長期にわたって記録を綴ってきたパラオ旅行も残すところ最終日一日を残すのみになりました。この日は帰国の前日にあたり、飛行機に乗る前の18時間以内のダイビングは禁止されているのでダイビング無しの予定です。おかげで朝早くの海への出発に備えてやたら早起きとかせずにゆるゆるとベッドから起きます。私はパラオに来て以来、朝から夕方まで海に出てばかりいたので明るいコロールの街を見ていないのと、妻が海外のカフェで朝食を食べたい、という要求を出してきたので、朝の街を散策しつつ、朝食を食べに行くことにして外に出ます。
朝七時ですでに30度越え。。。今日も暑い12月の一日になりそうです。 振り返ったら泊まっているVIPゲストホテル。
ご覧のとおり全然VIPっぽくない見た目が良い味です。ホテルの客室メインは三階で二階はオフィスも入り、雑居ビル兼ホテルというような不思議な構造のホ テルでした。ここは市街地ではなかなかの安さを誇るホテルでした。(リゾート感は皆無)ホテルの手前に救急車のようなものが止まっています。ホテルの前は警察署と消防署だった のです。
警察署・消防署の前に日本からの援助と思われる車両がありました。
ホテルから向かったのは、市街地の野球場裏にある先の大戦の日本の戦車。
戦車は↑の地図に写っている野球場の南側にあるようで、まずは程なく野球場に着きました。
アサヒフィールドという名前の野球場。なんとものんびりした雰囲気で、センター辺りにはニワトリが群れになって遊んでいました。名前から推察するに日本が絡んでいそうな野球場です。
その野球場の裏側にありました。戦車!
さすがに戦後70年が経ち、熱帯の旺盛な草木に覆われる場所もあり、車輪部分は半分くらい土に埋もれつつあります。
調べたところ、旧日本海軍陸戦隊水陸両用戦車の特二式内火艇と呼ばれるものとのこと。
大戦の戦跡も失われつつありますが、この戦車はコロール市街の平和そのものといえるのんびりした野球場の脇にしっかりとした姿を留めています。70年前この戦車を操縦して、ここに持ってきた人たちはどうなったのかな、、、と思わずにはいられません。
椰子の木とアサヒフィールドのナイトゲーム用スタンドとともに。戦車を見てなんですが、パラオの国がいつまでもこんなのんびりとした雰囲気でありますように・・・と思ってしまいます。
野球場と戦車を見た後は、朝飯を食いに行くことに。
サッと切り替えるわけではないのですが、海の中に眠るあまつ丸やゼロ戦のインパクトを経験するとなんだか戦跡への馴れのようなものが生じている自分がちょっと怖い。
歩いていると野球場近くに副大統領府(? office of vice president)がありました。超ゆるい警備です。日本でいえば麻生副総理(2016年2月現在)のオフィスって所でしょうか。
ここは守衛どころか人自体がいない。
その脇ではヒヨコを連れたニワトリが走り回っているのが素敵。
写真を撮りたいだけだったのですが、雛が焦って走り回っていたので申し訳ないっ、、、
戦車を見た後は、妻がカフェで朝食を取りたいと言ってたので店選びは任せます。
海外のカフェで朝食。。。文字で書くと美しいですが、ここは熱帯の国、パラオ。食べに行く間にも汗が噴きだしてなんか違う気もしますが、まぁ気にしない。
妻のホットケーキ(パンケーキ?)セット。結構うまかったらしいです。
私は無難に朝食セット。卵とハムとトースト。
これらを食べ、コーヒーを飲み、そこそこ優雅に朝食を取って、ホテルに戻ります。
ホテルに戻ってからは海のアクティビティへ。 今日はパラオに行ったら、やらなきゃ行けない泥パックと見なきゃいけないクラゲの湖に行きます。
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