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チューリッヒの街並みとビクトリノックス探し

帰国の飛行機まで少し時間があるのでチューリッヒの市街を歩いてみることに。

ひとつ前の記録はこちら。

スイス国鉄とトロリーバスとチューリッヒ中央駅
慌ただしい滞在を終えて、チューリッヒに戻ります。 この前の旅の記録はこちら スイス国鉄で戻るのですが時間に余裕があるので、一般のスイス人に混じって通勤用の普通列...

持ち時間は2時間弱といったところなので、慌しいです。
駅の観光案内所でパンフレットをもらって眺めてみます。駅の南にチューリッヒ湖があって歩いても手ごろな距離のようなので湖までぶらぶら行って帰ってくることにして、チューリッヒ湖に注ぐリマト川沿いに南へ向かいます。

チューリッヒ中央駅を出て、裏通り。統一された景観の街並み。さすがに美しい。
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駅前で貰ったパンフによると街を一望できる「リンデンホフの丘」があるようなので、登ってみることに。たいした高さの丘ではないようですが、明らかに上に向かっている石畳の小道を登っていく。
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丘の上は樹木が茂る小さな公園で地元の人が犬の散歩をしている穏やかな公園。
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リンデンホフの丘からの眺め。川向こうの市街が見えます。そんなに高い丘ではないので街を一望、といいうわけにはいかないですが街の雰囲気はよくわかる。高い尖塔はパンフの地図から推測するにPredigerkircheかな。kirchは多分英語のchurchのこと?
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丘を南方向に下りてチューリッヒ湖に向かいます。
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細く下る石畳の道、規則正しく建てられた建物、掲げられるスイス国旗、教会の時計と尖塔。異国情緒たっぷりです。教会はKirche St. Peter。この時計はヨーロッパの教会では最大とのこと。

教会を見たりスイスっ子たちを眺めたりしているうちにチューリッヒ湖畔に。ぶらぶら歩いても駅から30分くらいの距離でした。湖畔には日本のその類の店と雰囲気が通ずるお土産屋さんがありました。品揃えは絵葉書、赤地に白十字グッズ。とくに赤地に白十字が入ったナイフの模造品が多い。自国製品のVクトリノックスを模造しているんでしょうね。
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チューリッヒ湖畔。内陸の湖ですがかなり広い。そしてヨットが浮かんでリッチそうな雰囲気が漂っている辺り、さすが金融国際都市のチューリッヒ。
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湖畔にいたカモ。日本にいるカルガモに見た目は似ていますが、カルガモってスイスにもいるのかな?あいつらは長距離の渡りはしなさそうだし・・・。デジカメが壊れてしまい携帯電話のカメラで撮影しているので見苦しい写真で申し訳ないです。
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湖畔にあったワシと人の像。神話のガニュメーデス??逆光で顔の表情が見えませんが、よく見るとサングラスをかけている。スイス人もお茶目なことをするものです。
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リマト川の河口橋から上流の市街地方面。右側に写っているのは二本の塔が特徴的なグロスミュンスター大聖堂。
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駅のある右岸側から河口の橋を渡って左岸側を北上して駅に戻ります。
ミュンスター橋とフラウミュンスター教会。リマト川の右岸側がよく見える。
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左岸側はダウンタウンが広がっているようで、一歩路地の奥に入ってみます。
石畳のちょっとした広場には噴水、ベンチ。
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噴水も決して目を引く立派なものではないですが、雰囲気にマッチしていて素敵。清潔な水が流れているのは良い街の雰囲気になります。日本でも街中にちょっとした清流が流れている三島や飛騨古川なども素敵な街だと思います。
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あまり物欲は無いので、買い物をしまくる、、、という気はないのですが、唯一スイスで買いたかったのが、ビクトリノックスの小型ナイフ。妻へのお土産として考えていました。

私は登山用というか釣り用というか普段使いにビクトリノックスを一本持っているのですが、たまに登山や海に行きたがる妻に小型の折りたたみナイフを持たせようと思い、本場のスイスなら売っている種類も多く、オーソドックスな赤いデザイン以外にも、ちょっと変わったデザインのものがないかな、と思っていたのです。

チューリッヒに着いて何店かビクトリノックスを売っている店を見つけては入っていたのですが、残念ながら気に入るものがない。一店だけ店頭のショーウィンドウに気に入ったデザインのナイフを飾っている店があったのですが、その店は定休日なのか、開いておらず。無念。

さらに他の店にも何回か入ったのですが、どういうわけかその気に入ったデザインのものは売っていない。しかし一度気に入ったものを見つけると、やはりそれが欲しいのでそれ以外のものは買う気が起きない。他のものに妥協するか気に入ったものを探すか迷って、お店に出たり入ったりをしているうちに時間ばかり過ぎ去る・・・。

結局ダウンタウンでは見つけきれず、妥協して買うこともせずタイムアップ。到着した際に空港にもビクトリノックス屋があったように思うのでそこに賭けてみることにしてダウンタウンを後にします。

リマト川の歩行者専用橋の手すりにあった鍵。これは日本でも最近はやっている恋人同士の鍵っ。
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チューリッヒ中央駅の駅前に戻ってきました。
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堂々としたチューリッヒ中央駅の正面。なかなかの風格です。掲げられている「SBB」「CFF」「FFS」はドイツ語、フランス語、イタリア語で「スイス連邦鉄道」という意味の頭文字のようです。
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チューリッヒ中央駅正面の時計とレリーフ。スイス国鉄の時計というとモンディーンの時計をイメージしますが、中央駅正面の時計は文字盤に数字が入っております。文字盤には数字が入らないデザインが多いモンディーンの時計っぽくないような。チューリッヒ駅には待ち合わせ場所の目印であるモンディーンミーティングポイントがあります。今回は時間の都合でこのポイントの写真を撮ってませんが。。。
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(デジカメ故障中につき、携帯カメラの低画質で申し訳ないです。)
駅の中のコインロッカーで預けていた荷物を受け取ります。コインロッカーは8スイスフラン(900円くらい)でしたので値段は高い。そのせいか荷物は入れているが、鍵を閉めない人もあり、無用心といえば無用心ですが治安がいいのか。私は何かあったら嫌なので、素直に8フラン払いましたが。。。
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チューリッヒ中央駅からから空港駅に向かってスイスとお別れとなりますが、その前に買い物。チューリッヒ駅構内はとんでもなく広く、地下には地下ホーム、地下街が広がっており、中にはスーパーマーケットも入っています。変な土産を買うより地元の食材やお菓子なんかを買った方が面白いので、買い出します。買ったのはインスタント食品やらスイスワインやビール(免税の範囲内かつ日本に持ち込める範囲内です。もちろん)。

そろそろ空港に向かわないと危ない時間かな、、、と思って空港行きの列車が出るホームに向かおうとした途中、お土産屋っぽい店構えでビクトリノックスを扱っている店を見つけたので、だめもとで先ほどのデザインのものがないかとおもいながら入ってみると、気に入ったけど買えなかったデザインの小型ナイフがショーケースに!

急いで店のおばちゃんに声をかけ、怪しい英語と身振りでショーケースの中のこのデザインのものを一本欲しいということを伝えます。おばちゃん、在庫の入っているダンボールをひっくり返し始めます。いろんなデザインのナイフが入っていますが一個一個取り出してはデザインを確認している・・・。在庫管理は超適当のようです。

どうやら同デザインのものは無かったようで、最後にショーケースのディスプレーされているものを取り出してくれました。レジに持っていって精算、、、といったときに電話がかかってきてしばらく中断。何かよくわからない言語で話しています。電車の時間が迫っているのでじりじりします。電話が終わって20CHFを払う。

列車の時間が危ないので走ってスーツケースをガラガラしながらプラットホームへ。ホームの駅員のおっさんから早く乗れ、と大振りなジェスチャーとともに言われて、ゼェゼェ言いながらデッキに駆け込みます。列車はデッキにも人が立っているくらいのなかなかの混雑具合。何とか日本へ帰れそうです。

こちらがこのとき購入したビクトリノックス。カラフルな小鳥達があしらわれたデザイン。小さなナイフのほかハサミ、小マイナスドライバー(兼爪やすり)のみというシンプルで実用的なデザインが気に入りました。
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(↑日本に戻ってきてから撮影)

上に写っているのが私が持っている通常サイズのビクトリノックス(釣り仕様のアングラーモデル)。妻に買ったものは通常のサイズに比べても半分くらいの可愛いサイズ。
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(↑日本に戻ってきてから撮影)

日本に帰ってきて調べたら、これは「クラシック・リミテッド・エディション 2013」で、世界全体から募られたデザインのうち、10個が採用され製品化されたものでした。しかもスイス限定ではなく、日本でも通販で買えるようで、さらに本場のスイスより安く売っている店もあるようでジャパンマネー恐るべし。
でもこのナイフはスイスでチューリッヒ中央駅のおばちゃんとやり取りして買ってきたということに意味がある、、、と信じます。

スイスから帰国
あっという間にスイスから帰国。 この前の旅の記録はこちら。 チューリッヒ国際空港。スイス航空で成田へ。お土産のビクトリノックスは機内に持ち込めないので、預け荷物...

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