皆さんこんばんは、今朝は札幌では初雪が降ったようですね。阿寒湖は雪こそ降らなかったものの水溜りには氷が張っていました。雄阿寒岳も頂上から3合目くらいまで白くなってしまいました。雪というより霜で白くなったのかな?今日の写真はその雄阿寒岳です。いつもの阿寒湖畔まで行く時間的な余裕が無かったので温泉街からちょちょっと撮影しました。
さてさて、昨日、国内からラムサール条約に20箇所もの場所が登録されました。今までの国内のラムサール条約登録地は13箇所だってので一気に倍増以上です。今回の追加登録で気になる場所はマリモ的には阿寒湖、アザラシ的には野付半島・風蓮湖ですね。野付半島は水鳥の豊富な土地なのでわかりやすいですが、阿寒湖のほうでは「阿寒湖で水鳥??」といったもんですよね。
阿寒湖はマリモが前に出ていて鳥の影はうすいですが、カモやハクチョウはやってきますし、オオワシもたまに見かけます。が、山岳湖沼ですし冬は全面結氷しますので渡り鳥の数はあまり多くないです。むしろ隣町の屈斜路湖のほうが多いような気すらします(^^; それでも阿寒湖が登録されたというのはラムサール条約の意義が広義にわたるようになり阿寒湖の生態系が評価されたことと、もう一つは申請側の事情として阿寒湖の大部分は立ち入りが制限されていて保全しやすいということからなのでしょうね。
野付半島・風蓮湖は9月に行きましたが、アオサギが鈴なりにいて、結構な数のタンチョウも餌を食っていたのが印象に残っています。まさしくラムサール条約のためにあるような場所だなぁ。水鳥とアザラシは直接は関係なさそうですが、野付ではアザラシのすぐ後ろでアオサギが餌を獲っていたりいました。ですから鳥達の生息場所を守るようになればアザラシたちの生活場も便乗して守られるかもしれませんね。まずは喜ばしいことです。
で、地元の反応はというと、野付・風蓮の方はかなり盛り上がっているらしく役場から垂れ幕を下げたりしているみたいですね。一方、阿寒湖の方はまったく盛り上がっていません(^^;確かに先月釧路市と合併して阿寒湖あっての阿寒町ではなくなったのですが、もうちょっと何かしてみたら?と部外者の私が言いたくなるくらいです。やはり今まででも観光客が来ている場所で、かつ登録地のほとんどは現在すでに立ち入り制限されておりこれ以上登録地を保全しろといわれてもどうするのよ、といった様な背景があるのでしょうか?
ラムサール条約に登録されて知名度が上がるといっても阿寒湖の場合、今でも知名度はかなりありますし。野付や風蓮はこの登録で名を上げるという気概もあるようですが、阿寒湖場合はどうも…(^^;
今の阿寒湖はそんな雰囲気です。
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