夜中に登りだした富士登山。
無事に吉田口の頂上に着いたものの、頂上に着く前後から、足が重くザックも非常に重く感じだしていました。この時は高山病かと思ったのですが、今思えば明らかにエネルギー切れ(いわゆるシャリバテ)でした。考えてみれば、朝の3時から空気の薄い中ひたすら、登りつづけ、その間に食べたのは東洋館のお弁当の小さなお稲荷さん4つと、タブレット菓子数個のみ。そりゃ動かなくなるわな、、、というもんです。富士山では高山病だけでは無く通常の登山で気を付ける水切れやシャリバテにも気を付けましょう。。。
写真はお土産屋さんが居並ぶ吉田口頂上の集落。
この時はそんなことに気付かず、吉田口頂上→富士宮口頂上にコースタイムの二倍くらいの時間をかけ、ばてばてで到達。富士山頂郵便局から残暑見舞いを出したところで、力尽きました。
写真は日本の郵便局の中で最高地点に位置する富士山頂郵便局。ハガキを出す人がひっきりなしに訪れておりました。
昼飯前に剣ヶ峰に登りたかったのですが、郵便局裏手の剣ヶ峰が見える広場で昼食の大休憩です。目の前の剣ヶ峰に登るのしんどそうだなぁと思いながら飯の用意です。
まずはお湯を沸かします。そして富士山に登ったらやってみたかったことが一つあります。それは富士山は標高が高く、気圧が低いため、水が低温(88℃くらい)で沸騰するという知識は持っていますが、この知識は真実なのか、という検証です。
実はこれを確かめるために温度計を持参し、温度計本体(33グラム)を富士山頂郵便局裏手の3750m位まで担ぎ上げてきたのです。
早速お湯を沸かして、沸騰したお湯の水温を測ったら、、、
ちゃんと88度前後。感無量です。
ちなみに外気にさらして測るとこのくらい。
おもいっきり日なたで測っており、太陽光の影響でかなり高い温度です。風もほとんど無かったですし。
昼飯は、富士山と言えばやっぱりカップヌードル、ということで、これも持参してあります。カップヌードルは88度のお湯でも普通にうまかったです。ちょっとぬるいといえばぬるいですが、誤差の範囲。あと富士山頂の有名な高級カップヌードルは吉田口山頂で700円で売っていました。
剣ヶ峰をバックにカップヌードル。
カップヌードルの他、持参したカレーせんやナッツ、チョコなどを食べて、さらにコーヒーを入れて大休憩。剣ヶ峰を目前にしてあせっても仕方ありません。
いよいよ剣が峰の日本最高点を目指します。
(続く)
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