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網走湖湖口の野生のゴマフアザラシ 2007年2月28日

 

2007年2月25日、ちょうど一年前に野生アザラシが転がっているのを見た網走湖にそろそろアザラシが転がっているかなと思い見に行ってきました。実は2週間前の2007年2月11日にもここを訪れていたのですが、そのときはアザラシを見ることは出来ませんでした。

今回の訪問は夜行列車で札幌を発ち、2月25日(日)の早朝6時15分に網走駅に着き、その後レンタカーを借りて網走周辺を周り、その日の札幌行き最終 列車で帰ってくるというなかなかの強行軍日程です。ちなみに今回はJRの切符・網走の流氷砕氷船おーろら号・夜行リフレッシュクーポン(朝食バイキング・ 入浴)がセットになっている切符(13500円)を使いました。網走~札幌を往復するならバスの往復のほうが安いのですが、おーろら号のチケットに加え、 シーズン中は6時30分から営業している駅レンタカーを割引料金で使えるのもこの切符の魅力です。レンタカーがないと早朝の網走での移動の手段が無いです から…。ただ、せっかく早朝 からレンタカーを予約したものの、携帯電話を特急の中で落としてしまいそれを探していただいて出発が7時30分くらいになるという失態を管理人はしてしま いましたが…。(携帯電話は無事に見つかりました。)

何はともあれ朝ごはんを食べて、網走湖湖口に向かいます。湖口に着き遠めに見ると去年アザラシを見た付近に何かモコモコしているのがいっぱい群れていました!
アザラシかと思い近づいてみると…。


早朝の網走湖。
まだ太陽が昇りきっていないので湖面には影があります。氷の上になにやらモコモコしたのが転がっています。

近づいてみると首を体に突っ込んで寝ているハクチョウでした…。アザラシマニアはがっかりします。鳥マニアにとってはハクチョウのほうがありがたいかもしれませんが…。

網走湖の下流にある塩水溯上阻止実験ゲート。
網走湖に高潮時に海水が入って来るのを阻止するためのものらしいです。去年もあったけどアザラシはいました。今年はこいつが活躍しアザラシの溯上も阻止しているのかと疑いました。

辺りを見回してもアザラシの姿は ありません。ここは網走湖と網走川の湖口の境にアザラシがいなければアザラシは見られません。粘るのも手ですが網走川~オホーツク海の間にいるかもしれな いですし、それほど数は見られない場所ですし、この日は流氷砕氷船にも乗る予定ですし、アザラシが見られる可能性の高い同じ網走の能取岬にも行く予定ですので、一回この場所を離れます。

能取岬で野生のアザラシを見てから、おーろら号で流氷のほとんど無い海を航海した後、再び網走湖を見に来ます。2週前に来たときもアザラシはいませ んでしたし、今年は「アザラシが網走湖に溯上してきた」という話を全く聞いていなかったので、8割方「いないだろうな…」と思いながら到着します。

しかし、ハクチョウとは明らかに違うモコモコしたのがごろんと転がっていました。車の中からでも「アザラシ」とわかりました。ハクチョウも起きて凍った湖の上を歩いていました。


動画(3.31MB)

網走湖上に転がるアザラシ。
ころがっとるだけなのであまり動きの無い動画です。
網走湖は幹線国道に面しているので車の音が動画に入っています。

動画(599KB)

本日転がっていたのはこの一頭だけ。
体の上半分は乾いていました。これも動きの無い動画…。

網走湖のハクチョウとアザラシ(奥)。
お互いに無関心のように見えました。

飛び立つハクチョウを眺めるアザラシ。

カメラの広角側で撮るとこんな具合です。
去年より氷の張り具合が甘いせいか若干アザラシが遠かったかも。

一頭で転がっていました。
哀愁が漂っていました。

この日は夕方近くまで網走にいました。
日没の網走湖。

夕暮れの中、一頭で氷の上に転がるアザラシ。
そのはぐれっぷりに、ちょっと親近感。

札幌~網走発着の特急の車内から網走湖を林越し見ることが出来ます。アザラシが転がっている付近も通るので、帰りの列車の車内からその付近 を撮った見ました。もうほぼ夜でアザラシは鮮明に写っていませんが、生息地付近の確認は可能でした。アザラシが見られるのはおそらく2~3秒ですが、網走発着の 特急に乗った際は網走湖に注意してみてはいかがでしょうか。
双眼鏡があったほうがいいかな?

2007年2月28日作成

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