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遠隔地に住む親のガラケーを格安SIM×スマホに7日間で移行させた苦労話(MNP利用で電話番号継続&住所録や写真などのデータも新スマホにコピー)

3月末頃に帰省して実家の両親と飯を食っているときに、両親から私のスマホやら格安SIMやについて、色々聞かれました。

私の両親はかれこれ20年くらいドコモのユーザーで、父はらくらくホン、母はガラケーユーザーなのです。

左が父が使っていたドコモのらくらくホンF-06F。独特のホームメニューです。右が母のガラケーN-01G。折り畳みの懐かしいフォルム。

私は2015年から格安SIMを使っていて、ことあるごとに格安SIMへの移行を勧めていたのですが、頑なに拒否られてきてまして、最近は私もあきらめていたので、父からこのような話をしてくるとは珍しい。

どうやら母が使って入りるドコモの折り畳み式の3Gのみのガラケーが遠からず使えなくなることを知った&父のドコモのらくらくホンもバッテリーが劣化し、充電完了しても電池が半日くらいしか持たなくなってきている&何より周りの知人親戚から色々言われて、格安SIM×スマートフォンを使ってみたくなったとのこと。でも作業がよくわからんのでアドバイスしてほしいとのこと。

ここにきてついに観念したようです。

先回のエントリーで書いた通り、私自身が最近IIJ mio×楽天モバイルのデュアルSIM体制に移行したばかりなので、この作業記憶が残っているうち&両親の気が変わらないうちに作業を進めることにしました。

この遠隔地に住むITリテラシーが最低レベルの高齢世代2名の携帯電話をスマホ×格安SIMに移行するのは、想像するだけで気が遠くなるようなめんどくささですが、ドコモとの契約解除手続き開始から7日目で格安SIMスマホを両親に渡すことができました。

なお、端末は各社が展開する乗り換えキャンペーンで格安に入手しましたし、通信料は二人合わせて8000円~9000円位でしたが、格安SIMスマホに移行後は二人合わせて3000円~4000円になる見込みです。

きっと両親の携帯電話・スマホ通信料を格安SIMに移行させたい方も多いと思いますので、作業のポイントや我が家の作業の流れをメモしておきます。


左のらくらくホン&ガラケーを右側のスマホに移行しました。

作業スケジュールはこんな感じでした。
 
事前準備 作業①:両親の携帯電話の使用具合や使用場所などをヒアリング
作業②:諸々の作業のため帰省することを決意
1日目 (1日目だけ実家に帰省し、両親と作業)
作業③:MNP予約番号発行手続き
作業④:IIJmioと楽天モバイルと契約手続き
作業⑤:ドコモ契約時に貯まったポイントの有効活用
     ~新スマホ用のケースやmicroSDカードを購入~
2日目 IIJmio・楽天モバイルからSIMカードと新端末が発送される
3日目  
4日目 両親がSIMカードと新端末を受け取り、旧端末とともに私の家へ発送。
5日目 夜に私が新端末と旧端末を受け取り。新端末×2台の設定開始。
作業⑥:格安SIMスマホ端末の開通手続き
作業⑦:旧端末データをスマホに移行する
作業⑧:スマホを両親用にカスタマイズ・設定する
6日目 午前で新端末の設定完了。午後に両親宛てに発送。
7日目 午後、両親が新端末を受け取り、使用開始
 
 
以下、各作業内容を順を追って紹介していきます。
 

作業①:両親の携帯電話の使用具合や使用場所などをヒアリング

まず具体的に移行作業に進む前に、、、。格安SIMといってもどこと契約するか、さらにプランやらオプションはたくさんあるので、どれを選ぶか決めるため、使用者(両親)にどんな具合に携帯電話を使っているか、新しいスマホで何がしたいかヒアリングをします。

その結果が以下のような感じ。

二人共通:通信料は二人合わせて月8000~9000円くらい。現在の電話番号は引き続き使いたい。電話帳や写真などのデータも新しい端末にコピーして入れてほしい。

電話番号は変えたくないようなのでMNP予約番号発行(携帯電話番号ポータビリティ)手続きは必須です。料金はドコモを二人で使っている割には安いかなと思いました。二人ともあまり携帯電話自体を使わないのでしょう。

父:らくらくホンでは孫の写真を送ってもらって見たりなどのインターネット使用が多い。あと山菜取りなど、山に行くことも。アプリのフリーセルが好き。音声通話はあまりしない。
母:音声通話が多く、これまでもオプションでドコモのカケホーダイに入っている。メールはそこそこ。インターネットはやらない(ガラケーですからね)。新端末では孫の写真共有サービスを使いたい。(我が家はとある写真共有サービスで日々孫の写真や動画をアップして私と妻の両親が見られるようにしているのですが、母のガラケーでは好きに見ることができなかったのです)

まぁ軽めな契約プラン×エントリークラスのAndroid機で良さそうです。なので、私と同じIIJmio×楽天モバイルのデュアルSIM体制にしておけば何とかなるでしょう。私と同じ業者と契約させておけばいろいろアドバイスもしやすいですし。

作業②:(遠隔高齢両親を格安SIMスマホ移行作業の最大のポイント!)ドコモとの解約&MNP予約番号発行手続き・格安SIM申し込みために帰省することを決意

見出しで、結局、帰省したのかー、できれば両親を遠隔操作で動かしてスマホ×格安SIMに移行する方法を知りたかった」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、少し我が家の状況を話しておきます。

私の両親は東京から新幹線+在来線で3時間くらいの地方都市に住んでいます。なので、私も当初は電話やメールで作業指示をして、遠隔で移行作業を終えようと考えました。

しかし、、、両親世代のITリテラシーの低さを舐めたらいけません。

我が家の両親は、写真をメールに添付して送ることはできますが、それ以上程度の作業はおそらく馴れていない、、、ので、格安SIMの契約(本人身分証をアップロードやクレジットカード番号の入力、端末の選び方)の作業指示をしてもできるかな、、、。

また本人たちのITリテラシーの低さもありますが、我が実家の通信機器の環境は先に掲げた父の調子の悪いらくらくホン+母のガラケーしかないので、作業内容は理解できたとしても、作業ツール面からも対応は厳しいだろうなと判断しました。

冷静に考えて、格安SIMの契約作業我が家の両親には無理だろうという結論に達しました。私もこちらからの作業指示を理解されない&進まないことにイライラしそうですし、それなら新幹線代を払っても自分が帰省して契約をサポートした方が精神衛生上良さそうかなーっと。格安SIMに乗り換えさせられば新幹線の往復代も1~2カ月で取り戻せるくらいの経費削減になるはずですし、浮いた分は孫へのお小遣いにしてもらおうと思います。

以上は我が家の例ですがITリテラシーがもっと高い高齢者の方や家でPCでネット通販に手慣れているような高齢の方だったり、ある程度面倒ごとで頼りになる若い方が近くにいるとかなら、遠隔でも十分対応できるかもしれませんね。

格安SIMスマホへの移行作業は、ITリテラシーの低い高齢者が遠隔指示で出来るかかなり怪しい。実際に行ってしまった方が作業が早くスムーズだったりする。格安SIMスマホに移られたら交通費くらいは数カ月でペイできるので、帰省も考えましょう。。。
以下、具体的な乗り換え作業の話に移ってきますが、私が実家でこの手の作業をしていた時間は、父と母の2人分を合わせて4時間くらいです。それもちょっとしたミスをしてしまいその対応も含めて、、。ネットの手続き諸々に慣れていれば本当に大したことがない簡単な作業なんですけどね。

作業③:MNP予約番号発行手続き

実家に到着し、さっそく作業に入ります。作業は基本的には私のスマホと持参したノートPCで行いました。ちょいちょい現在の契約端末からメールを送ったりなどがあるので父母のらくらくホンとガラケーも借りるのですが、、、。これらのツールではやっぱり効率的な作業は無理でした、はい。

さて、まずは電話番号を変えないで格安SIMに移るため、MNP予約番号発行手続きです。

ドコモはdアカウントがあればウェブでMNP予約番号を発行できるので楽です。ただ高齢の父がdアカウントを覚えているわけもないだろうから、ドコモに電話してもらって、MNP予約番号取得か、、、と思っていたのですが、
何かのチラシの裏に父の直筆手書きのメモでdアカウントとパスワードが残ってっていました。

私の作業開始直後、父が何かガサガサしていたと思ったら、大量の契約関係の書類を持ってきましてその中にありました。さすがアナログ世代。これ本人以外は絶対見つけられないですね。ある意味、情報漏洩しにくい保管方法、とは思うのですが。。。(^^;

父の電話番号のMNP予約番号発行はwebで手続きができたのですが、母の電話番号のdアカウントは分からなかったので、ドコモに電話してオペレーターの方にMNP予約番号を発行してもらいました。オペレーターにつながるまで数分程度待たされたので、やっぱりwebで発行できるならそちらが楽ですね。

作業④:楽天モバイルとIIJmioと契約手続き

MNP予約番号を手に入れたら、格安SIMの契約手続きへ。

上に書いたとおり、父も母もIIJmio×楽天モバイルのデュアルSIMへ移行させるつもりでおり、端末はIIJmioの以下キャンペーンを利用して安く購入しようと計画しました。

しかしここにきて、トラブル、、というほどではないのですが問題が。

父と母の電話は、両方とも名義は父で、父が2回線契約していることになっていました。母は専業主婦でガラケーを契約したころは、まだ父が現役だったのでそんな契約形態にしたのかな。
この契約形態の話は結構重要で、がどのような影響があるかというと、、、

IIJmioの他社からの乗り換えでスマホが安く買えるキャンペーンは「1契約者様(mioID)あたり1台まで」とさせていただきます。」と公式サイトにあるのです。MNP番号は契約者に紐づけられているため、父が使っている1回線目に適用されると、2回線目(実質母が使っている)は端末格安購入キャンペーン対象外になるのです。

楽天モバイルの”データ通信量1GB以下は無料”も一回線目のみ!

楽天モバイル公式サイトから引用)

上が楽天モバイルの料金表ですが、青枠で囲んだ所に注釈があります。父の1回線目に適用されると2回線目(実質母が使っている)は最低でも月980円/月が掛かるわけです。

両親二人を格安SIMに移行させる時は回線の名義に注意。同一名義だとキャンペーンや格安プランが適用させれるのは1回線目のみの場合がある。
父名義の2回線目で実質母が使っている回線を母名義に変更する手もあるのですが、名義変更をするとなるとドコモショップに行って名義変更をして、そのあとMNP予約番号を再発行、、とかなり、めんどくさそうな臭いがしました。今回はあくまで両親をスマホ×格安SIMに移行させることを最優先にすることにして、デュアルSIMはとりやめ、一人を楽天モバイルと、もう一人をIIJmioと契約させることにします。
上述した携帯電話の使用状況のヒアリング内容から、
母(音声通話が多く、あまりネットを使わない)は楽天モバイルに(音声通話が無料で、1GB以下だと通信料が無料↓のとおり。たださすがに1GB以下ということはないので、1,078円/月か2,178円/月になるでしょう、おそらく。
父(比較的ネットを使う、音声通話はあまり使わない、山に行ったりすることもあり)はIIJmioのドコモ回線使用にすることにしました。プランは音声・データ通信SIMの月4GB(月990円)プラン。これに父の希望で10分までの通話が無料になるオプションを追加(月700円)しました。合計1760円/月。
二人合わせて月8000~9000円の携帯電話料金が2500~4000円程度になる見込みです!
方針が決まればひたすら作業です。私のスマホから楽天モバイルとIIJmioのサイトにアクセスし、ユーザーID作ったり、契約情報を打ち込んだり、本人確認書類(運転免許証)をアップロードしたり、クレジットカードの番号を登録したりなどです。
特に面倒な作業ではなく、入力は私が行って、両親たちに確認してもらって、情報をアップしていくのですが、一点ミスをしてしましまして、所要時間が余計にかかっていました。
具体的には氏名をローマ字で打ち込む箇所で父の名前を入力するべきものを、いつもの癖で自分の名前を入れて情報を送信してしまったのです。当然、父の本人確認書類と内容は違うので、エラーが返ってきます。この修正作業に、オペレーターの方とチャットでやり取りするなど、かなり面倒なことになってしまい、+1時間くらい作業時間が伸びてしまいました。。。
契約情報は慎重に入力。ミスがあると修正に手間がかかり、契約作業が進まないことも。
それでも無事契約作業は追えることができてできて、楽天モバイルからもIIJmioからも”契約ありがとー!数日で端末とSIMカードを発送するよー!”という意味のメッセージが来たときはほっとしました。
あとは実家でやることは、父と酒を飲んだり、母の飯を食ったりするだけです。

スマホ端末は父も母もSHARPのAQUOS sense6に

父と母が使用するスマホ端末は父も母もSHARPのAQUOS sense6にしました。父がで母がライトカッパー(オレンジというかピンクというか)です。

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同じモデルにしたのは、操作方法が同じなので、2人で教え合いやすそうというのと、私もヘルプを求められたときにややこしくないから。

SHARPにしたのは、台湾メーカーの子会社になったとはいえ、高齢世代には知名度が高いわりに安いモデルを出してくれているので。うちの両親は海外メーカーはあまり好きそうではないですし。

sense6は、私が使っている同じSHARPのAQUOS wishの上位モデルです。

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この両親のスマホを契約していた頃は私の手元にwishが届いていない時で、wishがどれほど使い物になるのかわからなかったので、これより高機能なsense6を選んだのでした。

今はwishが手元に来て、いろいろ触ってわかったのですが、両親もwishで十分だったかな。

父が契約するIIJmioでは、他社からの乗り換えすると端末格安になる以下キャンペーンを展開しているので、これを適用してかなり格安で端末(SHARP AQUOS sense6)を手に入れました。

母端末の楽天モバイルでも、他社からの乗り換えキャンペーンをやっているので、そこそこ安い価格で端末を手にすることができました。

作業⑤:ドコモ契約時に貯まったポイントの有効活用~新スマホ用のケースやmicroSDカードを購入~

これは格安SIM乗り換えとは直接関係する話ではないのですが、父と母は長年のドコモユーザーだったので、dポイントがかなり貯まっていましたまた期限切れが迫っているポイントもかなり多く、これを眠らせて、失効させるのももったいない。なので新しいスマホのカバーや大容量のmicroSDXCカードをdマーケット(ドコモの通販サイト。1dポイント=1円で使用可能)で買ってもらいました。

それでもまだまだ余りがあったので、今回の作業の手間・交通費分として、私が欲しかった双眼鏡もdポイントで買ってもらいました。

年金暮らしの両親から、交通費などのかかった費用を現金で貰うのも気が引けたので、これは双方にとって良いdポイントの消費方法だった気がします。

大手キャリア契約時に貯まったポイントは使い果たしてしまいましょう。

作業⑥:格安SIMスマホ端末の開通手続き

申し込みが終わり、楽天モバイルからもIIJmioからも無事に端末が発送された、両方とも申し込み後2~3日で実家に新端末が届いたようです。速い!

さて端末が届いたといっても、箱を開けたらすぐに使えるわけではないのが、スマホ。SIMカードやmicroSDXCカードを入れるといった物理的作業の他、MNPの転入手続、新端末の開通(切り替え)、Android端末なのでgoogleアカウントの設定やアプリのダウンロード・使用登録、旧端末からのデータ移行をしなければなりません。

これも高齢両親にはおそらく無理な作業で、任せたら使用できる前にスマホをぶん投げそうです。

よってこの作業もこちらが引き受けることになるのですが、この開通作業や端末のカスタマイズはMNP予約番号の発行や契約手続きと違って、本人たちにやらせる必要はありません(申し込みが済んでいるので、放っておいてもいずれ自動的に新端末の契約は開始され、旧端末は使えなくなります。)

旧端末から新端末への切り替え作業について、切り替えて即日、本人たちに新端末を持たせるなら、再度帰省して作業することになりますが、我が家の場合は両親が何日かスマホが使えないのは受容し、新端末(と移行元データが入っている旧端末)を我が家に郵送してもらい、こちらで設定作業をしたら送り返す、ということで対応しました。

父からの荷物には新旧端末の他、娘の新しい服やせんべいなどのお菓子が入っているのがおじいちゃんからの荷物って感じです。

荷物の送受の時間がかかりますが、作業者である私は手慣れた自宅のWi-Fi環境やパソコンを用いて作業ができたので、良かったと思っております。

なお上に書いたdマーケットで購入したmicroSDXCカードやスマホのケースは最初から配送先を我が家に指定しております。

開通作業は、帰省しなくても、本体の宅配便などのやりとりでも対応可能。設定者側は手慣れた環境で作業ができるのもメリット。

端末を取り出し、さっそく開通作業などを行います。といっても、楽天やIIJmioのMNP転入手続きを行って、端末本体に新しいSIMカードを入れて、microSDXCカードを入れるだけの数分の作業です。

本体側面のスロットにSIMカードとmicroSDXCカードを入れる。作業自体は数分で終わるようなものなのですが、高齢の両親には厳しかったかな?

あとは本体を立ち上げ、我が家のWi-Fiにつなぎ、Googleアカウントなどの設定をして、ひとまずちゃんと開通して通話ができることやネットに接続可能ことを確認します。

作業⑦:旧端末データをスマホに移行する

旧端末データの新端末への引っ越しですね。これをしなくてもスマホ自体は動くのですが、父母がこれまで撮ったりダウンロードしてきたデータがゼロになるのも忍びないですね。孫や畑の作物の写真などたくさんありました。

新しいAdroidスマホは旧端末と新端末を直接ケーブルで接続して、データ移行ができますが、父のらくらくホンや母のガラケーはこの機能は使えずでした。

そこで

①旧端末を立ち上げmicroSDカードにデータをコピー

②microSDカードから私のPCにデータをコピー

③私のPC上で新しいmicroSDXCカードにデータをコピー

④microSDXCカードを新しいスマホ端末に入れる

という流れで、無事にデータを新スマホに移行できました。これは自宅PCを使えたので大した作業ではありませんでしたが、自分のPCがなければ何気に面倒な作業になった気もします。

作業⑧:スマホを両親用にカスタマイズ・設定する(無料通話用のアプリやセキュリティ・個人情報設定には注意)

長かった移行作業も最終ステージ。立ち上がったスマホを両親用にカスタマイズしておきます。両親が自分たちで使いやすい設定に変更するのは無理ですし、Googleで検索すればあっという間に解決することでも、そもそもgoogleで検索するというところまでたどり着けない恐れもあるのが、両親世代。
ややこしいことや面倒なことを後から聞かれないためにも、この辺の作りこみは非常に大切です

次に対面で会ったときにいろいろ教えるとして、それまでの仮設定です。私が気を付けたポイントは以下の辺りです。

文字の入力は携帯電話と同じトグル入力形式にしておく!

これが最重要です。特に母はガラケーから移行なので、入力はガラケーと同じ、トグル入力(「か」を3回押すと「く」になるあの入力形式)にしておきます。おそらくフリック入力やPCと同じフルキー入力(QWERTY入力)をデフォルトにしておくと対応できませんし、変更方法にたどり着けません。

とりあえず文字は最大サイズにしておく

老眼なので、スマホの文字表示は最大サイズにしておきました。さすがに大きすぎると思うので次会う時に設定を変更してあげようと思います。

無料通話アプリをトップの見えやすいところに置いておく

楽天モバイルの無料通話はRakuten Linkアプリ経由で電話する必要があるため、このアプリを見やすいところに置いておきました。IIJmioでもみおフォンアプリを同様に見えやすいところに置いておきました。特にデフォルトの電話アプリを使って電話をかけると料金が発生するので、デフォルト電話アプリは最初から無かったことにしておくのが重要です。

必要なアプリをインストールしておく

Google Playで必要なアプリをインストール、、、すらハードルが高いはず。なので、必要なアプリをインストールしておきます。といっても、我が家の場合、追加では”LINE”と孫の動画・写真を共有サービスのアプリだけでした。インストールとともに、アカウント設定をしておきます。

余計なアプリは削除(アンインストール)・できなければ無効化しておく

父母が絶対使わなさそうな余計なアプリは削除しておきます。Android関係はGoogle関係の物が多くあるので、アンインストールか無効化しておきます。(我が家の場合、ChromeとGmail以外のgoogle関係のアプリは消すか無効化しました。)

あと楽天モバイル端末は楽天関係も多く、楽天モバイルの無料通話アプリの「Link」と通信量や料金が分かる「my 楽天モバイル」以外は削除しました。楽天証券とか絶対に使わないだろうなと・・・。

トップ画面に余計なアプリを置いておかない

トップ画面に普段使わないアプリを見えやすいところに置いておくと、おそらく無意識にいじって混乱してしまうと思うので、シンプルに整理します。

我が家の場合、両親のスマホのトップに置いたのは「無料電話アプリ(楽天LINK or みおふぉんアプリ)」「Gmail」「Chrome」「LINE」「カメラ」「(撮った写真を見るための)Googleフォト」「連絡帳」「孫の写真共有サービスのアプリ」のみのシンプル設計にしました。

Googleアカウントのセキュリティも確認しておく

デフォルトのままだといろいろな情報を集計されたりしますので、不要なものはチェックを外します。子ども用スマホ並みに縛りをかけておきます。

とりあえずGPS機能も切っておく

とりあえずGPSも切っておきました。カメラの設定で写真に位置情報を記録しない設定にしておくのも忘れずに。

GPSは便利でもあるので、次に会った時に機能の概要は教えて必要に応じて地図くらいは使えるようにしようと思います。

写真や動画の保存先はmicroSDXCカードを指定しておく

撮影した動画や写真の保存先は本体のメモリではなくmicroSDXCカードに。デフォルトのままだと本体メモリに保存されて、容量を圧迫すると思いますので。。。。

画面ロックは解除しておく(次に会う時まで・・・)

これはセキュリティ上、大いに問題ありだと思いますが、画面ロックもオフにしておきました。設定したスマホを送り返して、スマホをオンにして画面ロックがかかっているとそこで止まってしまう可能性大なので。。。次に会ったら画面ロックはオンにして、セキュリティの解除の仕方を仕込もうと思います。

これで作業は終了!

あとは両親に開通した新スマホと思い出深い旧端末を送り返します。送り返す荷物に、スマホの電源の入れ方やメールや電話はどのアプリを使うかなどの最低限の手順を書いた手書きメモを入れておきます。

スマホを受け取って、電話にも出られたので、何とかなっているようです。いろいろいじっているようで変なLINEとか送ってきたり、母の友人のグループLINEに私を加えたりとかよくわからないことをしていますが、まぁご愛敬でしょう。

あとは対面で会った時に細かい設定などはしてあげようと思います。

作業行程の振り返り

上にも書きましたが、作業スケジュールはこんな感じでした。思ったよりスムーズに行ったなという印象です。
 
 
事前準備 作業①:両親の携帯電話の使用具合や使用場所などをヒアリング
作業②:諸々の作業のため帰省することを決意
1日目 (1日目だけ実家に帰省し、両親と作業)
作業③:MNP予約番号発行手続き
作業④:IIJmioと楽天モバイルと契約手続き
作業⑤:ドコモ契約時に貯まったポイントの有効活用
     ~新スマホ用のケースやmicroSDカードを購入~
2日目 IIJmio・楽天モバイルからSIMカードと新端末が発送される
3日目  
4日目 両親がSIMカードと新端末を受け取り、旧端末とともに私の家へ発送。
5日目 夜に私が新端末と旧端末を受け取り。新端末×2台の設定開始。
作業⑥:格安SIMスマホ端末の開通手続き
作業⑦:旧端末データをスマホに移行する
作業⑧:スマホを両親用にカスタマイズ・設定する
6日目 午前で新端末の設定完了。午後に両親宛てに発送。
7日目 午後、両親が新端末を受け取り、使用開始
 
 

最後のまとめ~どのくらい通信代が削減できたか?~

長々と書いてきましたが、以上のような流れで高齢両親のガラケーとらくらくホンを7日間で格安SIMスマホに移行させました

左(父のらくらくホンと母のガラケー)→右(スマホ・IIJmioと楽天モバイル)

この努力でどの程度通信費が下がったか、効果の検証です。

携帯電話の通信料金は格安SIM乗り換え前(父も母もドコモと契約。カケホーダイなどのオプションを入れて毎月2人の合計で8000~9000円でした。

↓↓↓↓

格安SIM乗り換え後は

父:1670円IIJmio:ギガプラン(4GB)(990円)+オプション:(みおふぉんダイアル通話定額10分+(700円)))

母:1078円 or 2178円楽天モバイル:データ通信3GB以下なら1078円、20GB以下なら2178円)

毎月2人の合計で2748円 or 3848円になる見込みです。

苦労の甲斐あって1/3~半額以下になりそうです。スマホ端末も各社乗り換え値引きキャンペーンをやっているので、相当格安で手に入りましたし、大満足です。浮いたお金で孫になんか買ってもらおうと思います(^^)

↓↓私の父が毎月1670円で契約している格安SIMのIIJmio。他社からの乗り換えは端末大幅値引きキャンペーンもやっています↓↓

↓↓私の母が毎月1078円or 2178円くらい(※通信量で料金が異なる)で契約した楽天モバイル。通話料が無料なので音声通話を多く使うお母ちゃんにおすすめです↓↓

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