伊勢神宮の遷宮を見物するついでに寄った鳥羽水族館の様子を紹介します。
東日本が活動のメインだった私でもその高名は聞いていたものの、初訪問となる水族館。ある意味伊勢神宮以上に気になる場所でもあります。
眼が釣り上がっているように見えるので、そこはかとなく怖い。動物が日の丸の鉢巻を締めているのもなんか怖い。ラッコはロシアと日本を自由に往来していて欲しいですし。(管理人個人は日の丸好きです、イデオロギー的な論争になっても面倒なので言っておきます。自衛隊も好きです。)
入場料金は大人2400円。北海道感覚からすると相当高い!!という感覚ですが、私営の日本屈指の水族館ならまぁこのくらいなら安い、、、のか?家族4人連れで入館だけで5000円越えるし、交通費を含めたらもっとかかるのでしょうが、阪神圏中京圏からも近いのは恵まれているかもしれません。ちなみに年間パスは6000円のようです。
鳥羽水族館のアザラシ達
館内の様子の紹介や雑感を述べたいですが、ここは一応アザラシサイトなので、アザラシから紹介。鳥羽水族館のアザラシの屋外プール。なかなか構造が面白く、地下からは水中の様子が見えるし、地平・水上からも水面目線で見ることができ、さらに屋上からもプールを見下ろせる全天候対応型の構造です。
飼育の仕方もアザラシは日本のゴマフアザラシ、海外のハイイロアザラシ、アシカの仲間は日本のトド、海外のカリフォルニアアシカ、ミナミアフリカオットセイを混ぜて飼育する変わったスタイル。こんなに複数の海獣が混ざって飼われているのは初めて見ました。
ハイイロアザラシは私は初見。体の模様は一見ゴマフと見分けにくいですが、顔が長いのと、模様がゴマフより細かい。
特に顔が長く鼻が出ているので、馬面の間延びした印象の顔。個人的にはゴマフアザラシの方が愛くるしいと思いました。
屋内からプールの様子を見ると、光が差し込むとキラキラ筋が入り、なんとも幻想的。そこをアシカやアザラシがぬぼっと泳ぎ現れてはまた水中に消えていくのです。ぼーっと眺めていても飽ません。
ゴマフアザラシはあまり働いておらずプールの底で転がっているやつや地上の岩場で転がっているようなやつが多いようでした。泳いでお客の相手をしているのはアシカたちかハイイロアザラシが中心。
トド。鳥羽のトドは某Oたる水族館のような餌の争奪戦がないせいか、穏やかな顔をしていました。ガラスの目の前で昼寝を始めるし、人間に馴れています。
屋上からプールを見下ろした風景。左上の寝転んでいるのは多分ゴマフアザラシ。右下の手を振っているのもゴマフアザラシ、、、かと思っていたのですが、
別角度からの写真。ゴマフにしては顔が長めで模様が大きい気がする。ハイイロアザラシか?もっとちゃんとハイイロアザラシの特徴を抑えておくべきでした。
エビフライみたいな格好です。この写真だと多分ハイイロアザラシですね。
これもハイイロアザラシ。ゴマフどもは寝てばかりいるので。。。
鳥羽水族館にはもう一つアザラシプールがあって、こちらは完全に屋内型。飼育されているのは世界最大の淡水湖であるロシアのバイカル湖にすむバイカルアザラシ。
ゴマフやハイイロアザラシに比べるとかなり小さい体。ワモンアザラシに近い印象です。ワモンの輪紋模様を消して濃茶に塗ったような感じです。
屋内プールは見やすくするため相当暗い。なかなか泳いでいるバイカルアザラシを撮るのは困難です。
そしてこのアザラシは相当まん丸い!まん丸で愛嬌があります。
小さいアザラシなのでぬいぐるみのようなかわいい顔。ヒトのオナゴどもの人気者になっていました。
バイカルアザラシは新潟のマリンピア日本海でも見ました。バイカル湖は昔は海で、長い時間をかけ海から切り離され、淡水湖に。バイカルアザラシは海から湖に閉じ込められた形になりますが、バイカル湖は湖といっても、四国くらいの面積があります。内陸の湖に閉じ込められたという閉塞感もなく暮らしてきたのではないかと思います。
ある日、アザラシたちが「水、塩辛くなくね?」と気づいたわけではなく、長い時間、アザラシ的には何千・何万世代に渡る時間をかけて徐々に淡水になっていったと思われます。
鳥羽水族館はアザラシも3種いますし、他の海獣類も充実している海獣好きには楽しい水族館。鳥羽水族館後半戦はアザラシ以外の生物などを紹介したいと思います。
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