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アナログカセットテープのSONYのウォークマンを発掘して、90年代のノスタルジーに浸る

ウォークマン40周年イベントに行って、懐かしいアナログカセットテープのウォークマンを見たくなりました。

銀座のSONYのウォークマン40周年イベントを覗きにいく
先日、地下鉄に乗っていると、車内のディスプレーに何気なく映ったニュースに目を奪われました。 SONYのウォークマン発売40年の記念イベントです。 ウォークマン懐...

アナログカセットテープのウォークマンを発掘する!

私は高校生時代にお小遣いをはたいてアナログテープのウォークマンを購入しました。大学入学以降、今まで9回(+1回の単身赴任)の引越しを経ていますし、ウォークマンを使わなくなって20年くらい経っているような気がしますが、このアナログテープのウォークマンは青春時代の証のような感じで手放せず、かといって使うわけでもないので、もう10年くらいモノを見ていないような気もしますが、それでも今の家の隅っこにいるはずです。

このブログでも11年前の2008年のエントリーで取り上げており、当時で既に「懐かしい!」と一人盛り上がっていたようです↓

ウォークマンを見つけました
本日部屋の掃除をしていたらウォークマンを見つけました。いやー、懐かしい。機種はWM-GX622。カセットテープの再生はもちろん、外付けタイプのマイクを使えば録音...

この頃は娘の誕生どころかまだ結婚もしていない頃。11年の歳月を感じます。

それはそれとして、我が家の書斎や倉庫の貯蔵スペースをひっくり返してウォークマンを探すこと約5分。案外あっさりと”ヤツ”は見つかりました。10年ぶりくらいの再会です。


このフォルムを見ると「コレコレ!」という感じで思い出します。SONYのアナログカセットのウォークマン・WM-GX622です。発売は1996年の23年前!阪神淡路大震災の翌年・長野オリンピックの2年前の頃。

本体の外枠のプラ部分は擦れまくって傷だらけ。私の高校時代はどこに行くにも、もっていったような気もするので当然か。

このモデルはカセットテープの再生のほか、アナログ録音、FM/AMラジオの受信もできる多機能モデル。再生機能のみのモデルに比したら、相当お値段も高めのモデルだった気がします。それでも10代半ばの私がこのモデルを買ったのは、”分不相応だとしても欲しい物を買う、使うかわからないけどとりあえず高機能なほうを選ぶ”という性格だったのでしょう。今は丸くなったと思いますが、思い当たります。

20年以上前のウォークマンは音が出るのか?

さてこのウォークマンがまだ生きているのかを検証します。

ウォークマンの電源は電池になるのですが、当時のSONYのウォークマンたちは「ガム型電池」でが標準的な電池。ガム型電池も懐かしいです。今のヤングは見たことが無いはず。私のウォークマンもガム型電池が一緒に保管されていました。こんなものです↓

チューインガムのような形をしているのでガム型電池なのです、多分。しかしこの特殊な形の電池はもちろん放電しきって残量はゼロですし、充電器は見当たらず。充電器があったとしても20年以上前のニカド電池が今でも十分な性能を持っているとも思えない。

そこで使うのがこちら。

単三電池を電源として使う際の外付けケース。この90年代頃のウォークマンはガム型電池を内蔵バッテリーとしつつ、汎用性が高い単三電池を外付けするための”増槽”用のケースを付属品としていたのです。単三電池を本体に内蔵しようと思うと設計上余分なスペースを取るので苦肉の策といったところではないでしょうか。(もちろん単三電池を本体に入れ替え可能としたモデルもたくさんありますが。)

今回は上の写真のように単三型のエネループをこの”増槽”ケースに入れて、私のウォークマンが稼動するか試みる事にします。


ちなみに、、、eneloopの初代モデルはwikipediaによると2006年1月21日に、今はなき三洋電機からの発売。このウォークマンより10年後の発売。↑写真のeneloopはPanasonicから出ている現行品で第四世代のeneloop。これはニッケル水素電池で、1.2V・容量は1900mAh。約20年前のSONYのガム型電池はニカド電池で1.2V・600mAh。手に持って比べた感じでは、あまり両者に重さの違いは感じませんが、バッテリー技術の進展には目を見張るものがあります。

さて、増槽バッテリーを本体にネジで固定して約10年ぶりくらいにスイッチオン!

ちゃんと液晶が灯り、電源ONの証の赤いランプも点灯しました。

まともな音源が入ったアナログカセットテープが手元にないので、ラジオで音を確かめます。ラジオは問題なく起動できて、イヤホンをステレオミニジャックに挿すとクリアに音声が聞こえます。周波数を変えても、AMとFMを切り替えても問題なし。

ただずっと使っていなかったアナログカセットテープデッキ部分は機械的に作動するモーターやローラーが多く、目視でも一部部品に錆も浮いている状態で稼動は厳しいか。この辺りからは完動していたらしい2008年からの11年の歳月を感じます。


本体側面の刻字「ソニー株式会社 SONY CORP. MADE IN JAPAN」。誇らしげであります。

アナログウォークマンを見ていると思い出す記憶

このウォークマンは当時の記憶を思い出させてくれます。高校への自転車通学中、予備校に通う通勤電車、あまり用もなくローカル線の電車に乗ってほっつき歩いていた頃の空気感というか匂いというか、、、。上にも書いたとおり外に出る時はいつも持ち出だしていましたからね。

↓こういう電車の椅子に座って

↓こんな感じの旅の空気感(90年代当時の写真ではありませんが。。。)

まさに”青春18きっぷ!”という旅。ちなみに私のアナログカセットウォークマンWM-GX622が発売された1996年春の青春18きっぷのポスターは、手元の「青春18きっぷ」ポスター紀行によるとこちら。


荒木経惟氏の撮影。96年の春のポスターが荒木氏が手がけた最後の18きっぷのポスターです(2019年現在時点では)。キャッチコピーは「この春は一度だけ」。おじさんになってこの言葉が身にしみるように理解しますが、あの頃は時間が無限だと思っていたものです。

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ウォークマン本体から若干離れてしまいましたが、ノスタルジーに浸ってしまいます。

 

、、、しかしこのウォークマン関連ではまだ心残りがあり、それは先回紹介した40周年記念イベントで実機を触る時間がなかったこと。特に稼動している初代モデルに触ることが出来るというのはなかなか希少な機会なはず。それに237機のずらりとした展示に私のWM-GX622がいなかったので、これも持ち込んで237機種+1機種くらいにすべく再訪しよう思います(^^)

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