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スイスのお土産~三度目のスイス旅行記4~

先回のエントリーではスイスのクリスマスマーケットに紛れ込んだ話を書きました。せっかくスイスまで来たので私も何か買って行きたいところです。

ただ海外で私が買った品は持って帰ってみたら妻に酷評されるのが常なので、どうしたものか考えます。つまり現代の日本では輸入食品関係は充実しており、先進国のスタンダードな食材は日本でも売っているので、わざわざ買ってこなくて良いと言われるか、日本で売っていなさそうな現地色が強い食品は日本人の口に合わず、我が家でも封が開いたまま中途半端に放置されるか、酷評されながら無理に食べられるかのどっちかになりがちなのです。これは考えると当たり前のことで、ここまで世界が近くなっていて世界中から食品を買い集めている日本の現代社会、日本人に受けそうなものはすでに輸入されているでしょうし、そうではない物は日本人の口に合わないのでしょうね・・・。

センスがない私は、自分が気に入った小粋な雑貨を持ち帰ることも禁じられています(ただし自分への書斎への持込は除く)。なので自分が使う実用品に絞ってなにか買うか、、というようなことを思案ながらクリスマスマーケットを歩いていたのですが、マーケットは先回のエントリーでも紹介したように地元の方向け。 それに露店で売っていた野菜やクリスマスオーナメントや手作りのハムやチーズなどの面白そうなものはスーツケースに入れて持っていくのには若干難儀な感じで、購入の踏ん切りが付くものがなかなかありませんでした。

スイスっぽい実用品で自分にも縁がありそうで知っているものと言えば、、、腕時計関連とVICTORINOXのナイフくらいしか思い付かないぞ。時計は先日腕時計をプレゼントしてもらう際に迷ったMONDAINEが気になるので、このスイス限定のような気に入ったやつがあれば買おうかなと思いますが、ロレックスやオメガなどの何十万もするものはさすがに買う気(買える気)にならないぞ。VICTORINOXのほうは既に自分も一本持っているし、妻には日本で売っていたモデルをわざわざチューリッヒで日本の小売価格より高い価格で買った思い出があるし、しばらくは買わなくて良いかなと思います。

そんな頭の中ですが、今回のスイス滞在中に欲しいな、と思った実用品が一つありました。

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とあるレストランでステーキ等を食べた時の写真ですが、↑の写真に写っているナイフの切れ味が抜群なのでした。包丁のようなナイフとテーブルナイフの中間のようなもので、ステーキナイフというのでしょうか。このような刃が付いていて、かつギザギザの波刃になっているナイフは我が家にはありません。我が家は一生懸命前後にキコキコ動かさないと肉が切れないテーブルナイフしかないので、このナイフの切れ味にびっくりしましたし、力を入れないで肉が切れるので肉の断面も綺麗で、そのおかげか素晴らしく味もよかったのです。

きっとこんなナイフなら買っていったら、家庭内の私の株も上がろうというものです。しかし、残念ながらクリスマス・マーケットではこのような日常品は売っていませんでした。こうなったらスイスで絶大な影響力を誇る小売店のMIGROSで探してみます。

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このMIGROSは「M」のマークが3つの巨大なMIGROS。(Mのマークが増えるほど巨大なMIGROSらしいです)。内部にはたくさんテナントが入り、日本で言う大型ショッピングモールのような存在で、日用雑貨品も売っています。きっと日用品コーナーにあの鋭いステーキナイフを扱っているのでは、、、と思って探してみました。

で、見つけたのがコレ↓

スイス土産その1:VICTORINOX×MIGROSのステーキナイフ

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VICTORINOXのロゴが入っているそれっぽいステーキナイフ。折り畳みではないナイフも出しているんですね、VICTORINOX。パッケージの写真はピザの写真ですが、パッケージには「Pizza/Steak」と書いてありますし、肉でもOKでしょう。刃も波刃で上のレストランで使っていたものに似ています。VICTORINOXがいかにもスイスって感じなのも良いです。

パッケージをひっくり返すと、、、

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パッケージの裏にはVICTORINOXのロゴと共にMIGROSのロゴも。MIGROS限定商品なのかな?そしてMade in Switzerlandの表記も見えます。

このナイフは二本組みで、12.8スイスフランでした。カード明細を見るとこの日のMIGROSのレートは1スイスフラン=120.361円だったようで1540円ほど。一本800円弱といったところでしょうか。

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ブレードにはVICTORINOXのロゴとマーク入り。刃は12cmほど。

このナイフは日本に帰ってきて使ってみたところ、実に優れものでした。ステーキを何回か焼いて試しましたが、焼いたステーキ肉が軽い力でズバンと切れます。肉の切り口も綺麗なものです。これで一本800円弱とは。。。

妻が私が海外で買ってきたお土産を褒め讃えるのは初めてのこと。このVICTORINOX・MIGROSのステーキナイフは値段も手頃ですし、本当におすすめできる商品です。
(※)このナイフはおそらく機内持ち込みは出来ませんので、帰国時には預け荷物に入れるようにしてください。私もスーツケースに放り込んで日本に持って帰ってきました。

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ナイフのブレードはシートで保護されており、その保護シートの裏には”6.7933.12″の数字。これはモデルの番号のようで、googleでこの数字を検索するとこの商品が出てきます。が、日本語のサイトは出てこないので、この商品は日本では売られていないかもしれません。と思ったので、これを輸入して2本セットで2000円で売れば大もうけ出来そうだとほくそ笑んだのですが、残念ながらアマゾンで似たVICTORINOXのナイフが既に売られていました。

このアマゾンで売られているモデル番号(?)は”6.9001.4E”。私が買ってきたものとは少し刃の形が違います。私のナイフは刃の背側は直線状ですが、アマゾンの商品は刃側からも背側からも先端に向かって少し湾曲しています。でも、このレビュー件数の多さ、評価の高さからも、なかなか良さそうな商品です。

 

せっかくなので他にも買ったお土産を紹介します。

スイス土産その2:FREY社のチョコレート

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上述の通り食品は買ってこなくて良いと妻に言われているのですが唯一リクエストがあったのがスイスのチョコレート。特にブランド指定はなかったのですが、ジュネーブに来ているわけですし、ステットラー社の”ジュネーブの石畳”と呼ばれるチョコを探そうと思ったのですが探す時間が無い。結局MIGROSで購入したチョコになりました。でもMIGROS傘下グループのFREY社のチョコもなかなか由緒あるもののようで、今回買ったのはそのクリスマスバージョンのパッケージに包まれたチョコレート。妻は大事に食べていたようで美味しいものだったようです。

スイス土産その3:クリスマスのドア飾り(の背景素材。。。)

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MIGROSではクリスマス関係の装飾品やら関連商品が山ほど売られていました。せっかくなので新居の玄関にもクリスマスっぽい物を吊るそうと思って購入したのがコレ。古ぼけたような塗装がほどこされた麻ひも付きの星です。木製で4.9スイスフラン。made in chinaだったけれども。これを購入した理由はスーツケースの中に雑に入れても壊れることはないだろうということと、かなり地味なので、妻が何か工夫してドアにぶら下げるだろうから、私のセンスは問われないだろうということを見越してです。実際、日本で購入した小さなオーナメントを星の頭に引っ掛けて、星単体より少しクリスマスっぽくなって、我が家の玄関に吊るされていました。

 

スイス土産その4:MIGROSエコバッグ

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MIGROSでの買い物の際、レジ横においてあったこのエコバッグに目が留まりました。丈夫なビニールシートっぽい生地で作られていて、日本のエコバッグより大ぶりでたくさん入りそうです。持ち手も肩から下げられる長い持ち手と普通の手提げのように持てる短い持ち手がついている工夫も面白いので一つ購入しました。スイスの子供たちが描いた絵のデザインも好きです。2スイスフラン。これは我が家のエコバッグとして活躍しています。

 

スイス土産その5:日清カップヌードル・ビーフ味とチキン味

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MIGROSのアジア食品売り場に見慣れないカップヌードルがあったので、物は試しに購入。カップヌードルのロゴは親しんでいる日清食品のものなので、欧州の人用に合わせたものなのかな。売り場には「ビーフ味」「カレー味」「スパイシースープ味」「チキン味」の4種類。海外の食品の購入は我が家では推奨されていませんが、カップヌードルならダメージも少ないでしょうし。ビーフ味とチキン味を連れて帰ることに。

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日本に戻ってさっそくチキン味を試食。なんか微妙な味でした。いや、食べられないほどまずくはないのですが、慣れ親しんだ↓に比べると、、、調子が狂うというか。

 

日本のカップヌードルを100点とすると35点くらいですかね。ビーフ味も40点くらいかな、平均的日本人の感覚としては。

このような世界スタンダードの商品でもやっぱりその国の味覚に合わせた物を作って売っているのでしょうね。グローバル化が進んでもこの辺の統一はまだまだ出来ないのかもしれません。多分スイスの人が日本のカップヌードルを食べたら30点とかいうのでしょう。あ、あと値段も結構高くて、一つ2.3スイスフラン。300円弱です。日本の商品との味以外の差として、フォークで食べるあちらの方向けに麺が短くなっているのとロゴも微妙に違うのです。日本は「CUP NOODLE」ですが、スイスのは「CUP NOODLES」と複数形になっています。味を楽しむというより、その辺の工夫や違いを見てみる面白さで購入するのが正しいかもしれません。やっぱり食べ物系のお土産は危険な匂いがします。

そして冒頭ちらっと出たMONDAINEの時計のほうは、、、次のエントリーに譲ることにします。

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