2014年夏休みの北海道旅行5日目。延々と続いてきたこの旅行記録も佳境に差し掛かっています。知床滞在は今日が最後。
5日目は海に出る予定です。
今日の海は3日目の海中・海底をはいずりまわるダイビングではなく、海上のホエールウォッチング船に乗る予定です。
ただ船の時間は11時半で、朝御飯は8時なので、それまでは自由時間。夏なのでAM4時くらいから明るくなる北海道。
明るい時間を寝ているのはもったいないので、私は早朝起きて、一人でドライブ。
行きたいところがあるのです。知床ですからね、海にアザラシがいないか気になります。真夏に近いので条件としては厳しいのだけども。
海岸線に出てもやはりアザラシらしい姿は見えない。。。それより天気があまり良くないことと、ガスが出ているほうが気になるぞ。やはりクジラを探すには視界がすっきりとして、ガスが出ない方がいいでしょうし、雨だと双眼鏡の使用やカメラの撮影に辛い。天気や野生動物との遭遇の運に比較的恵まれていた今回の旅行でしたが、ついに運が尽きたか。。
沖にはサケマスの定置網。これじゃアザラシがいたとしてもなかなか落ち着かないだろうなぁと思います。
この後は宿に帰って朝ご飯を食べますが、船に乗るにはやっぱり時間は早い。羅臼側の知床半島の車で到達可能な最奥部・相泊まで往復することにします。
途中にあるセセキ温泉。満潮になると海に没する温泉です。今日は入らず。
夏のオジロワシ
テトラポッドの上にオジロワシ。この季節はやはり数は少ない。が、何羽か見ました。
やっぱりかっこいい。
違う角度から。
しつこく観察していたせいか、飛んでしまいました。
が、近くのテトラポッドに止まり直し、再びぼんやりしている様子。
夏の浜はコンブ漁!
海はサケマスの定置網に加え、昆布漁の真っ最中の季節で、海岸は昆布を取る船、干す人であふれ、冗談ではなく昆布の匂いに浜は満たされており、人間の気配も濃厚で活気があります。これはこれでとても面白いのですが、アザラシはやはり寒い時期のお楽しみです。
昆布漁をする漁師さん、箱メガネで海中を見ながらカギ状の棒で昆布を取っていました。船に積んでいる昆布の見事なこと!羅臼では普通なのかもしれませんが、とても立派な昆布です。
羅臼の海といってもその中で良い昆布の生える場所は微妙に違いがあり、その辺は一家秘伝というか個人のコツというかそういうのがあるそうで、なんとなく山菜採り・キノコ採りと似ています。
出会ったキタキツネや大セグロカモメ
相泊から戻る途中、民家の屋根で子育てをするオオセグロカモメの親子を見つけました。
雛はふわふわで目がつぶらです。しかし何年かすれば大人のオオセグロカモメのような精悍というかずる賢そうというか、ちょっとずるそうな微妙な顔つきになるか。
雛を育てるオオセグロカモメの夫婦。どんな教育方針で雛を育てるのでしょうか。漁船のおこぼれを貰う方法とか、アザラシにちょっかい出す方法とかそんなのを伝授するのかな?
オオセグロカモメの子育ての様子を観察し、羅臼市街に戻ります。いよいよホエールウォッチングの船へ乗り込みです!
天気は微妙な上に、ガスが出ていますが、回復を祈るのみです。
旅の続き・ホエ-ルウォッチングの記録はこちらです。↓
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