北海道旅行5日目のメインイベントにして、私が今回の旅行で最も楽しみにしていたのが、これから参加するホエールウォッチング。以前羅臼からワシとアザラシを見るために海に出たことがありましたが、今回はそのクジラ版です。
これまでの旅の記録はこちら。

今回お世話になるのは「知床ネイチャークルーズ」さん。羅臼には他にも何社かこのホエールウォッチングの業者さんはいらっしゃるようです。
この日の出港は8:30、11:30、14:00の3便。どれでも良いといえばいいのですが、朝は霧が立ち込めることが多いことから2便目の11:30発に。出港の10分くらい前に行くと、しきりにスタッフの方が私たちの名前を読んでいる様子。どうやら乗船していない最後の客だったようで慌ててて乗り込みます。出港の用意が出来たらウロウロせず早めに港に行きましょう。。。
慌しく出港です。乗り込む前に乗る船の写真を撮りたかったのですが、そんな時間は無い。。。船の構造は船室の上が屋上デッキになっていてここが一番観客の密度が高い。1階も回遊型のデッキになっていて先端部から後ろまで自由に移動できます。陣取りは好きなところで構わないと思いますが、私は比較的空いている1階の舳先の辺りにいました。酔いにくいのは一番後ろかな?逆に一番酔うのが一番前。
さて、この季節、この羅臼沖のクルージングで何が見えるかということですが、知床ネイチャークルーズさんのサイトに詳しく載っています。これを拝見すると7月はミズナギドリ、イシイルカは高確率で、ついでマッコウクジラが半分くらいの確率で、運が良ければミンククジラ、シャチが見えるかも、というところです。アザラシや海ワシはやはり冬。
おみくじ的にはシャチorミンククジラorマッコウクジラのうち2つ以上見られたら大吉。1つなら中吉。1つもダメでイシイルカのみなら小吉、イシイルカも見られなかったら凶といったところでしょうかね。盛大な運試しでワクワクします。
まぁ何日か前にミンククジラは見ているからいいか。骨だったけど・・・。
個人的にはやはり巨大なマッコウクジラか水族館でも人気者で白黒のツートンがかっこいいシャチを見たい。
天気のほうは晴天とは言えないですが、朝よりは回復傾向で国後がはっきりと見えますし、雨の心配も無さそう。運が向いてきたかな。逆に運を使い果たさないようにしないと。
出港して程なく、船の両脇で何か跳ねています。船内放送が入り、イシイルカとのこと。白と黒のツートンカラーをしているイルカです。こんなにあっけなく見えるとは、、、。さすが高確率で見られるイルカです。いやー、これで「凶」は無くなった。
ちなみに妻は船内放送をよく聞いてなかったらしく白黒の見た目から「シャチだ、シャチだ」と騒いでいました。信じているほうが幸せでしょうし、面白いからしばらく素性は教えないでおくことにします。
しかしこのイシイルカ、水しぶきは盛大に上げますが、海上に姿を見せない。写真を撮っても姿を写せないというなかなかもどかしく難易度の高い被写体です。うーむ・・・。
船はどんどん沖へ進み、日ロの境界線付近へ。安全のマージンは取っていると思いますが、やはり怖いような複雑な心境。あんなに近いのになぁ。。。
、、、とそうこうしているうちに、船長からシャチ発見のアナウンス!船内が俄かに色めきたちます。「そんな焦らなくても近くで見せてやるよ」と船長からのアナウンス。
やがて国後島をバックになんか黒いヒレが見えてきましたよ!
しかも何頭かいるようです。
どんどん近づいてきます。シャチですね。
船も速力を落としていますが、シャチもこっちに近づいてくる!
船長の「こっちに来るぞー!!」の声の下、船の下をシャチがくぐりました。水の中でさすがに写らないけど、ぼんやりとその影はお分かりいただけるかと。
潮を吹くシャチ。シャチもイルカやクジラの仲間ですから頭に空気孔があります。背景は羅臼沿岸の街。
いやー、シャチですね。本当に見られると思わなかった。
メスのシャチ、子供シャチが何頭かいるようです。人間と遊ぶつもりは無いと思いますが、彼らも遊びの時間のよう。
ジャンプするシャチ!
お見事。
つぶらな目が見えるくらい近くに寄ってきたりもしました。あまり表情は分からなかったけども・・・。
勢いよく潮を吹くシャチ。
後ヒレを振っていたり。
何かもう飽きるくらいシャチです。かっこいいです、シャチ。
町からそれほど遠くないところでシャチが見られるのが素晴らしい。背景は羅臼。
1頭が海面に出ていますが、海中にももう1頭いるようです。
シャチは船の周りを着かず離れず泳いでいます。船もエンジンを止めるというか弱めて漂うように。
シャチの尻尾。こんなに水をはね散らかしているんですね。
シャチを十分堪能し、贅沢にも客がシャチに少し飽きが来た頃、「次はマッコウさがしに行くぞ~」との船長の声で海域を離脱、シャチともお別れです。
エンジンを吹かしてさらに移動。知床半島先端部の北東方向へ船の向きが変わったようです。
シャチを見れて大吉気分だったのですが、さらに大吉二つ目のマッコウクジラを見ることはできるのでしょうか!?
ホエールウォッチングの後半はこちら。

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