2006年11月4日に抜海港に行ってきました。そろそろ越冬アザラシどもがやってきているかな?と思っていたのと抜海港野生ゴマフアザラシ観察所が11月1日にオープンするのでそれも見てみたいと思っていました。
この日は思いがけなく宗谷漁港で大群のアザラシを見つけてしまったため、抜海港到着は遅れて15時前後になってしまいました。
野生アザラシどもは先回の9月の訪問より確実に増えていました。ざっと数えたところ既に50頭近くがいるようです。
テトラポッドの上に転がっている他にも泳いでいるのも結構な数がいるようです。抜海港では東から西に向かってアザラシを見るのですが、夕暮れ時には逆光に なります。この日の稚内の日の入りは16時10分ころ。よって15時過ぎでも思いっきり逆光になってシルエットのような写真が多いです。
テトラに転がっているアザラシたち。
遊泳しているのも何頭かいました。
動画(1.32MB)
海坊主ですね。あいつらは。
暗くなってきたので動画はノイズが出まくっていて辛いです。
だんだん日が暮れてきて逆光がきつくなっていきます。
動画(1.61MB)
背中や尻尾を水面に出して泳いでいるのもちらほら。
顔が真っ黒です。うはー。
夕暮れになりだいぶ気温も下がり寒くなります。
夕焼けが利尻富士の肩に沈んでいきました。
水面の丸が水面に顔を出しているアザラシの顔です。
野生アザラシ観察所の様子
今まで野生アザラシ観察所がオープンしている期間に抜海を訪問したことが無かったので、今回初めて観察所の中に入りました。トイレと暖房があって快適です。アザラシの資料もたくさんありました。
職員さんもいらっしゃって(常駐されているのかどうかはわかりません)、いろいろお話を聞かせてくださいました。抜海港が改修工事をして港が大きくなっ てからアザラシが大群で押し寄せてくるようになり、少なくとも十数年前にはすでに抜海にやってくるようになっていたとのこと。また抜海港でも繁殖している ようですがほとんど確認されないそうです。
11月は抜海港にいるアザラシ数の変動が大きく、前日は100頭以上確認できたが、この日は少なくなってしまったそうです。翌週には板を浮かべてもうちょっと近くでアザラシを見ることができるようにしてみるとのことです。また先ほどアザラシ見てきた宗谷漁港周辺でもよくアザラシを見られるとおっしゃっていました。
ゴマフアザラシ観察所。
11月1日オープンなので開いたばかりです。
稚内市や稚内市の観光協会が運営しているのですね。
観察所の内部。いすと机とアザラシ資料と写真がたくさんありました。
机の上にあったアザラシ資料。アザラシの航空観測や北海道近海のアザラシを紹介してあり面白い資料でした。
壁に貼ってあったポスター。
私も一枚欲しいです。
こちらはアイヌ民族とアザラシの様子を
描いた昔の絵の紹介。
温かい飲み物もありました。この日は暖かかったので頂きませんでしたが真冬のシーズンのときはありがたいですね。料金はカンパ制。利用したらそれなりのお金を缶に入れましょう。
おまけ~抜海港のアザラシグッズ~
抜海港のアザラシは最近メジャーになってきたせいか、「抜海港」という名前入りのお土産品を見たことがありませんでした。抜海港はもともと普通の漁港で観光地ではないですからお土産品店が軒を連ねるような場所ではありませんから。
しかし今回の訪問で初めて「抜海港のゴマフアザラシ」という文字の入ったお土産品を見つけました。それが下記の稚内の方言のれん。こういうお土産品、嫌いじゃないです。
?捕獲場所は稚内駅前のお土産屋さん。稚内駅前には何軒かのお土産屋さんがあります。捕獲した店は稚内駅に向かって左側のお店。店内のちょっと目立たないところにおいてあったので危うく見逃すところでした。
梱包された稚内の方言のれん
「趣味 郷土のれん 民芸」
どれも素敵な言葉(^^)
観光地の手ぬぐいやのれんを集めるのは好きです。
実用には向かないのだけども…。
ひろげるとこんな感じ。
結構しっかりと作られています。
2006年11月6日作成
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