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しながわ水族館のアザラシ館に行ってきました

皆様おはようございます。7月に入りましたね。
ここ1~2ヶ月間、私が札幌~東京を往復している暮らしをしていることはここでも何度かお伝えしていました。
東京で何をしていたのかと申しますといわゆる就職活動です。
ついに私も引導を渡され、ふらふらアザラシやマリモを追いかける大学院生生活にピリオドを打つときが来たわけです。
で、その就職活動も終焉に近づいてきたので、そろそろアザラシ活動を再開させようと思っております。
さてさて、その復帰第一弾として6月30日にアザラシファンには面白い場所に行ったので紹介しましょう。
その場所とは7月20日にオープン予定のしながわ水族館のアザラシ館。
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↑7月20日オープン予定のアザラシ館。細かな内装工事等が急ピッチで進んでいます。
なぜ一介の学生にすぎない私がオープン前のアザラシ館に入館できたかと申しますと、実はアザラシ館の北海道のアザラシ生息地に関する展示パネル用に写真を提供させて頂きまして、そのご縁で一般公開より一足前に拝見する機会を得ました。
案内してくださった職員さんは「ぜひとも宣伝してください!」とおっしゃられていたのでここで訪問の様子を紹介しましょう。
ただし「まだオープン前のアザラシ館内部の画像の公開は遠慮を」とのことなので、実際の様子はぜひとも実物を訪れて見てみてくださいね。
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↑従来のペンギンコーナーからアザラシ館へと向かう通路。まだ工事用のシートに覆われています。
まずは入場門で職員さんと初対面の挨拶を交わし、早速アザラシ館に向かいます。
アザラシ館はオープンに向けまだ内装等の細かな作業が残っているようですがほぼ完成していました。
アザラシは6月27日に新プールに移動したとのことです。
またアザラシ館オープンにあたり、もともとしながわ水族館にいた4頭に加え、おたる水族館からやってきた若い2頭が仲間に加わったとのことです。
まだ新プールに移動して3日ですから、アザラシのほうも慣れていないらしく旧来の4頭はプールのそこでじ~っといじけたりしておりました。
餌も食べていないらしく、職員さんによると餌を食べるまでに数日はかかるかもとのことです。
(皮下脂肪が厚いので数日餌を食べなくても心配は無いようです)
一方おたるからやってきた若い2頭はすでに慣れてしまったらしく新プールを勢いよく泳いでいました。
おたる水族館からやってきた2頭の活躍ぶりに道民としては胸が熱くなりました。
設備面も少し紹介しましょう。
アザラシ館内部は水面上から眺められるのはもちろん、階段を下りて建物内部に下りると水中のアザラシの様子も観察できるような造りです。
透明アクリルをふんだんに使ってプール中に水中トンネルがあり人間が歩ける…と書いても私の文章力ではあまり想像できないでしょうから、見たい方は実際に行きましょう。
あえて書くならばおたる水族館のネズミイルカ&アザラシの混泳プールと旭山動物園のアザラシ館とペンギン館の3つのプールを足して3で割ったようなイメージかな?
またプール内部は疑岩が配置され北海道の岩礁のイメージに造られていました。
ただプールの形が複雑な上に水中トンネルがあるのでプール掃除の方法が難しいらしくその辺は今後の課題のようです。
プールには人工のバブルリングを生む機械も設置されその機械は業者さんとしながわ水族館で作成したとのこと。
また流氷の合間から顔を出すようなシーンをイメージして円状の穴が地上部にあいておりヒョコヒョコ顔を出して欲しい仕掛けもありました。
ただ、この穴からアザラシが顔を出すかはまだ未知数とのことです。
アザラシ館内部は内装の仕上げの真っ最中。
まだ汚してはだめとのことなので私も靴を脱いで拝見しました。
プールの前の真新しいじゅうたんにあぐらをかいて座りボーっとアザラシの様子を見ていると時間が経つのを忘れるくらい楽しいものでした。
やはりアザラシは水中の様子を見られるのが面白いなーと改めて思いました。
私の写真を使ったパネルはゴマフアザラシの基本的な生態と北海道のアザラシ生息地を紹介しているパネルに使用されていました。
網走湖・野付半島・風蓮湖・大黒島の写真が私の提供したものです。
襟裳岬の写真を提供している方は、アザラシ写真界では大御所の、また私自身も尊敬している写真家さんが提供されており、「この方と同等の扱い!」と少々びびりました。
この他にも一枚パネルがありまして、こちらは北海道のアザラシが魚を食べたり網を破ったりするという漁業との問題、また保護活動に関する説明をされていたパネルです。
こちらにあった海岸に打ち上げられカラスにつつかれ死んだと思われるアザラシの子供の写真は衝撃でした。
この可愛いだけじゃないのだよ、いろいろ問題や現実があるのだよ、ということを伝える姿勢は素敵だと思います。
私のペースで拝見しているとエンドレスになってしまうので、程よい頃に切り上げ、お仕事でお忙しい中、案内してくださった職員さんにお礼を伝えアザラシ館を後にします。
施設自体の出来もすばらしいと思いましたし、オープンは7月20日、その後は夏休みに突入です。
ということで、今年の夏のアザラシ館は大いに賑わうでしょう。
旭山の成功以来、こういった意欲的な施設が増えていることはアザラシファンとしても水族館ファンとしてもうれしいことであります。
また落ち着いた頃に行ってみたいです。
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↑至る所でアザラシ館のオープンがアピールされていました。これは水族館の屋根に掲げられた横断幕。
この場を借りて案内してくださったしながわ水族館のスタッフさんにお礼申し上げます。

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