(雪 気温-4.3℃ 風速4.2m/s: 稚内 2008年1月14日9時現在)
新春道北アザラシ旅行も4日目に入りました。3日前の1/11に抜海港にきましたが、その後12日に礼文島、13日に利尻島に 行って再び北海道本土に参りました。実はこの日は焼尻島に向かう予定だったのですが冬の日本海は大荒れ、焼尻島への連絡船も連続一週間欠航とのことです。 そんなわけでこの日は稚内周辺でのんびりすることにしました。まずは抜海港へ向かった後、宗谷漁港に向かう計画を立てます。
今回の旅行はなかなかスケジュールどおりに行きません。しかしそのおかげでスローペースの旅行となり、じっくりとアザラシと向き合うことができました。 抜海港もいつもより長めに滞在し、アザラシのいろいろな表情を見ることができました。天気は相変わらず冬型日本海の典型的な天候ですが(^^;
動画(1.84MB)
アザラシが海から生えたり刺さったりしている抜海港です。漁港は数々あれどアザラシが生えたり刺さったりしているのは日本全国でもここくらいなもんでしょう。
ゴマフアザラシ。折り重なるように転がっておりますが、私も来世こそは。。。
確かすぎるほどのゴマフッ
動画(2.57MB)
殴りあい、じゃれあうアザラシたち。びちびち跳ねながらよくやります。
動画(1.14MB)
わけがわからなくなっている水面。水中を見てみたい。
動画(3.59MB)
時折大きな黒い目で見つめてくるのもいますが数秒後には下の二枚のような日常に戻ります。
短い前足で首の辺りを一生懸命ごそごそしておりました。
なんというかアホ面といってはあれですがとても魅惑的な表情だと思います。アザラシの寝顔を正面から見ればみんなこんな顔ですね。
みんな転がる中、一頭だけ首を伸ばして見つめてくるのがいました。
何かナス漬食いたくなってきた。
動画(811KB)
ひょこひょこ海から顔を出す遊泳中の海の国の人。
海に潜るとき。鼻が全開ですが大丈夫なのかな?
何を考えているんでしょうね、彼らは。
とっかりマニアの永遠のテーマです。
人間が作った消波ブロックも完全に彼らのテリトリー。
思い思いに上陸して転がっています。
ケツを向けてるのやらそそっぽ向いているのやらたくさんいます。こういったアザラシの素の姿を見られるのは抜海ならではの醍醐味です。彼らもある程度観光 客に慣れていますから、見物客が来てもあまり気にしません。近くで野生アザラシの緩みきった面を見られるのはここくらいなもんです。
アザラシのフォルムは隙だらけのようで、決して隙の無い。かつてこれまで美しい造形物があったでしょうか。自然の力は偉大です。
右上と同じ個体。見れば見るほど変な生き物です。
向こうもこっちを見て同じことを思っていそうです。
消波ブロックの上にいる間はほとんど寝てるんでしょうね。後足の曲がり具合が好きです。
さて、素のアザラシの表情や行動を見ることができる抜海港ですが、一方で問題も起きてきます。簡単に行っ てしまえば漁業被害といわれるアザラシが魚貝類を食べるので付近で獲れる魚貝類が減っているのではという問題です。
まずは下記の写真をご覧ください。
縮小して見難いですが消波ブロックの左から右までびっしりとアザラシが横たわっています。
遊泳しているアザラシも相当な数です。
消波ブロックにのっかているアザラシもかなりいます。
観察所に掲げてあった掲示によるとこの日観察されたアザラシは400頭超。
この日は400頭を超えたアザラシがいました。2008年のピーク 時には600頭を超えたそうです。当サイトの掲示板にも書きました(投稿番号456)が、アザラシは体重が100kg程度あり、1頭当たりの捕食量もそれなり です。ものすごく人間側の視点で例えるなら、ホテル抜海で魚しか食べない超偏食の100人単位(最盛期600人)のグループが、どんちゃん騒ぎをぶっ続 け数ヶ月間に渡り行い、たまに仲間内でペシペシ叩きあったり、ボーボー吠えたりした後にお代を払わずに帰っているようなもんです(^^;人間が同じことを やったらちょっとした暴動です。この間に食われる魚は相当な量になりそうですよね。逆にいうとこのくらいのアザラシが食べられる量の魚貝類があり、抜海港 周辺の海の豊かさを象徴しているのではと思いますが、漁師さんにとっては笑って済ませられないこともまた事実…。
近年漁獲高が減っているとしたら、確かに気になる存在なのではと思います。ただ信憑性のある調査が行われ、データが無いとなんとも言いようが無いです。。。
さてさて、この日はこの後宗谷漁港方面に行き、アザラシやトドを見て、そして翌日もここ、抜海港にやってきます。
2008年6月9日作成
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