先回の記事ではPowershotG12を使って海の中撮影した写真を紹介しました。Canonは専用の水中ハウジングケースを出してくれているので、これにG12を入れて海に飛び込むわけです。
ケースはプラスチック製ですしカメラの周りには空気があるので、カメラは浮きます。小さいカメラだとたいした浮力ではないですが、G12くらいになると、大きな浮力です。水中ではストラップを腕に通しているのでどこかに浮かび上がっていくことは無いのですが、撮影のときもカメラが浮かび上がりそうになるので安定しない。というわけでハウジングケースには重りを付けます。
ハウジングケースを作っているCanonからもウェイト(WW-DC1)が販売されています。ウェイトといってもたいしたものじゃありません。要はハウジングケースの三脚穴にステンレスの重りをつけるだけです。
キャノンから出ている純正のウェイトは3000円くらいで売られています。純正のほうがカッコいいのは当然ですが、ものは単純な金属の板ですから、ホームセンターで売っている材料で自作というほどおおげさではなく、代用できそうなモンです。
というわけで、ホームセンターでウェイトを探しにいいってきました。細かいサイズはわからないので、ハウジングケースも持ち込み、実際にはめてみたりしていろいろ素材を探します。
カメラの三脚の穴は1/4インチというネジの規格。日本の普通のネジはミリ規格ですからちょっと注意。大きめのホームセンターなら普通に売っていますが。
重り用のプレートは建築現場の材料をばら売りしているようなコーナーで鉄のプレートを探します。上気したCanonのサイトでG12のウェイトは180gということはわかっています。バネ秤まで持ち込んでプレートの重さを量りつつ、邪魔にならないサイズの重りを探します。
で、選んだものが鉄プレート×2枚(1枚250円)と1/4インチ規格ネジの16mmの長さのネジ(一本15円)とワッシャー2枚(1枚5円)。その他プレートの両端を止めるために1/4インチネジ10mmのもの2個(1個10円)とナット2個(1個5円)。プレートのずれを防ぐためにゴムワッシャー4個(セットで100円)。
計650円くらいで材料がそろいました。
組み立てたものが↓こんな感じ。
ハウジングにつけるとこんな感じです。もうちょっとプレートが短いものにして3枚にする手もあります。
実用の機能、カメラを沈めるだけならこれで十分だと思います。ホームセンターだと安いのはもちろん、ネジやプレートの大きさで自分で好みの重さに調整できるのがいいです。水中では重めにしたほうがカメラも安定するような気がしますし。
カメラのウェイトをホームセンターで物色する際はハウジングを持ち込んで実際のサイズを見ながら購入するのがコツかなと思いました。