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石垣の海で見ておきたい3つのポイント~石垣島ダイビング1日目~

作日、海の慣らしを終えて、今年の夏休みのメインイベントである八重山でダイビング三昧の日々の始まりです。予定は月曜から土曜まで6日間、毎日3本ずつ潜る予定です。前半の3日間は石垣島で、後半の3日間は西表島に渡って海漬けの日を送る予定です。

 

そのダイビングの様子を紹介する前に、八重山に行ったことがない方やダイビングをされない方向けにちょっと補足説明。

下は八重山諸島の地図。右側の大きな島が石垣島。石垣島は人口5万人弱で空港もある八重山の中心。なのでほぼ全ての観光客は石垣島に到着し、石垣から離島に行きます。私が4年前まで住んでいたのもこちらの石垣島。一方左の大きな島が西表島。石垣島より大きな島ですが、人口2000人ほど。なので石垣に比べて自然が残っており、かのイリオモテヤマネコもいるし、まだまだ未開な土地も多い。両島は高速船で40分ほど。3~40kmの距離。

今回のダイビングのうち滞在前半3日間は石垣島周辺か竹富島近辺あたりの海に潜りに行くと思いますが、石垣島の周りと石垣島と西表島の間に広がる竹富島周辺海域ではダイビングポイントの様子もかなり違います。大まかに言って石垣島周辺は陸の石垣島からそのまま地形が海に落ち込んでおり、島本体の周りが急に深くなっています。一方、竹富島~小浜島~黒島~西表島方面は↑の地図の航空写真で淡い青~水色の海が広がっており、ここは水深10m前後の浅い海が延々と連なっております。

石垣島周辺にも竹富島周辺にもダイビングポイントが無尽蔵というと大げさですが、まだまだ新しいポイントがショップによって発見・開発され続けています。それぞれダイビングポイントは表情が違うのでどこが良いかというのは、個人の嗜好や目的、それに天候によって相当異なると思いますが、個人的に石垣のダイビングでこれだけは見ておけ!と思う3つの目玉ポイントがあります。

①石垣のダイビングの代名詞”マンタ”
石垣島でダイビングをする人なら誰もが見たい&これを見に来る人が多いんじゃないかな、というのがマンタ。一見の価値ありの大型生物で、国内では最高の遭遇率を誇るのが石垣島ではないかと思います。マンタが見られるのは石垣島の西部の川平石崎周辺。大体石垣島のショップに予約して、”マンタを見たい”といえば、海況が悪くない限りは連れて行ってもらえると思います。市街地からマンタポイントまでは船で1時間近くかかり、また北風が吹くとポイントまでいけなかったりもあるので、マンタを見る確率を上げるなら川平のショップを予約するのが吉です。川平のショップは港から5~10分くらいでマンタポイントに到着します。

②竹富島北に拡がる圧倒的な美しさのサンゴたち
サンゴは八重山だけではなく沖縄でダイビングをするならどこでも見ることができる生き物ですが、海を埋め尽くし、見る方が圧倒されて寒気を催すような迫力のあるサンゴの景観というのは案外少ないのです。八重山では石垣島の西側の竹富島北~カヤマ島~小浜島の北側周辺(↑の地図で西表と石垣島の間の海の北側で海の色の濃淡の境目。)は美しいサンゴは八重山随一のポイントだと思います。重力を無視したように海底を縦横無尽に生えまくる圧倒されるサンゴとそこに暮らす熱帯魚たちは八重山でダイビングをするならぜひ見たい。そしてこの竹富北の海域は浅い所にサンゴがいるので光もよく入りサンゴの色がよく分かり、写真も綺麗に撮れます。今回の旅行でも「竹富島北礁のサンゴ」はぜひ行きたいポイントとしてリクエストに入れました。(上のマンタはリクエストに入れませんでした。マンタは石垣時代に何回か見たことがあるのと、他のお客さんがリクエストする確率が高いので・・・)

③真っ白な海底の砂地と岩礁に拡がる生物の楽園
竹富島の南側~黒島に掛けては、石垣島周辺とも竹富北とも違う表情のダイビングポイントがあります。真っ白でふわふわ・フカフカな砂地の海底が拡がり、そこにポツンと岩(根)があり、岩にはサンゴが生え、サンゴがあるとそこに依存する魚や生き物が集まって作られる不思議な景観が広がります。まるで海底の離島のよう。 のんびり海の中に滞在して、根の中に住むウミウシなどの一点ものの生き物を探すもよし、根の上に群れる膨大な数のスカシテンジクダイの群れを眺めめるもよし、砂地に暮らすハゼたちとテッポウエビの共生を眺めるもよし、砂から生えているチンアナゴたちの引っ込みチキンレース眺めるもよし、、、海の豊穣さを実感出来ます。晴れて光が差し込むときの砂の白さもまた格別な美しさ。今回もここはリクエストに入れました。

今回の旅行で、①②③の全てに行けて、ここで紹介できればいいのですが、どうなるか。。。

 

さて、旅行の話に戻ります。今回の石垣ダイビングは市街のショップにお願いしたので、石垣港から出航します。船は港を出ると、竹富方面にいく場合は西寄りの進路へ、マンタや石垣島周辺で潜る場合は北寄りの進路をとります。この日は北寄りの進路を取ったので石垣島周辺のポイントのようです。

竹富島を左手に眺め、観音崎を越え、名蔵湾の内部へ。


着いたのは↑この辺り。

私が住んでいたときは名蔵湾内でダイビングをしたことは無かったのでちょっと意外。名蔵湾は、地形上、海水が滞りやすいのと名蔵は農業が盛んな地域なので土の流入も多く、透明度はあまりよくないイメージですが、濁りがちだけどなぜか生物種数は多いという話もあり、面白い特徴を持つ海です。

 

船長にポイントの様子を聞いたところ、”最近、巨大なサンゴが名蔵湾で見つかったので、まずはこれを見にいきましょう”とのこと。巨大なサンゴ群体としてギネス申請もしているようです。

 

入ってみると、確かに今まで見たことの無いようなサンゴの群体が、、、
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このサンゴは大きすぎて全体を撮影するのは無理。海の中にいた私も端っこがどこにあるのか見えないくらい大きかったです。

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これはコモンシコロサンゴというサンゴで、先端がモコモコする見た目が特徴。しかしダイビングショップが100軒以上あり、漁師さんもたくさんいる石垣島にもかかわらず、こんなサンゴが最近まで見つかっていなかったというのが、石垣の海の懐の深さというか、まだまだ知らない面白いものがありそうなわくわく感があります。(このサンゴに関する新聞記事を見つけました。)

せっかくですので、この日にとった写真を少し紹介します。

 

名蔵湾でアカククリの群れを見上げる。やっぱり濁りが強いですね。
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これはコバンザメの単体。引っ付き相手を探していたようで我々の周囲をずーっとウロウロしていました。
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コバンザメに狙われる妻。引っ付かれたら面白かった(^^)
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石垣では「ザ・普通種」という扱いで見向きもされないダテハゼ。
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顔も結構可愛いし、テッポウエビと共生している様子も面白いのですが、あまりにもたくさんいるからか、不遇な扱いを受けています。

 

こちらも「ザ・普通種」という扱いのイシガキカエルウオ。
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名前にイシガキという地名が入っているし、学名はEcsenius yaeyamaensisで八重山が入っているのでもうちょっと格上の扱いをされても良さそうな種。顔も目が大きくひょうきんな顔をしていますし。

ここで初日のタイムアップ。結局この日は名蔵湾~崎枝半島辺りでダイビングをしていました。久しぶりのダイビングで面白かったです、、、が、上のほうに偉そうに書いた「石垣のダイビングでこれだけは見ておくべき3つのポイント」を一つも見ていないぞ。。。あと残り2日間で全て行けるか、若干不安になってきます(^^;

とはいえ久しぶりのダイビングで、あまり落ち着かずあたふたしていたのも事実ですし、まぁ初日から飛ばすこともないかでしょうか。翌石垣二日目も楽しんでいきたいと思います。
二日目のダイビングの様子はこちらです。

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