パラオ1日目のダイビングが終了し、2日目は早朝から旧日本海軍の油槽艦”あまつ丸”を見に行くことにした我々ですが、2日目のダイビングに入る前にやはりこれを紹介せねば、、、と思います。
パラオの名物?コウモリスープ。フルーツを食べているフルーツバットを煮込んだスープです。パラオに来たからには話の種として食べるべきものです。
ダイビングショップから引き上げたあと、中心街にあり日本人観光客も多く行くレストランのmogmogさんに繰り出します。メニューを見たら、さっそくありました。フルーツコウモリのスープ。
私は匂いのキツさを警戒し、生姜汁を選びましたが、パラオっぽいのはココナッツミルク煮かも?
暑くて辛抱できないのでパラオのビール、レッドルースタービールを先にやりはじめます。
暑い国なので軽めのこのビールが旨い。
待つことしばし。出てきましたよ、コウモリスープ。
スープに入ると何だかよくわからないですが、羽や足は見えるぞ。
と思っていたらお店のマダムがスープからコウモリを取り出し、、、
、、、羽を広げて見せてくれます。写真を撮れということのようで、至って手馴れた手つき。観光客はみんなこうやって写真撮れば満足なんでしょ、というような倦んだ雰囲気をアリアリとマダムの顔に滲ませながらの痺れるようなサービスタイムです。拡げると羽から骨が見えているし、何だか腹の辺りから腸みたいのが飛び出ているし、なかなかぐろいぞ。
一通り撮影すると、スープは厨房に引っ込められてしまいました。マダムの説明によるとこのままでは食べにくいので、解体して持ってきてくれるそうな。この撮影タイムはやはり観光客向けサービスのようです。
せっかくなのでコウモリ以外のパラオの料理も食べたい。そこで頼んだのがこちらで、いろんなパラオ料理の盛り合わせです。
ガザミ(マングローブガニ)のグラタン(左のやつ)は美味しかったですし、イカは日本のものとあまり変わらないような。あとは南太平洋らしくタロイモ料理が印象に残ります。コロッケや素揚げかな。海は綺麗ですが案外魚は少なかったです。
そうこうしているうちにコウモリが解体され再度登場しました。
ちりちりばらばらになって食べやすくなっていますが、なぜか目の部分には唐辛子?が刺さっていました。何かのまじないか。
肉の味はやはり獣な肉で、独特の臭みがあります。まぁ食べられないわけではないですが、鳥さんや豚さんのほうが好みです。食べられる肉の部分も多くは無いですし、あえてコウモリを食べなくてもいいか。。。
頭部(目に刺さっていた唐辛子は抜きました)。歯も舌も毛も付いています。頭は食べませんでした。
足。妻が箸に引っ掛けていました(日本人客には箸を出してくれました)が、、、足もあまり肉が無かったです。
、、、パラオ飯を食べたあと、コウモリがどのように売られているか興味があったのでちらっとスーパーマーケットをのぞいて見ましたが、コウモリは見かけません。肉売り場はこんな具合です。
写真に写っているのは鶏肉ですが、もちろん牛も豚もあります。そしてこれらの肉類がなかなかの安さで、例えばこの写真の真ん中の鳥モモ肉は1770gで4.58ドル。1ドル120円とすると100gが30円ほど。パラオはアメリカの信託統治領だったので、今も米国の影響が強く食べ物も米国から輸入していると思いますが、肉がこれだけ安ければわざわざ小さなコウモリを食べることもないのかもしれません。
さてさて、小さなコロールの夜の街を一回りしてホテルに帰ります。明日は早朝から沈船ダイビング。しかも行き先は太平洋戦争時の沈船。心騒ぐものがあります。昨日からろくに寝ていないですし、明日に備えて早めに寝ます。
コメント