※本記事は2023年7月10日くらいに書き始めたものの、仕事が忙しくなり7月下旬まで放置→7月31日に加筆して、公開したものです。
2023年7月上旬からTwitterのアクセス制限・閲覧制限、青い鳥アイコン→Xアイコンになるなどの「X化」が大きなニュースになっています。
アクセス制限に関してはアカウントの種類に応じて一時的に閲覧回数の制限を設けているそうで、不正なデータ収集などインターネット上の不正な行為の急増に対応するためとの説明ですが。。。
「Twitter」→「X」化については、個人的にはアイコンは青い鳥のほうが見慣れているし、わざわざ変えなくても良いんじゃね?と思いますが、そのうち見慣れるのかな。また近い将来、サービス名も「Twitter」ではなくなるんでしょうかね。
現在の「Twitter」以上のサービスを「X」になることで提供するならば、徐々に批判的な意見も収まるような気がしますが、必ずしもサービス内容も改善されているわけでもないところがまた批判を受けるツボになるような気もします。
このサイトでもtwitterのアクセス制限の影響が。。。
これらの動きに実はこのサイトも影響を受けていて、ウェブサイト上にTwitterタイムライン表示を埋め込んでいたのですが、7月上旬からこれが正常に表示されない状態になりました。
PCで見ると本記事部分の右側に↓のようにTwitterの投稿が表示される(スマホ・タブレット閲覧だと本文の下かな。)設定にしてあるのですが、これが表示されなくなっております。
”通知は届いていません”と表示されていますが、私のTwitterアカウントを開いていただくとアザラシ写真とかがだらっと出てきます。
7月の上旬の規制開始以降、何日か様子を見ていたのですが、正常表示されないままなので、このTwitterをサイトに埋め込むウィジェットはひとまず取っ払うことにしました。おそらく外部サービスからの直接的な読み込みを制限をかけているのでしょうね。
※2023年7月30日付記:私のサイトからTwitterのタイムラインが読み込めるようになっていましたのでTwitterウィジェットは復活させました。しかし今度はやたら過去のTweetも表示されるようになってしまった。隙あらば細かい設定をいじろうと思います。
SNSはサービス提供者側の事情で、これまで蓄積した情報が吹き飛ぶ怖さを改めて思い知らされる
このTwitterをめぐる混乱を見て、改めてSNSに情報を蓄積させるリスクを感じました。SNSの情報はその運営者、会社の方針によって、いかようにでもされるので、最悪情報の蓄積がゼロになっても文句を言えない。
私みたいな個人なら大した影響はありませんが、会社などの組織や研究者、クリエイターなどがSNSに投稿したテキストや画像データなどが見られなくなるとしたら、非常に大きな損失、問題になることは容易に想像できます。
幸いこれまでのSNS運営会社はそのような混乱なく運営してきていましたが、今回のTwitterでそのようなリスクが顕在化したように思います。今回はTwitterでしたがMetaのfacebook、Instagram、新しいサービスのThreadsにしろ、他のSNSにしろ、同じように今後サービス提供者側によるアクセス制限だったり、機能変更で使い勝手が悪くなったり、究極サービス終了だったりもありうるわけです。
2010年くらいからのSNSの発展により、手軽なフォーマット乗っかって、だれでも手軽にできるようになった分、これらのサービスの影響力、依存が格段に増しているように感じます。災害時の情報拡散(デマの拡散も早いけど)、救急救命時の貢献を考えると、もはやインフラと言ってもいいくらい。
一方で、一企業のサービスなので利益を出す必要があり、当初は高機能を無料サービスと謳って、人を集めて普及してきた頃に、諸々の無料サービスを有料化したり、うざいほどの広告を挟むなどするのも戦略もわからなくもないです。また、今回のような買収によって運営方針が変わってしまう、それによって今まで提供されてきたサービスがなくなることもわかりました。そのような生殺与奪の権を握るSNSを支配する会社の怖さを改めて認識する次第です。
情報を残すという意味ではブログや個人サイトの価値も改めて認識する
私のTwitterアカウントは2015年にアカウントを作ったぽい(断定しないのは自分でも記憶が無いんですよね、Twitterアカウントをいつ作ったか。。。)のですが、Twitterは今現在の情報発信に特化している分、過去の情報の体系的な保存や検索は行いにくい。なので私はアカウントを作ったものの、”これは情報の蓄積や後からの検索には向かないツールだな・・・”と思いまして、その後7年くらいほぼ放置していました。今はちょいちょいつぶやいて、手軽さ、リアルタイムでアザラシの情報などが見える便利さ・面白さなども理解しておりますが、基本的にこれまでの積み重ねが消されたりアカウント凍結の憂き目にあってもそれほど痛くない内容しか投稿していません。
一方でこのサイト「海獣記」はwordpressで作られております。
私が借りているサーバー上に私が文字やテキストのデータをアップしていて、そこに皆さんがインターネットを介してアクセスしている、、、という構図なので、基本的に私のサーバーレンタル料の支払いが滞らない&借りているサーバー会社がつぶれでもしない限り、生き続けるはず。データも数日に一回自動的にバックアップしてますので、サーバー会社が死んでも別サーバーを借りる手もあり、いきなりゼロに帰してしまうことはないと思います。wordpress自体がどこかに買収されて有料化されたり、支配を受けたりする可能性は、、、ゼロではないですが、限りなく低いと思っております。
そして、webサイトは一つの情報発信をするコンテンツに文字数制限もないですし、写真や動画もSNSよりは自由度高く発信もできます。レイアウトなどもSNSより自由にできる。情報の検索、過去の投稿と関連付けるのもSNSより圧倒的にやりやすい。
自サイトは管理するめんどくささ、また立ち上げのとっつきにくさを考えると万人向けではないかもですが、このTwitter→X化の混乱を見ると、私はSNSより自由で、縛られることが少ないウェブサイトも続けていきたいな、改めて思いました。
インターネット黎明期の頃のように個人サイトだらけ、、、のような時代が来ることは二度とないと思いますが、もっとSNS以外の発信も増えると面白くなるかなと思ったりもしますが、これはおっさんの夢でおわるんだろうな。。。SNSはとにかく過去の情報を発掘しにくいのが非常にもったいないように思うので、せめてこの辺り何とかなることを切に願います。情報を消費して次から次に新しいものに移るような仕組みがSNSなのかもしれないけども。。。
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