新型コロナウィルスの感染が広がり、あらゆる社会生活が影響を受けています。
我が家も感染拡大防止のため、私の職場はテレワーク推奨により5日に1回(つまり週1回くらい)の出勤で、あとはテレワークでOK・妻の職場はテレワーク設備がないので、今のところ通常出勤という感じです。なので、先々週までは私が朝に娘を保育園に預けて、帰宅してテレワーク。夕方にまた迎えに行く、、という生活でした。
しかし先週に、私が住む市から「保育園は閉園しないものの、登園の自粛を強く要請する」旨のお知らせが参りました。ごもっともです。
妻と私の職場と相談し、連休明けるまでは、平日の朝~日中は私が娘の面倒を見て、妻が夕方に帰宅したら育児をバトンタッチして、私が夜間に3~4時間ほどのテレワークを行うという形にしました。平日は通常だと8時間勤務ですが、それを育児後に行うのは体が持たないので約半日分の勤務。このような面では個人の裁量に任せてくれて、理解ある職場で助かっています。(が、新規に業務拡大は到底できないし、現状維持の7割くらいできればいいくらいでしょうか。正直娘が起きているうちは本人が乱入してきたりで集中力に欠けますし、その分深夜まで仕事をすると翌日の育児・仕事に影響が出るという感じです。長期化すると、ボディブローのように効いてくるだろうなと。。。)
↑状況なので最近の平日は娘と二人で過ごしていますが、3歳の娘を飽きさせないように&人に会わず、店に行かずで過ごすかに頭をひねっております。
妻を朝7時半くらいに送り出した後、いよいよ二人時間の開始。
まず何はともあれ、私は近所を散歩することにしています。外出自粛ムードの中、外に子供を連れ出して良いかは意見が割れるでしょう。ただ3歳児を一日家に閉じ込めて過ごすのは、我が家ではまず無理です。グズグズになってそれに親が参るのは目に見えています。冷静になって考えると、外出自粛の真の目的は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、人との接触を避けること。この目的から考えれば、外に出ないことは目的ではなく、人との接触を避けることが何より最優先事項で真の目的であることは明白です。
私と娘が朝早くから家を出るのは、娘は早起きで6時くらいから目を覚ましている&街も公園も人がまばらで、店もまだ開いていないから。人が外に出てくる時間の前に娘を外に連れだして、程よく疲れさせて、人が多く出る時間帯や人が集まる店などに入るなどの人との接触を避け、昼寝に移行して毎日を乗り切る作戦なのです。
ここ数日の関東地方は良い天気の日が多かったので、散歩も気持ちいい。
天気は穏やかで平和そのものなのですが、、、社会がこんな状況ですから、心に引っかかるものがあるのはちょっと残念。それでも思いっきり走り回る娘を見るのはうれしい。
植物やお花が好きな娘。道端にあるタンポポの綿毛を飛ばしたり、シロツメクサを摘んでいました。
こんな機会でもなければ、改めてシロツメクサの花を見ることもなかったか、、とも思います。小学校の体育の授業でグラウンドに整列して座ったケツの下に繁茂していて、ワシワシ刈り取ったことを思い出します。女の子は冠や首飾りを作っていました。娘も保育園で覚えたのか母ちゃんから聞いたのか、首飾りを作りたがります。が、父ちゃんは作り方を知らない、、、けど、確かにあの頃は楽しかった。
日も高くなってきて出歩く人が増えてきたら、人ごみを避けて公園や街から団地の中に戻り気味に移動開始。築数十年が経つ我が団地の中は、あちこちに昔から植栽された植物が根付いており、街路樹も大きく、春から夏はは次から次にいろいろな花が開いていますので、これらを観察して過ごします。
今はツツジが最盛期を迎えようとしています。母ちゃんから教わったらしくツツジの蜜を吸う娘。父ちゃんも通学路で吸いました!一緒にツツジの蜜を吸う。小学校以来の懐かしい味。
そうこうしているとお腹がすいて、家に戻って昼ご飯。保育園で手を洗うのを徹底されているのでしょうね、帰って来るなり念入りに手を洗って、さらに手の洗い方を父に教えてくれる三歳児。ちなみに朝から私が会話した人は妻と娘のみ。娘が話したのも父と母のみ。2m以内に近寄った人もほぼいないはず。
平日の昼間、自宅で娘と二人でラーメンを啜るのが、本当に不思議な時間です。新型コロナウィルスの社会へのインパクトがなければ絶対に無かった時間でもあります。
通常の仕事に行っている時間ですし、もし平日に休暇を取って二人で過ごしていたとしたら、間違いなくどこかに遊びに行って、外でご飯を食べているでしょうから。事実、平日に家で娘とお昼ご飯を娘と食べた記憶はないです。
新型コロナウィルスのおかげで、こんなに娘と向き合う時間ができたというのも皮肉ですし、娘とシロツメクサを眺めたり、ツツジを吸ったりする時間が大事に思えてきます。暮らし方や生活のあり方などが問いかけられているように思います。コロナ終息後はまた違った価値観を持つ世界になるでしょう。
父ちゃんの感傷はよそに、娘は午前中に体を動かしまくったので、眠くてたまらない様子で昼ご飯を食べる。朝の作戦通りで、この辺はまだまだ3歳児。添い寝すると一瞬で昼寝。おそらく2時間~2時間半ほどは眠ります。この昼寝時間が唯一の父に自由時間です。
娘が起きるのは15時~16時くらい。おやつを食べるか、本を読むか、お人形で遊ぶか、父ちゃんが苦手な折り紙をするか、あまり頼りたくないですがタブレットでyoutubeを見せることも。娘は最近pappa pigがお気に入りで、豚の声の真似が本当に長けてきました。
17時くらいから父ちゃんが夕飯を作っているうちに母ちゃんが帰宅し、育児をバトンタッチ。父ちゃんはテレワーク時間です。が、昼間の育児疲れがあるのも事実。これは生産性は高くありません。たまに仕事部屋に乱入してくるチビ娘もいますしね(^^; そして21時頃、娘が就寝してようやく静かになって日付が変わるくらいまで仕事をして就寝。
、、、というのが最近の日常です。
このような日中に自宅待機父親は日本中で増えていると思いますが、これが続くとやっぱり厳しい。仕事に専念しにくい親(大人)がたくさんいるということは、経済・社会活動は衰退するでしょうかから。早く落ち着いてほしい、、、。
と、言っても仕方ないので、この状況をなるべくポジティブに、過ごせるよう心がけております。娘とこのように過ごせるのはかけがえのない時間だと思いますし、どうやって人に会わず娘と楽しもうか工夫するのも楽しいです。明日以降はシャボン玉好きの娘のため巨大シャボン玉づくりに挑戦しようかなと思っております。
おまけ)
先週の金曜日、久しぶりに出社でがっつり残業してきました。私の通勤経路では赤坂見附駅で乗り換えるのですが、、、。都心で夜の店が多い赤坂見附駅前が良い時間帯なのに閑散としていて、思わず撮影してしまいました。
時間は23時くらい。歩いているのは店の呼び込みの人くらいですが、むしろ路地を歩いている客候補より呼び込みの人のほうが多く、暇そうにしていたのが印象的。店のネオンは光っているけど店は開いているのでしょうかね。そこまで確かめてこなかったけども。この時間帯にこんなに人がいない赤坂見附。
赤坂見附駅構内も人気が少ない。
いや、怖いくらいです。夜の23時くらいなので、いつもなら酔客に満ちつつ、それを白目で見る素面の人たちが混在する空間なのですが、日常とかけ離れた雰囲気。
赤坂見附駅から乗る郊外方面への電車もがらっがら。一車両に8人しか乗っていなくて、驚きでした。改めて今は”有事”だと実感しました。
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