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ソウルの鷺梁津水産市場へ行って帰国:韓国その④

韓国滞在も最終盤へ。

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ソウルの地下鉄に乗って鷺梁津水産市場に行くことにしました。
地下鉄車内。新しくてきれい。見た目は日本の地下鉄と変わりません。
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地下鉄駅にもこんなジオラマが。ご存じ竹島です。さりげなく地下鉄のターミナル駅にも置いてあるとは。日本で言えば池袋駅あたりの地下におかれているような状態ですかね。
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水産市場の最寄り駅に着いて地上に出てみると、、、
路上でものを売るおばちゃんたちが。洗面器とか段ボールを積んで売っている辺り、良い味を出しています。何を売っているのかな?
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覗き込むと、写真左は生姜?真ん中が朝鮮人参の千切り?右がナツメの実?のようなよくわからないけど素朴なものを売っていました。
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道の両脇に広がる日曜雑貨を売る店眺めつつ水産市場へ。
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この市場がなかなかの壮観!活気に溢れて一見の価値ありです。
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フロアに降りてみると水槽の中で貝やらウニやらを売っていて見ているだけでもわくわくします。ちまちま少量で売られているのよりこのようにドカッと売られている方が美味しそうに見えるのはなぜ?
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巻貝にホヤ。ホヤは韓国でも食べるのですね。右下のバケツは小さなタコが触手を動かしながら売られています。逃げ出さないのかな?
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こちらは魚を水槽に入れて売っています。
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売られている魚は市場内の食堂に持ち込んで調理してもらえます。魚代は魚屋へ。調理代は食堂へ。食堂では魚をつまみに酔っ払って大声で何やら話している地元のおっさん多数。
ひらめの刺身と小さなタコのぶつ切り。銀の箸やキムチがあるのが韓国ですね。このタコが生きたままなので皿から逃げ出したり、引っ付いたりしたり大変。口の中に入れても粘膜に吸い付いて飲み込めなかったりします。餅みたいに窒息するような感じではなかったですが。
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これは焼き牡蠣。牡蠣も旨かったです。写真上側の皿にいるタコのぶつ切りには2~3個逃げ出そうとしているのが写っています。
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刺身を取った魚のアラとエビ・アサリで海産鍋。良い出汁が出ています。HOTな鍋にするかどうするか聞かれたので、ノーホットとすかさず。唐辛子の辛さはしばらく要らない・・・。
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海鮮を堪能したら地下鉄に乗って空港に向かいます。いよいよ帰国です。
韓国のエスカレータは右側に立って左側が歩く人用のようです。
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日本へは行きと同じアシアナ航空で戻ります。
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日本はあっという間に2時間で着陸。羽田空港が妙に懐かしい。羽田から京急で我が家に向かいます。
電車の中で韓国旅行を反芻します。
日本との関係でも何かと話題の多い韓国。日本と似たような国かというとやはり相当違うメンタリティを持っている国だと思いました茶会の考え方もずいぶん違うなぁ、と思いましたし、ホテルも日本ならこの価格でこのサービスは無いだろうという妙な感じだったし、食堂や商店の接客は極端に無愛想だし、あのどこかのまねのような菓子もやはり日本ではないよな、、、と実感したものです。
一方で、やはりこれまで行ったどこの国よりも日本に近い国とも思いました。作法が違うといっても紅茶の国と緑茶の国というレベルでは日本と韓国はくくられるし。お菓子も模倣されるということは食文化も近いのでしょうね。
韓国の茶会に参加している時、西洋の参加者がなにやらおばちゃんに質問をしていたことがありました。おばちゃんは英語が分からないらしく、困っていました。しきりにちらちらと私を見て何か韓国語で言うのです。私は韓国語が分からないのでなんだろうと思ってぼんやりしていましたが、あまりにもおばちゃんが話しかけてくるので何かなと思ったのです。ふとひらめいて合点しましたが、見た目は韓国人ぽい私におばちゃんは韓国の茶道の習慣を訳してくれということらしかったのです。申し訳ないので「あいむそーりー、あいむじゃぱにーず、あいきゃんとすぴーくこりあん」と返しました。コンビニでも若い兄ちゃんが韓国語で話してくるので、あいむじゃぱにーずというと英語で応答したりというのが何回かありました。確かに若いお姉ちゃんたちの見た目は日本と韓国では違うかなと思いましたが、おっさんレベルでは日本にいるおっさん達と韓国のおっさんで見た目の違いは感じません。
この国は黙っていればネイティブっぽく見られ、目立つことがないというのが妙に居心地が良く過ごしやすかった要因だったかもしれません。西洋諸国ではやはり一目瞭然で東洋のどこぞから来たよそ者と見破られてしまいますから。
文字通り近くて遠い国を実感した不思議な旅行でした。

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