伊豆・三津シーパラダイで2023年3月に産まれた赤ちゃんゴマフアザラシを2023年4月に見てきまして、その時のアザラシを中心とした記録は既に紹介しました。
この日は、6歳の娘がお供にくっついてきており、娘はアザラシだけでは飽きてしまいますし、私もせっかくなので、アザラシ以外の生物を見せたい。なのでアザラシプールを中心としつつも、館内をぐるぐる回りながらいろいろな生物を見せました。
今回は三津シーパラダイスで見たアザラシ以外の生物や見どころを紹介します。アザラシに特化した先回のエントリーより一般向けかも。。。?
アシカ&トドのショー
まずはアシカとトドのショーの様子。出演していたアシカはカリフォルニアアシカでした。
長いラケットを吻に乗せてバランスをとる。派手さはないですが、アシカの能力がよくわかる。
続いてはトド。↑のカリフォルニアアシカと同じ台なのですが、体のスケール感が全然違う。特に前足の立派なこと!
野生のトドを見かける際には、そこまで大きい感じはしないのですが、水族館だと大きく見えます。海で野生モノを見るときはかなり遠い上に、頭や前脚だけ海上に出でいる状態を見かけるパターンが多いからかな。
伊豆・三津シーパラダイスのトドは観客席の近くまで来てくれるので、前方席に座ればかなりの迫力で間近でトドを見られるはず。近すぎて結構怖いかもしれません。眼球がボコッとなっています。
ペロッと舌をのぞかせてくれます。
みんな大好きイルカたち
伊豆・三津シーパラダイスではバンドウイルカの飼育、ショーをしています。アザラシと同じ海獣なのにアザラシに比して、シュッとして王道の人気者のイルカたち。芸も達者ですしね。その完璧さゆえに、私はあまりイルカ好きではないのです。隙がなさ過ぎてね、とっつきにくいというか。
私の個人的想いはともかくとして、やっぱりイルカの運動能力はすごい。定番のジャンプ。伊豆・三津シーパラダイスのバンドウイルカのジャンプはとっても高い、、、と思います。
ショーの終わりには観覧席の近くまでやってきました。
無駄のなくつるっとしたイルカのフォルム。一見すると隙だらけで愛嬌があるように見えるアザラシとは対極的な魅力かもしれません。
愛想がよいペンギンたち
伊豆・三津シーパラダイスにはフンボルトペンギンとケープペンギンの二種類がいるようでした。実はこの日に娘が一番気に入った生物はケープペンギン。近寄って見ていると柵の中に落ちた娘の手の影の動きをペンギンが追いかけてくる様子が面白かったようです。
ちょっとわかりにくいのですが、娘の手の影を追いかけているケープペンギン↓。
ケープペンギンがとてもよく相手をしてくれたるので、持参のアザラシぬいぐるみ(しろたん)をペンギンに見せてあげる。
ペンギンたちは「…??」という様子でしたが…。
とっても駿河湾らしい展示。タイやブリの養殖プール!
伊豆・三津シーパラダイスが位置する駿河湾はタイやブリの養殖が盛んで、湾内にもいたるところに養殖の生簀があるそうです。水族館付近からもそれっぽい生簀が見えますしね。
ですので、水族館内でも真鯛の養殖を再現したプールがあり、餌を与えることができます。子どもは餌を与えるのが大好き。
いいサイズのタイが多かった。
野鳥も飛んでいる&美しいイソヒヨドリ
こちらは水族館で飼育している生物ではないのですが、娘と休憩のアイスを食べているときに娘が水族館の軒下の鉄線に止まっているのを見つけて、教えてくれた鳥。
イソヒヨドリです。海辺ではそれほどレアな野鳥ではないですが、お腹のオレンジと青みがかった羽根が美しい鳥です。それにしても鳥を見つけて、いつも見ているカラスやハトと違うことに勘づいて教えてくれるようになった娘に成長を感じます。
伊豆三津シーパラダイスは屋外展示が中心なので、海沿いに暮らす野鳥も見ることができます。他にもセキレイやツバメの仲間が飛んでいました。ウミウやカモメの類は水族館の動物たちの餌の競争相手のようですしね。野鳥が飛んでいるのも天然の海に面している伊豆・三津シーパラダイスらしいです。
アジになりきり体験「あじっこパラダイス」
私がゴマフアザラシの赤ちゃんと同じくらい、伊豆・三津シーパラダイスで楽しみにしていたのが、アジになりきる体験ができる「あじっこパラダイス」です。説明は公式サイトから引用すると以下のようなもの。
アジになりきる!!その名も「あじっこパラダイス」!!お子さま自らがアジになり、漁獲から加工・調理されて食卓に並ぶまでをコ スチュームや遊具を使用して疑似体験!沼津は、アジの干物が日本一の生産量を誇り、また養殖活アジも日本一の収穫量となって います。そんなアジを主役に内浦漁業協同組合・沼津ひものの会の協力を得て楽しく学べるキッズコーナー「あじっこパラダイス」 を作りました。
https://www.mitosea.com/free/000_1_1/
前回訪問時にはどこにあるのか見つけられなくて&娘が館内で寝てしまったという事情で、訪問を断念したのですが、今回は注意深く館内を探索したところ、出口近くのお土産コーナーの奥の方(という表現で良いのか。。。)にあるのを見つけました。結構わかりにくいところにありましたが、館内パンフレットにもきちんと位置が掲載してあります。
用意されていたアジの着物を娘に着させて、アジになりきってもらって順序に沿って写真撮影です。
①つかまる
エアートランポリンが漁網状の中に設置してあり、アジの漁場を再現しているのですが、、、。ここは人気コーナーで、常に子供が飛び回っており、娘単独の写真が撮れませんでした。なので写真は無しです。無念。公式サイトには様子の写真があります。
②かこうされる
捕まったアジは、まな板の上で捌かれる。まな板と包丁が再現されています。頭を左にして寝てもらった方がリアルだったか・・・。
③ほされる
開かれた後は網の上で天日干し。干物になります。
④ちょうりされる
干された後は調理。
ガスコンロ状のエアートランポリン。なかなか凝った造形です。子どもはエアートランポリンは大好き。大はしゃぎでジャンプします。火のついたガスコンロの上で笑顔で子供が跳ね回る。ある意味シュールな光景。
⑤たべられる
調理されたアジは食卓に並びます。
ごはんとみそ汁とアジの干物、食べられるアジは笑顔でピースしています。
この写真は、、、子供はシソ・大根おろしの所にある台に乗って、ポーズを取り撮影、撮影した写真を90度回転して、食卓に並んでいるように見せかけています。
習慣からするとごはんは左、味噌汁は右、おかずは真ん中上部の「∴型」に配置したいところですが、微妙な位置関係になっているのは、ちょっと絵と撮影個所の配置の構図上、このような配置にせざるを得なかったのかな。
あじっこパラダイスを堪能して、伊豆・三津シーパラダイスを退館します。
おわりに
この日は9:00のオープンとほぼ同時に入館し、14時頃まで滞在しました。6歳の飽きっぽい年ごろの子供を連れていた割には長居したのは、いろいろ展示の工夫がしてあったし、アザラシの赤ちゃんを眺めるのはなかなか飽きませんでしたしね。
そして、改めて思ったのは伊豆・三津シーパラダイスは関東圏からは車でのアクセスが本当にしやすい。特に西東京・神奈川方面からは茨城や千葉の関東東部の水族館より行きやすいと思います。東名高速→伊豆縦貫道という流れで道中の大半は高速道路・高規格道路だけでアクセスできるので。。。この日も、14時に退館して16時には横浜の自宅にはたどり着いていました。ちなみにgooglemapで渋谷駅起点で車の所要時間を出してみても1時間40分ほど。
水族館だけなら日帰りも余裕ですし、付近は観光地の伊豆圏内なので水族館と絡めて観光するのもありだと思います。
休日、隙間時間が出来たら、ぷらっと行くにはちょうど良い水族館だと思います!天然の海を仕切ったプールで暮らすアザラシやアシカの姿を見たくなったらぜひ。
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