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能取岬の流氷とゴマフアザラシ 2007年2月25日

 2007年2月25日、網走の流氷と網走湖の野生アザラシを見に行ってきました。その際、網走市の能取岬でもアザラシを見たのでその様子を紹介します。

 今回の訪問は夜行列車で札幌を発ち、2月25日(日)の早朝6時15分に網走駅に着き、その後レンタカーを借りて網走周辺を周り、その日の札幌行き最終 列車で帰ってくる日程でした。
 網走に到着後、朝食を食べ、網走湖を回った後に能取岬に向かいます。

 能取岬は去年の2月にも来ていましたし、今年の2月11日、つまりこの日の二週間前にも訪れていたのですが、これまでアザラシは確認していませんでした。ネットや 本で調べてみるとアザラシが生息しているかも、という情報は多いようですが、これまでは2連敗。私にとってはなかなか思うようにアザラシを発見できない戦地です。

 さてさて今回はどんなもんかという思いで到着します。能取岬は断崖上になっており、崖上から海を眺めます。この日は流氷シーズンの日曜日で時折観光バス も やってきますが、普通の観光客の皆さんは駐車場周辺を散策してすぐバスに戻ってしまいます。寒いですし、風景以外に特に見るものも無いのですが崖下の野生動物を無視するのは少しさびしい…。この日は晴 れて風は無いものの、崖上は雪が積もったり凍りついたりしているので、私は長靴を履いてうろうろします。断崖は数百mに渡りつながっているので、その上を歩 き、時折止まり双眼鏡で丹念に海を見て行きます。

 この日の能取岬から見た海は流氷の切れっぱしやカモ・カモメ・ハクチョウなどの水鳥が浮いていました。流氷帯ははるか数キロ沖にあるようでしたが、能取岬の崖下には押し寄せて打ちあがった氷が堆積していました。


能取岬に押し寄せている流氷。


能取岬の崖上から崖下を見てみると流氷が堆積していました。


左が能取岬灯台。
なかなか綺麗な灯台です。

能取岬の崖です。

 ぱっと崖下の流氷を見ると、氷の上にアザラシの姿は無く、いい加減寒くなって帰りたくなってきたのですが、ふと双眼鏡の視界に海からひょこひょこ顔を出して泳いでいるアザラシの姿見つけました!訪問三回目にして漸く見つけました。
 泳いでいたのはおそらくゴマフアザラシ。2007年2月現在このサイトで紹介している野生アザラシ生息地の中で最も遠くにアザラシがいました。距離は200~300mくらいか な?肉眼ではもちろん見えません。双眼鏡を使っても「ここにはアザラシがいるかも」ということが頭に入っていないと気付かないのではと思います。特に水の上に浮かぶ水鳥と氷のきれっぱしとアザラシの頭が同じくらいの大きさに見えて紛らわしいことこの上なかったです。

 アザラシに目が馴れると結構な数のアザラシが泳いでいることに気付きました。ぱーっと海上に顔を出しているアザラシを数えただけでも20頭以上はいました。


動画(751KB)

赤丸で囲ったのがアザラシの頭。
動画はアザラシが確認できる代物ではないのですが雰囲気が伝わるかもと思い置いておきます。

 


等倍で切り抜くとこんな写真。
ひょこひょこ海にもぐったりするのでなかなか写真は撮れませんでした。連写して数うちゃあたるの理論で撮りまくりです。


写真奥を見ているアザラシですね。


こちら側を向いているアザラシの頭部

この写真には5頭のアザラシが写っています。


3頭のアザラシの頭部。
上陸してほしかったなぁ。

これも赤丸でアザラシ部分を囲っておきました。
左上に紛らわしい鳥が写っとります…。アザラシは4頭。


写真の一部を切り抜き
アザラシの背中です。

 1時間位アザラシを見たあと、正午の網走港発の流氷砕氷船を予約していたので、一回能取岬を離れます。
この航海ではアザラシは見られなかったのですがかなり近い距離で氷の上に止まるオオワシを見られたので個人的には満足しました。この航海の様子はこのページの最下部に一部の写真を載せています。

 さて朝の能取訪問ではかなり遠くのアザラシしか見ることが出来なかったので砕氷船を降りた後、再び能取岬を訪れます。今度はアザラシが氷の上にでも上陸していればいいなという想いです。

  が、午後の能取岬は干潮で岩礁が露出しており、かつ風が強くなっており午前とはずいぶん様相が違っていました。波も高くなってきていました。それでも波間 を泳いでいるアザラシを見つけることは出来ました。上陸しているアザラシは皆無。アザラシまでの距離は朝とあまり変わりませんでした。

午前の写真と比較して、波が高くなっている様子がお分かりいただけるかと思います。


写真の切り抜き。
アザラシの背中が写っていました。

このサイズまで縮小すると何が何やらですね(^^;


写真の切り抜き

上と同様


上と同様に写真一部の切り抜き

上と同様


今度は二頭写っていました。
手前を向いているのと横を向いているアザラシです。


二頭が向かい合っている姿です。
しかしアザラシまで遠かったなぁ。


この写真は午後撮影。岩礁が露出しているのがお分かりいただけるかと思います。

 

 

以下おまけ~網走港発の流氷砕氷船~

 アザラシも流氷も見れませんでしたが、網走後発の砕氷船の様子も紹介します。オオワシを何羽か見かけることが出来ました。


網走港港内の様子。
港内で結氷した氷が浮かんでいました。


流氷砕氷船おーろら2号。
網走の砕氷船はおーろらとおーろら2の2隻体制。


流氷のはぐれ氷の上にオオワシが止まっていました。
後ろは網走の住宅。


上で紹介した能取岬の断崖を船上から撮影してみました。


はぐれ氷の上にいたオオワシ。
距離は30~70mくらいかな?結構近かった。


本日の網走沖。
流氷はありません。左上の写真や上の能取岬を撮影した写真にも写っていますが、たまにはぐれ流氷が浮いていたりしました。

2007年2月28日作成

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