アザラシの祖先の化石とか~国立科学博物館のアザラシ展示~

科学博物館、先回はマリモを中心になんとなくしんみりと10年を振り返りましたが、
今回は”海獣記”らしくアザラシ中心で参りましょう。ただあまり見る時間が無くすべての展示を見たわけではないのでアザラシ的には漏れがあるかもしれません。
アザラシ関係の展示で見つけたのは以下の三つ。
①アロデスムス~アザラシの祖先の化石~
科博のアザラシ関係で一番おもしろかったのがこれ。アザラシの祖先のアロデスムスの化石と復元した骨格標本です。
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しかもちゃんと日本で見つかった化石です。ゴマフアザラシの骨格は知床博物館のコーナーに掲載していますが、
だいぶ華奢になったような…。(もっともこれがゴマフアザラシの直接の祖先かはわかりませんが、、、)
私自身のアザラシ歴の中でもアザラシのご先祖様に会ったのは初めてです。
しかし、骨が残っていないところを復元したところも多く、よく補完できるなぁと感心します。
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②クラカケアザラシのはく製
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日本で見られる施設はおたる水族館だけという日本近海にいるアザラシのうちで最も珍しいアザラシが
クラカケアザラシなわけですが、その標本が科博に展示されていました。
これもなかなかレアな物かと思います。
北海道にいる生き物シリーズとして、マリモやヒグマ、タンチョウなどと一緒のコーナーにいました。
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③ゼニガタアザラシの剥製
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ゼニガタは日本ではスタンダードなアザラシですが、ゼニガタアザラシのはく製が二体、北の海を再現したコンブ林の中にありました。
訪れるちびっ子たちにラッコ、オットセイ、モグラと間違われていたのが、ご愛嬌。子供たちは思ったことを言うのでアザラシたちに対する感想を聞いているのもなかなか楽しい物です。
なかなか、珍品が多かったのでアザラシマニア的にも行く価値は大だと思いました。それ以外にも
イリオモテヤマネコっぽくないヤマネコの標本や、
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絶滅したと報道されたニホンカワウソの骨格標本や、
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恐竜の足ハンバーグなどがあります。
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動いているアザラシは上野動物園にゼニガタアザラシが昨年末に入りましたので、これと科博のアザラシをセットに上野でアザラシ三昧をするのも良いかもしれません。生き物好きなら見るのに一日は確実にかかると思います!
しかも公共施設なので入場料は安い!高校生以下は無料ですし。
アクセスや料金等はこちらを参照ください。

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