすがに水族館は綺麗なのですが、かなりの辛口な評価。パスポートがあればまた違うかも。
アザラシ
3点
ゼニガタとゴマフの2種を取り揃えています。
展示
2点
標準的なアザラシプールです。でもアザラシプールをニクス城と比べるとちょっと寂しかった…。
企画
3点
給餌解説を行っていました。
施設
4点
観光産業の会社が経営する施設なので、公営施設に比べるとさすがに綺麗な施設です。
雑感・感想など
入場後正面にそびえる城・ニクス城。水族館の本館になります。
アザラシプールの外形。
他の施設でもよくあるタイプのプールです。
北海道の一級観光地・登別にある水族館です。名前のニクスというのはドイツ語で「水の精」という意味のようです。またニクス城という水族館のメインの建物はデンマークのイーエスコー城をモデルにしているそうで、施設全体が北欧をイメージした雰囲気になっています。
立地している土地が観光地のせいか入館料は道内で最も高い2300円。駐車料金もしっかりとり、年間パスポートもありません。おそらく地元のリピーター よりも、観光客の一見さんや修学旅行などの団体を狙った施設なのでしょう、多分。高いお金を取るだけあって施設は道内で最も綺麗かもしれません(^^;の で、魚や海獣にあんまり興味を持っていない普通の女の子をデートに連れて行くには良い施設かもしれません。私はおたるとか紋別とか天売島とかに行きたがる子の ほうが好きだけど。
施設は登別の駅前にあるのでアクセスは非常に容易です。札幌からも直通の特急がでています。また登別温泉も近いので、水族館以外の観光でもいろいろ楽しめます。クマ牧場もありますし。
飼育しているアザラシはゼニガタアザラシが4頭、ゴマフアザラシが1頭。頭数・種類ともに道内標準クラスの編成です。給餌解説も開かれていますし、餌やりもでき、押さえているところは押さえているなかなかの施設です。
一頭のゴマフは頭部に傷を負った状態で保護されたナビという名前のアザラシです。傷跡は残っているもののナビはすっかり元気になってエサの争奪に参加していました。
また館内で産まれた子供が元気に育っていますし、衰弱したオットセイを保護し、元気にしたあと海に返しているので、おそらく海獣の飼育が非常に上手な施設なのではと思われます。
動画(1.27MB)
ニクスのアザラシたち。
動画(960KB)
こちらが唯一のゴマフアザラシのナビ。
ご覧の通り頭部に傷を負っていますが、現在は元気になっています。
動画(9.62MB)
給餌・解説風景
ゼニガタアザラシの解説板
アザラシマニアの視点で見ると、北海道内にはおたる水族館やとっかりセンターといったアザラシが豊富な施設がありますし、また旭山動物園のような展示の仕方 で魅力的な施設があります。こういった施設と比べると若干、地味な印象を持ってしまいます。(あくまでアザラシのみに注目した視点だとですが…。)まぁニクスさんもアザラシを売りにしているとは思いませんが…(^^;
年間パスポート等があるともうちょっと行きやすいかなと思いますが、どんなもんでしょうか?
2007年2月16日作成
コメント