青春18きっぷの旅の続き。先回はこちらです。
身延線からさらに中央線で北へ。。。。山梨といったら桔梗信玄餅。
小淵沢駅の駅弁、「元気甲斐」。この駅弁は私がずっと食べてみたかった駅弁。
名前はシャレですが、鉄道に関する著作の多い作家・宮脇俊三氏が称えていた駅弁であります。
私の拙い文章で紹介するより、文章に凄みさえ感ずることも多い宮脇さんの著書から拝借して紹介しましょう。今、本の当該ページを携帯で撮ってきました。
角川文庫の宮脇俊三著「駅は見ている」の「駅弁」選のP166。
さて「元気甲斐」中身の紹介。
開けてみたらメニュー表が付いてありました。やはり只者ではない気配が。メニューは派手さは無いですが丁寧なお仕事が必要な素朴な品が中心です。
お値段は1300円と駅弁にしては高い部類ですがこの内容なら納得か。
中身はこんな感じ。見た目どおり一個一個が丁寧に作られています。量は食べる人に無茶をさせない量。
元気甲斐はいろいろ本物志向でやっているようで、一の重の胡桃御飯は立派なホオノキの葉でくるまれていました。写真はお見苦しくて申し訳ないですが食べたあとに胡桃御飯を包んでいた大きなほんものの朴葉。お重となっている木の器も、木を模したプラスチックや発泡スチロールではなく、本物の木の折です。今の駅弁ではなかなか無いのではないでしょうか。お弁当を作られているのは丸政さん。
小淵沢に来たもう一つの理由がこちら。
土瓶に入ったお茶です。今はペットボトルが普及していますが、以前はプラのお茶容器(こんなやつ)でお茶を売っていますが、さらにその前、プラが普及する前は汽車の中では土瓶でお茶を売っていたのです。私が産まれるはるか前のことなので私もそんな風景を見ているわけではないですが。
そのはるか昔の汽車旅のお供だった土瓶のお茶を復刻させたのが、小淵沢駅。作られているのは元気甲斐と同じく丸政さん。手持ち部分も柔らかい金属の紐で、その縒り方がたまらないですね。
フタがコップ代わり。捨てるのがもったいない容器。容器の使い道を考える楽しみも与えてくれます。私は日本酒を入れて冷蔵庫に入れて晩酌の冷酒用容器にでも使おうかなと思います。
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