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アクアマリンふくしまのアザラシプールは北の海の海獣・水鳥コーナーということで、トドとエトピリカ・ウミガラスが近所に暮らしています。水族館中の一つの目玉でもある大きな体の海獣類の展示を、外国人助っ人勢に頼むでもなく、国内の海獣で攻める姿勢は好きです。
トドは、年齢構成も近い3頭。
トドはイメージは海のギャングというか少々荒っぽいイメージがありますが、泳いでいる姿は優雅なものです。前肢を使って泳ぐ姿はアザラシより器用な印象。
大きな体で穏やかな顔で泳いでおり、アザラシと同様人気者になっていました。
(水槽に虹色の縞が入っていますがこれは水槽のつなぎ目と水槽の反射を抑えるためにPLフィルターをつけていたのでその具合です。肉眼で眺める分にはもちろんこんな縞は見えません。他の写真も同様です。)
体の大きなオスがときどき上陸しては、ぼーぼー低い重低音ボイスで吠えていました。この声を出すのがアザラシとの大きな違いかもしれません。飼育されているアザラシが声を出すことは、私の経験からも極稀な気がします。少々うるさいアザラシは繁殖期のとっかりセンターのオスたちや餌をねだるおたるのアザラシぐらいかな。
しかし、給餌時間になると状況が一変!!
トドの能力というか迫力が十分に伝わるものでした。
給餌は職員さんが魚を投げ与える豪快なものでしたが、プールの客さん側ギリギリに魚を投げ込んでくれるんですね。
投げ込まれたホッケ。不穏な影が後ろに。
来ました!水中から近づくホッケを狙っている二つの目。
ホッケからは目をそらさずに、
水槽の手前で水面方向へ旋回し、
ホッケをくわえたまま、そのまま水上へ、
勢いがあるので、水上に飛び出ています。トドはただでさえ目が大きく目力が強いうえに赤く血走った目。大きな前足。
再び水中へ。プールのしぶきの大きいことといったらアザラシの比ではありませんね。さすが大きなトドがこんなに激しく動くと大迫力です。
次の獲物はイカ。なかなか良い型のイカだなーとか思っているうちにもう近づいて来ました。
まっすぐイカを見据える丸くて大きな目。海の中では正直なところこの目には会いたくない。
イカにたどり着く瞬間、プールの壁があるので、体をひねりつつも目はイカからそれることは無い。
イカにたどり着いた!
水面に出る前にもう半分くらいは丸呑みしてます。
やっぱり勢い余って水面へ飛び出る。
なんとなく仲良さそうに見えますが、これはオスが食べた餌をメスが捕ろうと寄ってきたところ。
豪快な泳ぎを見せてくれたトドは子供たちの人気者。
北の海の海獣・水鳥コーナーのアザラシ、トドに続く住人は水鳥でエトピリカとウミガラス。
エトピリカは水鳥なので足に水かきがついているのですが、そろって水槽の壁際でじたばたしていてコミカルな動き。ひょうきんな顔をしているのでなんかのキャラクターのようです。
ウミガラスに追い立てられるエトピリカ・・・。
ウミガラスも一緒になってへんな動きをしている。何か失笑させられてしまう水鳥たちの動きです。
続いては館内の魚系の展示を紹介します。
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