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野生動物の事故

一昨日からお休みしてしまっていた海獣記です。三連休はいかがでしたでしょうか。私は釧路市街に行ったり湿原の方に行ったりぶらぶらしていました。写真はコッタロ展望台というところで撮影した湿原です。雲が浮かんでいてそれが湿原内の水面に映ってとても綺麗でした。
 さて今日は夜の七時頃釧路市から阿寒湖畔に戻ってきたのですが、今日は生きた野生動物はもちろん車に轢かれた野生動物をかなり見かけてちと嫌な気分になりました。いや、北海道東部を走る時にはキタキツネの轢かれた死体はよく見かけるので珍しいことではないですが、今日はキタキツネ数体、なんかよくわからないのが1体、そしてエゾシカ一体の轢死体を見かけ、エゾシカは道路の真ん中に横たわっていたのが危なくもありました。阿寒の山は人間より野生動物の活動域が多い地帯ですから当然人間の作る道路は彼らと共有のテリトリーの中に作られ、彼らの生息域を分断するように作られ、当然彼らは道路を横切っています。で、車がくると避け切れなくて轢れてしまうわけですね。
 人間の方も別に殺したいわけではないですが、その割りに自動車のスピードの速いこと速いこと、阿寒の山の中の見通しの効かないカーブでも80km以上出しているのがあたりまえです。夜間に見通しの悪いカーブを減速するだけもかなり動物の死傷事故は減るのではないのかなと思うくらいです。多分カーブで減速するくらいなら目的地への到着時間も数分遅くなる程度で済むのではないでしょうか。そのくらいの心のゆとりを持って走りたいものです、となんかの交通安全談話みたいになりましたが、無惨な動物の死体を見るとそんなことを思います。風景としても美しくないですし。200509_25_57_c0031357_228272.jpg

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