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首里城焼失にショック、、

沖縄の那覇にある首里城にて、正殿をはじめとする多くの建造物が10月31日の火災で焼失しました。この現代になす術なく、消失する首里城の姿にショックです。。

首里城は沖縄在住時代には一回も行かなかったけど、2012年に友人の結婚式が首里城近くのホテルで開催されたので、夫婦で訪れました。(あと全く記憶にはないのですが、高校の修学旅行が沖縄本島だったので、、、おそらく行ったはず。)

あの赤い印象的な姿をもう見られないのかと思うと残念です。2012年訪問時の写真を引っ張り出して眺めました。

中心的建造物の正殿。訪れた日は穏やかな11月秋晴れの日。沖縄の秋晴れは半袖でしたが。
今回の火災で燃え残った正殿前の龍柱も写っています。

正殿中央の玉座。

これも燃えてしまったのか。。。

蒔絵?の柱。

正殿内部。

この空間も燃えてしまったと思うと切ない。

正殿の中にあった国王の玉璽。ただしこの展示されていたのは複製だったはず。

↓は確か正殿隣の資料館にあった儀式の様子を再現した模型。


文化財だけではなくこのような資料も消失したのか。


国王をはじめ王族など前列や中央のあたりにいる偉い主役級・準主役級な人より、後ろのほうでじっと正座している人形たちに中間管理職的な悲哀と自分に重なる道場の思いを感じて焦点を彼らに合わせた写真。彼らも模型で何十年と座り続けていて、今回一斉に燃えてしまっていたはず。座して死を待つのは無念だったかも。


2012年当時、正殿北側はまだ整備が進められていました。

↓石垣も左側は昔の積み方。右側は新しい時代の積み方。

昔の手法にこだわることなく案外合理的に工事を進めるものなんだなと思ったものです。

守礼の門。良い秋晴れ。

この門は火災のあった正殿から遠いので無事だったはず。とはいえこの門も太平洋戦争の沖縄戦で焼失したものを再建したもので、戦争の圧倒的な破壊力。避けるに越したことはないものであるのは当然の話。

しかし今年は文化財の焼失としては4月のパリのノートルダム大聖堂の火事もありました。国が違っても自分が訪れた文化財がなくなるというのはショックです。ノートルダム大聖堂はフランスの人にとっては、日本で例えると法隆寺とか清水寺とか東大寺とか銀閣寺とかあのレベルの物でしょうし。

国や沖縄県は再建の話も出ております。しかし、再建までには長大な時間がかかりますし、今回焼失した正殿は30年ほどかけて、再建されたもの。

仮に同年かかったとして、自分が生きている間に見ることができるのか、できたとしても爺婆です。娘も今の私くらいの年になっているわけで、私より約30歳ほど年上の両親は再建首里城の姿を見ることはまず無理。そう考えると時間の重さを感じます。

もう一回行っておくべきだったなぁ。。。とやっぱり後悔、残念です。

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