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徳島県ののどかな潜水橋①高瀬橋

「潜水橋」と書くと何か面白そうな響きがありますが、ご存知の方が果たしてどのくらいいらっしゃるでしょうか?新潟生まれの北海道育ちの純東日本思考の私は徳島県の潜水橋というのを全く知らなかったのですが、コレが実に興味深いので紹介したいと思います。

徳島に何度も行って阿波踊り会館や鳴門海峡の渦潮やかずら橋にも行きましたが、個人的にはこれらの観光地より潜水橋のほうが面白かった。何がそんなに面白かったかといわれると表現に困るのですが、まずは紹介させてください。自分の中でも何がそんなに面白かったのかを整理したいですし、魅力を人に伝える過程で自分の中でも消化されると思われますので。

さて、縁あって最近四国を訪れる機会が多く、西国有数の大河である吉野川の堤防を車で走る機会が多いのですが、その際に川の規模に比べては、細く小さな橋が架かっているのを遠目で見つけてずーっと気になっていたのです。高知県には洪水のときは水の中に隠れてしまう橋があると小学校の国語の教科書に載っているのを覚えてましたので、同じ四国ですから同類のものかなとは思ったのですが、それにしても教科書にあったのはもっと小さな川の話だった気がしますし、吉野川本流のような大河にかかっているとは思っても見ませんでした。欄干も低く、というかほとんど欄干は無く、なかなかスリルもありそうです。

ずっとこの小さな橋を近くで見てみたいと思っていたのですが、渡る必要もない橋を渡りに行きたいというのもやりにくい。徳島の人にとっては当たり前のものでわざわざ行くこともないだろうし、それにつき合わせるのも申し訳ない、でも自分は行ってみたい、とうずうずしていたのでした。今年の正月、新潟から帰った翌日から四国に行くことができ、3時間一人でフリー行動できるタイミングがあったので、あの小さく細い橋に行ってみることにしました。
なお私は先の国語の教科書にあったようにこの橋を「沈下橋」と呼んだのですが、「沈下橋」は高知の言い方で徳島では「潜水橋」と言うそうです(発音は「せんすいきょう」とされていました)。

ついつい前置きが長くなってしまいましたが、徳島の潜水橋を紹介いたします。
まずは私が堤防の上を通るたび気になっていた潜水橋を訪れることにします。事前にネットで調べたら「高瀬橋」が正式名称のようで、四国最長の潜水橋(沈下橋)とのこと。長さは500mくらい。
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車一台で橋幅一杯になるくらいの細さでもちろん橋の上ではすれ違いが出来ない。欄干も低く軽トラがごとごと走るのが似合う、のどかな生活橋です。

橋の袂にはプレートが埋め込んでありました。2000年6月の完成なので比較的新しく、徳島県が整備したようです。細い橋ですがこの高瀬橋は徳島県道15号線。ちゃんと生活のインフラとしてバリバリの現役で使われているところが良い。
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橋の手前にはこんな看板が。。。なかなかシュールな看板。実際に転落事故も起こっているとのこと。
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来たからにはやっぱり自分も渡りたい。渡る前に車を止めて運転席から一コマ。
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確かにすれ違いは出来ませんが、住宅地にはコレより細い生活道路はありますし、見通しはいいので、普通のドライバーなら特に危険は無いでしょう。

あと高瀬橋の周辺をうろうろしていたら、地元のおっちゃんたちが声を掛けてきました。横浜ナンバーの車を止めて橋や川の写真を撮っているやつは珍しいようで。。。ひとなっつこいというか知らない男にも声を掛けてくるのが西日本ですね。

高瀬橋を後にして、さらに吉野川上流の潜水橋を目指します。
高瀬橋(県道15号線)の位置はこちら↓

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