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紅花と流しそば、石畳参道と杉並木 山形旅行①

先週の三連休は山形県に行ってきました。
土曜の朝早くに仙台を出て、高速で山形へ。山形の今の花といえば紅花ですね。県の花でもあります。山形市の近郊にはヘ紅花畑が広がっております。紅花は満開をちょっと過ぎた辺りでしたが、まだまだきれいでした。
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立派なかやぶき屋根の民家の前の畑の紅花
続いて山形県を北上し信仰山の出羽三山へ。まずは湯殿山。湯殿山はご神体の周辺は撮影禁止なので写真はありません。でもレストハウスで面白げな流しそばを発見。その昭和臭さを感じるシステムに思わず腰掛けてしまいます。
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湯殿山の流しそばシステム。奥のすだれの向こうからそばが流れてきます。ざるにそばを盛ったほうがいろいろと効率が良いのはわかりますがそこをあえて流します。でもすだれ越しにそばを流してくれるおばちゃんが見えるほどの距離からの流しです。侘び寂びの世界です。私は昼時にレストハウスに入りましたが、流しそばはレストランの片隅の一角に構えています。レストランの普通のいす席はそれなりに埋まっているのに、流しそばをやっているお客さんは皆無でした。しかし私が流し蕎麦をやっているとそれを見た小学生低学年の子がお父さんに「流しそばをやりたい」ともうアタック。一家5人が席に着くとそれを見た修験者姿の3人連れも流しそばコーナーへ…という具合にあっという間に大盛況です。
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この流しそば、味はなかなか良いです。流す水は月山から引いている自然水とのこと。いい味の冷たい水で流してくるわけですからそりゃ美味いわけです。つゆが無くても美味しく食べられそうでした。水って重要ですね。流しそばは一人前600円。ただのイスで食べる暖かいそばもそのくらいの値段でしたので湯殿山を訪れた際には流しそばをおすすめします。
湯殿山の次は月山に行きたかったのですが、月山には雲がかかっており微妙な天気だったので羽黒山へ。麓からは2400余段ある階段の参道を登って本殿へ向かいます。参道の両脇は太い杉並木が続き緑が濃く幽遠な雰囲気です。山頂への途中には国宝の五重塔があり、なかなか見所も多いです。
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羽黒山杉並木参道。並木の間を縫うように登っていきます。
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国宝の五重塔です。杉林の中に立っており威厳があります。羽黒山は神社ですが普通は寺院にある五重塔があります。これは出羽三山が神仏習合の修験道の場だった影響だそうな。あんまり詳しくないですが。
五重塔は正面よりも斜めから見たほうが美しいと思いますが、この五重塔の両脇には電柱が立っております。。。(ライトアップ用?)斜めから写真を撮るとどうしてもこの電柱が入ります。仕方ないので電柱を杉の幹で隠したのがこの写真。
この日は私が訪れる少し前に雨も降ったらしく羽黒山全体に靄がかかったような荘厳な雰囲気。草木の葉は伸び、苔も濡れ、山の緑は色の深さを増していました。
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参道の石段。時折このような急登があります。昔から何人もの修験者が登っていったのでしょうね。私もひいひい言いながら登っていきます。
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参道の石段。苔の生え具合、石段の磨耗具合からも年季を感じます。雨が降った後なので苔が美しいです。でも石段が滑ることこの上なかったです。
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石段には時折文字や絵が刻んでいる物があります。これは徳利とお猪口の絵でしょうか?
羽黒山の本殿へは麓から山頂の本殿まで道路が付けられており、大型観光バスも頂上まで乗り入れております。大半の人は車で頂上に行っているようです。でも、羽黒山の最大の魅力は本堂でも五重塔でもなく、修験者の香りが残る石畳の参道とそれをとりまく杉並木が織り成す清冽な空気だと思います。体力と時間とお金のある方は山形の鶴岡の羽黒山まで行って麓から山頂まで歩いてみてください。気分を一新できます。
さて、この日はここまで。翌21日海の日は今年の3月にゴマフアザラシの子供が2頭生まれた鶴岡市立加茂水族館に向かいます。

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