春分の日の本日、思い立って久しぶりにしながわ水族館に行ってまいりました。
しながわ水族館のアザラシ館は2006年のアザラシ館をリニューアルした際に展示に写真を提供した縁で訪れて以来、なんと6年ぶりの訪問。もうそんなに経ったのか、、、と改めて思います。
祝日ですから今日のしながわ水族館は大盛況。6年前にお世話になった職員さんにもご挨拶申し上げたかったのですが、館全体が活気で満ちていて、お忙しいかと思い、遠慮してしまいました(^^;
それはともかく、早速アザラシ館へ。6年前に来たときは公開前だったのでお客さんがいなかったのですが、今回はお客さんも大入り。皆さんアザラシを見て歓声を上げています!アザラシも元気に泳いでいました。しながわ水族館のアザラシ館は陸からも見られますし、プールの中にも人間が通れるトンネルがあって、アザラシの泳ぐ様子を下や横から見上げることもできます。コンパクトながらもお客さんも楽しめる非常に良いプールだと改めて思いました。
水中を飛ぶように泳ぐアザラシ。彼らは水中の中でこそ、活き活きした動きをします!もちろん陸でゴロゴロしている姿も好きですが(^^;
しながわ水族館のアザラシ館は、小さな子どもはもちろん、大人も夢中になるプール。多くの動物園・水族館だとアザラシはその辺で沈んで水中に転がっていたり、陸で寝ていたりする事が多いので、失笑を買うのが落ちです。ですので、一般のお客さんにとっては長時間見る対象となる生き物ではないと思いますが、しながわ水族館ではメインを張っています!
お客さんからも「ここのアザラシすげー!!」という声が上がっていました。私を褒められているわけではないですが、やはりアザラシ好きな一人としてはうれしいです。
一日二回のブリーディングタイム(餌の時間)の〆は「さくら?」のジャンプ。アザラシ歴10年くらいになりますが、ここまで飛び上がるアザラシを見たのは初めてかも!
6年前はアザラシ館以外はあまり拝見できなかったので、今日は館内も一巡。印象としては全体的に世界の珍獣・奇魚の類が少なく、日本の周りの生き物の展示を丁寧にしている印象を受けました。エントランスも日本の河川や東京湾の海を再現する水槽でしたし。アザラシも日本でよく見られるゴマフアザラシを一種のみの展示です。
しかし、しながわ水族館を訪れた人の心に一番深く突き刺さるのは、ゴマフアザラシではないかと思います!(私がアザラシ好きという贔屓目を除いても。)ゴマフアザラシはアザラシの中でも日本では最もありふれた(=何の変哲もない)種。
パンダやコアラなどの珍獣奇魚を集めて客を呼ぼうとする施設への強烈なアンチテーゼ。展示の仕方さえ良ければわざわざ異国から変わった生き物を無理やり連れてこなくても、日本の生き物で十分戦えることを改めて感じました。私は世界の珍獣奇魚も良いけれど、日本の身近にも面白い生物がいることをもっと注目しようぜ、と思い、国内の(特に北海道の)アザラシに焦点を絞ったこのサイトを作ったので、しながわ水族館の展示には共感するところが多く有りました。
後半は少し抹香臭くなりましたが、しながわ水族館ではいろいろ素敵なネタを仕入れてきたので小出しにしようと思います。
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